二条城へと向かった空前絶後のパレード「寛永行幸」から四百年。いま、日本の美意識の源をクリエイティブな画期「寛永」に探る。プロローグ 寛永は日本文化の故郷―京都・二条城に生まれた物語を知る(寛永文化を花開かせた人々(人物関係図);寛永文化のキーパーソンたち)第1章 寛永行幸への日々―進められた綿密な計画(寛永の大改修 天皇を迎えるにふさわしい城へ―饗宴の成功装置をつくる;饗宴の成功装置1 城郭―究極の「城郭」完成 ほか)第2章 寛永行幸―二条城が煌めく五日間(歴史を画したみゆき 二条城行幸―五日間の饗応;一日目 行列―世にも華麗な天皇と将軍のパレード ほか)第3章 寛永文化とその継承―広がり・交わり・リバイバル(茶の道―近世的茶道への展開;華―立花の大成と生花の発展 ほか)エピローグ 寛永の薫り漂う二条城と京都めぐり(伝統を守り伝える―寛永の美を継ぐ担い手たち。その使命と想い;生きた「あの日の二条城」を体感する―「Living History in京都・二条城」の取り組み ほか)二条城へと向かった空前絶後のパレード「寛永行幸」から四百年。いま、日本の美意識の源ルーツをクリエイティブな画期「寛永」に探る。千年の都・京都。江戸時代の京都は出版文化の発祥の地であり、陶磁器や染織などの技術、産業の振興はめざましく、日本人の教養を高めた新しい文化芸術の展開も数多くみられました。なかでも寛永の時代は、「日本の文化の故郷」とも呼ばれるほど、多くの文化人が活躍した時代です。後水尾天皇、徳川秀忠・家光、東福門院和子(まさこ)、小堀遠州、狩野探幽、野々村仁清、松花堂昭乗、俵屋宗達、本阿弥光悦、池坊専好…。茶の湯、書画、いけばな、数寄屋建築、やきもの、小袖、出版など、多様な分野に綺羅星のごとく現れた
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