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いま、パレスチナ/イスラエルをめぐる問題は、直視することも放棄したくなるほどの惨状にある。パレスチナのガザ地区はイスラエルの建設したフェンスで封鎖され、物流も制限された巨大監獄と化し、パレスチナ人のデモには日常的にイスラエル軍スナイパーによる容赦ない狙撃が加えられ、東エルサレムでは理不尽な家屋破壊が遂行されている。そして、イスラエル社会内部にも国際社会にも、それを止めようとする動きは少ない。このような暴力を対岸の出来事として見るのではなく、パレスチナ/イスラエルを、日本も含む近現代世界史の文脈のなかで論じ、またそれをとおして世界と日本を問いなおすことが、いま求められている。第1部 国家主権とディアスポラ思想(ディアスポラと本来性―近代的時空間の編制と国民/非国民;バイナショナリズムの思想史的意義―国家主権の行方;オルタナティヴな公共性に向けて―ディアスポラの力を結集する)第2部 パレスチナ/イスラエルの表象分析(パレスチナ/イスラエルにおける記憶の抗争―サボテンをめぐる表象;パレスチナ/イスラエルの「壁」は何を分断しているのか―民族と国家の形を示す五つのドキュメンタリー映像;パレスチナ/イスラエルにおける暴力とテロリズム)第3部 歴史認識(イスラエルの占領政策におけるガザ地区の役割とサラ・ロイの仕事;ポスト・シオニズムとポスト・オリエンタリズムの歴史的課題;イラン・パペのシオニズム批判と歴史認識論争)いま、パレスチナ/イスラエルをめぐる問題は、直視することも放棄したくなるほどの惨状にある。パレスチナのガザ地区はイスラエルの建設したフェンスで封鎖され、物流も制限された巨大監獄と化し、パレスチナ人のデモには日常的にイスラエル軍スナイパーによる容赦ない狙撃が加えられ、東エルサレムで   Honya Club.com


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地図で読み解く現代の世界事情。世界各地の変化や実態を地図上に可視化する!第1章 アジアを地図化する第2章 アフリカを地図化する第3章 ヨーロッパを地図化する第4章 北アメリカを地図化する第5章 南アメリカを地図化する第6章 オセアニアを地図化する世界事情を地図に表した本。現代は世界中の様々な分野の統計資料やデータが溢れています。しかし数値を眺めるだけでは、なかなかそのデータが意味することを理解するのは困難です。そこでそれらのデータを地図やグラフに起こしてみると、複雑な状況がより明瞭に理解でき、意外な一面も見えてきます。本書では、アジア・ヨーロッパ・南北アメリカ・オセアニアのそれぞれの地域や国が抱える問題や変わりつつある事柄を地図上に可視化して、その実態を解説していきます。「聖地・メッカの入場制限」「アフリカの携帯電話事情」「イギリスのワイナリー」「多国籍化するアメリカ車」など、世界各地の動きを視覚的に理解できる一冊となっています。第1章 アジアを地図化する・ つながる「両岸」―台湾と中国本土の交通の変化・ アジア貿易の要―存在感を高める沖縄の物流拠点・ プランテーションと森林転換―ゴムとパームヤシの森・ 「緑の革命」の光と影―" 奇跡の米" の普及とその後・ 統計地図で見るインド―経済成長と深刻化する地域格差・ 聖地・メッカの入場制限―巡礼者増と安全の両立に向けて第2章 アフリカを地図化する・ アフリカの電源―有望視される大地溝帯の地熱発電・ アフリカの携帯電話事情―電力よりも普及率が高いのはなぜか?・ 「飢えるアフリカ」からの脱却―米が支える農村の未来・ アフリカの「豊かな」国々―抜け出せない「天然資源の罠」・ チャイナパワー in アフリカ―数は力なり・ 「内陸国の罠」を克服せよ―発展のアキレ   Honya Club.com