ドレイクは、なぜ女王からナイトの称号を得たのか?新大陸・大西洋世界の植民競争、重商主義の貿易抗争、そして戦争。軍人・政治家・商人たちの野望が渦巻く中、イギリスがスペイン等を押しのけて海洋帝国を築くために、"海賊"のグローバルな"活躍"が不可欠だった!海の上の掠奪と交易が歴史を転回させた四百年を、ダイナミックかつ緻密に描く!序章 海洋と掠奪第1章 掠奪者たち、大西洋に乗り出す―中世後期からエリザベス期の掠奪行為第2章 同期する掠奪―ジェイムズ一世期の海賊とバッカニア第3章 グローバル化する掠奪―紅海者の活動第4章 海賊たちの黄昏第5章 私掠者と掠奪第6章 海軍と掠奪第7章 自由貿易思想の興隆と私掠の廃止終章 第一次世界大戦の勃発とパリ宣言体制の崩壊イギリスは貿易と戦争、そして「掠奪」で世界の海を制したのだった! 最強の海洋帝国と荒くれ者たちが動かした歴史を描く驚異的論考! 注目の若手研究者が、大きな歴史のうねりと、海の男たちの苦闘とを多層的に、鮮やかに描き出す。大海原の波濤の向こうに、誰も知らない世界史があった!イギリスは貿易と戦争、そして「掠奪」で世界の海を制したのだった! 最強の海洋帝国と荒くれ者たちが動かした歴史を描く驚異的論考。暴れまわる掠奪者たちを、法という鎖で縛り猟犬として飼い慣らしたイギリス政府は、新大陸・大西洋世界への進出競争や重商主義による貿易抗争を、「管理統制された掠奪」によって有利に進めんとした。海が世界史を転回させる舞台となった16世紀から、自由貿易が重商主義にとってかわる19世紀まで、軍人、海賊、政治家、商人たちの野望うずまく歴史のダイナミズムを活写する。スペインの船や植民地を荒らしまわる「掠奪世界周航」をやってのけナイトの称号を得たフランシス・ドレイク、
Honya Club.com