合戦の舞台を、歴史小説家がひた走る!「手柄は足にあり」というのは上杉謙信の言葉だが、戦国時代の人々はとにかく歩き、走ることで戦いの中を生き延びた。戦国武将たちが駆け抜けた戦いの道を、歴史小説家が実際に走り、武将達の苦難を追体験する。彼らは何を思い、そして願いながら、戦場を走ったのか?合戦の現場を足で辿ることで、文献史料を読むだけでは分からない、武将と戦いの実像が見えてくる!?第1章 大坂夏の陣(実は幻なのか?信繁による家康本陣突撃;やっぱり真田は凄かった ほか)第2章 本能寺の変(報告上手な冷血漢、光秀;武士の美学 ほか)第3章 石山合戦(ツーといってドン;軍隊はなぜ真っすぐ進めなかったのか ほか)第4章 桶狭間の戦い(奇跡のジャイアントキリング、桶狭間;開けっ広げな清洲の町 ほか)第5章 川中島の合戦(うどんと鮭を巡る戦い?;川中島の名の由来 ほか)合戦の舞台を、歴史小説家がひた走る!「手柄は足にあり」という上杉謙信の言葉の通り、戦国時代を生きた人々はとにかく歩き、そして走った。戦国武将たちが駆け抜けた戦いの道を、歴史小説家が実際に走り、武将達の苦難を追体験する。彼らは何を思い、そして願いながら、戦場をひた走ったのか? 合戦の現場を足で辿ることで、文献史料を読むだけでは分からない、武将と戦いの実像が見えてくる!?――第1章より 戦国ラン、第1走目は「大坂夏の陣」でいくことにした。夏の陣のクライマックス、慶長20年(1615)5月7日の「天王寺・岡山の戦い」において、真田信繁(幸村)が徳川家康本陣に突撃したルートを実際に走ってみるのだ。 この戦いを取り上げた理由だが、信繁による家康本陣切り込みは、戦国最後の見せ場であり、戦場の上町台地は大阪在住の私にとって土地勘のある場所である。また、狭隘な台地
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