JPY ¥4,950
伊達聖伸/フランスのイスラーム / 日本のイスラーム    HMV&BOOKS online


JPY ¥1,650
小村明子/日本のイスラーム 朝日選書    HMV&BOOKS online


JPY ¥1,650
イスラームはもはや遠い存在ではなくなった。年々増加している観光客だけではなく、労働者、留学生、日本人改宗者など、私たちの身近で生きる「隣人」となりつつある。加えて、ビジネスや労働力としての側面でも無視できない。日本とイスラームの縁は明治時代にまで遡る。戦前は回教政策も採られ、交流が活発だった時期もあった。だが、近年はテロや厳しい戒律などのイメージもあり、その印象はネガティブなまま更新されていない。本書は、日本とイスラームの歴史的関係を通覧し、わが国に住むムスリム(イスラーム教徒)の知られざる実像に肉薄。彼らへの多くのインタビューを通して、地域交流やハラール・ビジネスの実情と課題を浮き彫りにし、真の共存への道を探る。著者の長年に亘るフィールドワークの集大成。第1章 イスラームとは何か第2章 日本におけるイスラームの歴史第3章 日本人ムスリム第4章 日本国内の外国人ムスリム第5章 外国人ムスリムと「難民ビザ」第6章 日本におけるハラール・ビジネスの実態第7章 日本とイスラームの共存に向けて   Honya Club.com


JPY ¥4,180
本書は、1990年の6月から1992年の3月までの3年間にわたって、日本側6人、東南アジア側(マレーシア、タイ)2人の人類学研究者によって行われた、「東南アジアにおける国民国家の形成とエスニシティとの係わりに関する文化人類学的研究」に関する実態調査をもとに編まれたものである。1 東南アジアにおける国民国家の形成とエスニシティ2 タイ国における黒タイ族の"民族"的位相3 東北タイのラオス・ベトナム系カトリック教徒におけるエスニシティ4 民族の存続にむけた戦略5 国家と個人のはざまで6 フィリピン・マラナオ社会における慣習・国家・イスラーム7 スルー海域のサマ族8 インドネシア国家におけるバリ9 インドネシアの母系社会における国家とエスニシティ   Honya Club.com


JPY ¥3,080
広大・未知のイスラーム世界を、言語・文化・宗教・文学の視点から多角的に解明する。新鋭の研究者たちによる、21世紀「新イスラーム学」への招待。〈佐藤次高〉早稲田大学文学学術院教授。東京大学名誉教授。〈岡田恵美子〉日本イラン文化交流協会会長。    HMV&BOOKS online


JPY ¥5,500
いわゆるグラーティアヌスの正戦論について―Decretum Gratiani,Pars 2Causa 113に関する若干の考察孝安紀の成立事情オーストリア議会制の発展と特徴近代日本の議会制の発展と立憲君主制の形成―イギリス・ドイツ・オーストリアとの比較の観点から一九世紀ドイツ法学におけるRechtsverh¨altnisの概念「ユーラシア国家」ロシアの秩序―広岡正久『ロシア・ナショナリズムの政治文化』に寄せて学会動向 法系論と法文化論―五十嵐清『現代比較法学の諸相』によせて書評 バーナード・ワイス『イスラーム法の精神』イスラム国家マレーシアにおけるイスラム法とイギリス法の共生書評 所功『近現代の「女性天皇」論』〔ほか〕"2001年に開催された比較法史学会・第11回研究大会での研究報告をはじめとした、論説、書評、学会動向などを収録。特集テーマは「法生活と文明史」。渕倫彦「いわゆるグラーティアヌスの正戦論について」、蓮沼啓介「孝安紀の成立事情」、耳野健二「一九世紀ドイツ法学におけるRechtsverhaeltnisの概念」ほか、全18本の論考。目次いわゆるグラーティアヌスの正戦論について――Decretum Gratiani, Pars II; Causa XXIIIに関する若干の考察 〔渕倫彦〕孝安紀の成立事情 〔蓮沼啓介〕オーストリア議会制の発展と特徴 〔ヴィルヘルム・ブラウネーダー〕近代日本の議会制の発展と立憲君主制の形成――イギリス・ドイツ・オーストリアとの比較の観点から 〔伊藤之雄〕一九世紀ドイツ法学におけるRechtsverhaeltnisの概念 〔耳野健二〕「ユーラシア国家」ロシアの秩序――廣岡正久『ロシア・ナショナリズムの政治文化』に寄せて 〔河原祐馬〕《学会動向》法系論と法文化論――五十嵐清『現代比較法学の諸相』によせて 〔若曽根健治〕《書評   Honya Club.com


JPY ¥1,870
近代化、西欧化を推し進めEU加盟を目指し、建国の理念でもある徹底した「政教分離」政策をとるトルコは、イスラーム諸国にあって原理主義国家とは対極にあり、また深い親日感情を有する力強い友邦国である。激動期のトルコに、日本国特命全権大使として三年余駐在し奔走した経験を元にトルコの実像を鮮やかに描き出す。序章 なぜ今トルコか―中東から日本を見るまなざし第1章 愛すべきトルコの大地と人びと第2章 トルコのジレンマ第3章 トルコの政治と経済第4章 伝統のうえに華開く文化―トルコの文化と教育第5章 地震大国トルコ第6章 トルコから見た日本第7章 トルコの旅と出会い終章 他国を知る、自国を知る現・文部科学大臣が語るトルコ大使の日々。激動期のトルコに、日本国特命全権大使として3年余駐在し、奔走した経験をもとに、穏健なイスラーム国・トルコの実像を鮮やかに描き出す。   Honya Club.com


JPY ¥2,530
世界に住む一人ひとりの多様さを知ろう。国際政治学ではなく、国際経済学でもなく、国際社会学を学ぶおもしろさは、この世界で生きる一人ひとりの人生を想像できるところにある。トランスナショナルの時代を読みとく国際社会学・入門。第1部 国際社会学とトランスナショナリズム(国際社会学とは何か―現状と課題;トランスナショナリズムとは何か―もう一つの可能性を問う)第2部 北東アジアの現在(日本における「越境者」―トランスナショナルな移動の過去・現在・未来;中国にみるトランスナショナリズム―グローバル行為の規準へ;コリアン・ディアスポラとトランスナショナリズム)第3部 東南アジア・南アジアとイスラーム社会(フィリピンにおける国際移動;ASEANのトランスナショナリズム;南アジアと人の越境―インドとスリランカを中心に;イスラーム世界と在日ムスリム)第4部 ヨーロッパと北米EUとNAFTA(ヨーロッパにおけるトランスナショナリズム;南欧と大西洋の島々のトランスナショナリズム;北米地域のトランスナショナリズム)第5部 南からの視線南米・オセアニア・アフリカ(ブラジルから考える南米のトランスナショナリズム―オリンピックとサッカーを事例に;オセアニアから見えてくるもの―トランスナショナルな想像力へのレッスン;アフリカにおけるトランスナショナリズム―サハラ以南アフリカを中心に;国際社会学の論理的課題―コスモポリタンなトランスナショナリズムへ)グローバル化社会は,国同士の対立や交流だけでなく,ヒトやモノ,文化が越境する草の根レベルの現象である。ナショナルの視点ではなく,そうした越境を前提としたトランスナショナリズムの視点からまとめた,時代の要請に応える国際社会学の入門書。   Honya Club.com


JPY ¥3,960
既に「共生」は、理念ではなく現実だ!ならばそれをより快適化し、真の「共生社会」の実現に向かうべきではないか―「共生とは何か」を改めて考えると共に、生を受けた日本と夫を通じてイスラームに両属し、マイノリティとマジョリティの狭間に立つ日本人ムスリマへの詳細な聴き取り調査を基点に、文化摩擦を超え共生社会へ至る、理論と方策の構築を図る。序章 研究の目的と方法第1章 「共生」概念の位相第2章 日本人ムスリマの概況第3章 日本人ムスリマに関する分析枠組第4章 類型の検証と変容パターンの多様化第5章 共生へ向けた支援の展開「共生とは何か」を改めて考えるとともに、マイノリティとマジョリティの狭間に立つ日本人ムスリマへの詳細な聴き取り調査を基点に、文化摩擦を超え共生社会へ至る、理論と方策の構築を図る。   Honya Club.com


JPY ¥12,100
第1章 ヨーロッパと中国篇(ローマ教皇文書における実践神学の進展と典礼問題のゆくえ;明末清初の西学啓蒙と象数学;十七・十八世紀ドイツにおけるオランダ人批判と擁護―オランダ人の日本での言動をめぐる論争とケンプファー『日本史』 ほか)第2章 イスラームと中国篇(李贄『老子解』攷;イスラームの「漢訳」における中国伝統思想の薫習―劉智の「性」の朱子学的側面;イスラームにむけられた疑いを解くこと―金天柱『清真釈疑』初探)第3章 中国篇(荀子の視座;理念の帝国―王莽の世界観と「大一統」;許慎『五経異義』と鄭玄『駁五経異義』の「獲麟」解釈 ほか)編者と学縁ある執筆者が「ユーラシアを渡る哲学・思想」をテーマに最新の研究成果を編んだ論文集。中国哲学が西欧でいかに受容されていたのかなど、ユーラシアを貫く「東」「中」「西」の帯状知的交渉の世界を探る。   Honya Club.com


JPY ¥2,420
急速に進展した「グローバリゼーション」(globalization)は、各地に「ローカリゼーション」(localization)という波を呼び起こした。この二つの波が、ある場合には反発し合い、ある場合には融和・共存しつつ、同時並行的に起きている状態を「グローカリゼーション」(glocalization)とよぶ。今、世界で何が起きているのか。「グローバリゼーション」の先を読む。第1部 グローバルからグローカルへ(物語:縮む「地球」と膨らむ「世界」;ITの発達とグローバリゼーション;戦争とメディア・リテラシー―「対テロ戦争」の報道をどう読み解くか ほか)第2部 グローカリゼーションの磁場(日本・中国・韓国のナショナリズム;ナショナリズムと戦争―近代日本の場合;現代中国を読む ほか)第3部 国家の枠組みを超えて(東アジアの未来を考える―「東アジア共同体」構想とその課題;イスラーム教とグローバリゼーション;多様な資本主義のかたち―人間にやさしい欧州社会経済モデル ほか)   Honya Club.com


JPY ¥7,480
輝かしく雄々しい若年時代が過ぎ去ったのちの、長い混迷が覆う世紀に沈黙を強いられたあまたの名もなき精神から、深いざわめきとともにほとばしる、荘厳なる造形的讃歌。初版への序文(一九一二年)新版への序文(一九二三年)インド中国日本熱帯ビザンティンイスラームキリスト教と自由都市フランス思想の拡張イタリア美術への序文アッシジのフランチェスコの布教インド、中国、日本、熱帯、ビザンティン、イスラームからヨーロッパまで。中世美術に脈打つ豊穣な芸術精神を詩情豊かに描き出し、比類なく美しい文学作品とまで評される不朽の名著。   Honya Club.com


JPY ¥2,200
イスラーム文明は、現代文明の重要な一翼を形成している。本書は、イスラーム「文明」の奥行きと幅広さを、7ー10世紀の初期イスラーム文明圏の形成過程に焦点を当て、その根幹をなす特質をクローズアップしつつ総合的に論じたものである。日本を代表するイスラーム研究者の一人である著者の視野は広く、アラビア語原典史資料の探究と国際的な研究の最先端を統合して、ここには日本人による新しいイスラーム学が明確に示されている。第1章 イスラーム圏の地理的・空間的拡大第2章 文明的な展開第3章 文明の形―イスラーム的特質第4章 共同体と国家の形成第5章 カリフ制国家の形成と変容第6章 イスラーム化の進展第7章 アラビア語の成長と諸科学の形成第8章 イスラーム法の発展第9章 イスラームの体系化終章 その後のイスラーム文明と国家現代文明の重要な一翼を形成する、イスラーム文明。本書ではその奥行きと幅広さを、7ー10世紀の初期イスラーム文明圏の形成過程に焦点を当て、その根幹をなす特質をクローズアップしつつ総合的に論じる。   Honya Club.com


JPY ¥993
主体性をもって日本の国民がイラクをいじめようと考えたのならともかく、単にボスが怖いからという姿勢で終始一貫したものが、湾岸戦争終結までの日本の対応策であった。しかもそれを「世界平和」のためという。だが、これから、21世紀に向かって、アラブはいうまでもなく世界各地で今まで以上に紛争は多発するのが、私には見える。そのとき、日本はどうするのか?今回と同じ姿勢でいるのか?序章 私の中東遍歴第1章 ついにアラブとアラブの戦いが始まった!第2章 古代人と近代人第3章 中東世界の本音第4章 絢爛のキングたち第5章 アラブの重層性第6章 イスラームの教え第7章 石油から世界をのぞくと第8章 アラブはこれからどうなるあとがき 日本はどうする   Honya Club.com


JPY ¥7,150
序章 外国人ムスリムとの結婚―もう一つの「越境」への人類学的アプローチ第1章 夫たちの来日―国を離れる力とつなぎ止める力第2章 出会いから結婚へ―「妻」となるプロセス第3章 男性のネットワーク形成とジェンダー規範の再構築第4章 ムスリムとしての自己覚醒第5章 「本来のイスラーム」という地平第6章 「日本人ムスリム」としての自己の再定義第7章 国境を越える家族終章 現代日本における女性たちの越境パキスタン人男性と結婚した日本人女性たち。外国人労働者の妻、そして改宗ムスリムとなった彼女たちは、日本にいながら日々「越境」する…。グローバル化する現実に個が対峙し、変容していく過程を浮き彫りにする。   Honya Club.com


JPY ¥3,630
こんにちは―アラビア文字を用いる他の言語おはよう―フスハーとアーンミーヤこんばんは―アラブとは、中東とは、イスラームとはようこそ―アラビア書道の芸術元気ですか―ベリーダンスの情熱アッサラーム・アライクム―アラブの青年ハーニーさんの生活あなたの名前は?―アラブ人の名前あなたはアラブ人ですか―アラブの音楽モスクはどこですか―日本のモスクこれは私の父です―家族の絆いつもみなさんがお元気でありますように―ラマダーン月これらのお寺や神社は素晴らしいです―アルハンブラ宮殿とアラブ詩アラビア語を勉強しています―ヴェールとヘンナ装飾パレスチナ料理を食べましたか―料理ともてなしの心ジュハーが好きです―アラブの笑い日常的な表現を学びながら、文法の基本を理解し、語彙力をつけていくことができるように構成されたアラビア語のテキスト。一部書き込み式。   Honya Club.com


JPY ¥2,640
イスラーム教とイスラーム世界を知り尽くした世界的なアラブ人ジャーナリストによりついに明らかにされた、「21世紀最大の脅威」のすべて!知っておくべきことイスラーム国の構造と構成員アブー・バクル・バグダーディーへの道イラクのルーツシリアのイスラーム国―その背景パワーの源泉―ワッハーブ主義、サウディアラビア、アメリカとイスラーム国野蛮さという戦略イスラーム国の外国人戦闘員反アルカーイダとしてのイスラーム国―敵対する兄弟野蛮さをあえて宣伝することの意味西欧とイスラーム―危険なゲームイスラーム国の未来この「国」と「イスラーム」をたった今、正しく理解しなければ、この先、われわれ日本も日本人も生き延びる道はない。ついに明らかになる21世紀最大の脅威、「イスラーム国」の全貌。   Honya Club.com


JPY ¥1,760
私の名前はイブラヒム。1857年ロシア生まれのトルコ人。太平洋戦争のさなか日本で亡くなるまでの87年の生涯は、この小さな本では語りつくせないが、イスラーム世界の統一を夢見て世界を旅した事と、明治末日本での活躍は十分に語ったつもりだ。暗殺数ヶ月前の伊藤博文さんと語りあった記録も載せている。何故ロシアにイスラーム教徒が多いのか?アジア主義とイスラームの接近は何故か…?現場の歴史家たちが、それぞれの素材をとおして語る、あたらしい世界史。第1章 自治の夢(ロシアの中のイスラーム;反骨のロシア・ムスリム;ロシア・ムスリムの覚醒)第2章 韃靼の志士―イスラーム世界と明治日本(明治日本探訪;亜細亜義会)第3章 戦争と革命(『イスラーム世界』;戦争の中のイブラヒム;ソビエト・ロシア)第4章 大日本帝国とイスラーム(日本再訪;東京発のムスリム雑誌)なぜ、ロシアにイスラーム教徒が多いのか。アジア主義とイスラームの接近はなぜか。ロシアとイスラーム世界、そして日本という、関係が薄いように見える3つの地域が、歴史の糸で結ばれていることがわかってくる。   Honya Club.com

(PR) 暴力

JPY ¥5,060
序論 暴力の比較文明史をめざして第1章 暴力とその規制―西洋文明第2章 フェーデと近世国家―ヨーロッパ中近世転換期第3章 「武士」と秩序―武家法第4章 自力救済とその規制―喧嘩両成敗法第5章 紛争と司法―現代中国第6章 文明化と暴力―アラブ世界第7章 略奪と責任―イスラーム法第8章 紛争と権力―現代アメリカ第9章 国際紛争と公権力―国連安全保障理事会揺らぐ近代主権国家とその国際システムの状況下、国家が吸収し得ない・しない暴力が噴出している。西洋・日本・中国・イスラーム・アフリカ、そして国際社会を対象として、その歴史的・現代的様相を描き出した書。   Honya Club.com


JPY ¥2,750
ペルシアの声と文字に魅せられて、日本と正反対にみえる文化を持つ人々と心をつなぐ―ペルシア文学研究第一人者の体験エッセイ。イランと私(砂漠と出会う;私って誰? ほか)留学の記(一年目 サラーム;二年目 陶酔境 ほか)今のイランいつものイラン(イランは今;イラン人の衣食住)ペルシアの箴言・イスラームの知恵半世紀前、国王に送った一通の手紙によりイランに留学、日本のペルシア文学研究を大きく進展させてきた女性研究者が、言葉の国イランの、当時と今、その文化の魅力を語る。   Honya Club.com


JPY ¥660
ウオッカ、テキーラ、日本の焼酎など、世界中のすべての蒸留酒は、9世紀にイスラームで錬金術のために発明された蒸留器「アランビク」からはじまった。メソポタミアからヨーロッパにもたらされた「液体のパン」ビール、ペストの恐怖が育てたウイスキーとブランデー、飲料水代わりだった大航海時代のワイン、冬の寒さが生んだ奇跡の酒シャンパンなど、世界をめぐる多様なお酒の意外な来歴と文化がわかる、おもしろ世界史。第1章 酒との幸せな出会い第2章 文明は酒づくりに熱心だった第3章 イスラーム世界から東西に伝えられた蒸留酒第4章 オーシャンと航海がひろげた飲酒文化第5章 近代社会が育てた酒たち第6章 酒は巨大化する人工空間を満たすウイスキー、ブランデー、ウオッカ、日本の焼酎などの蒸留酒は、イスラームの錬金術の道具からはじまり、大航海時代の交易はワインから新たな酒を生んだ。世界中のあらゆる酒の意外な来歴と文化がわかる!   Honya Club.com


JPY ¥2,970
本書においては、とくに神秘主義を取り上げ、その本質と現象形態の諸相を明らかにする。オカルトにしても、神秘主義にしても、日常性のかげに「かくされたもの」の顕現(エピファニー)にかかわる点では同様なのであるが、「秘教」とも訳されるオカルトが、より現象に密着したものであるのに対して、神秘主義の方は、より理論化され、言語表現として洗練されている。また、われわれがこの三巻からなるシリーズで試みた比較宗教学的解明という観点からは、宗教とより密接な関係をもつ神秘主義を取り上げることが有効だったのである。序章 神秘主義とは何か第1章 仏教における神秘主義第2章 ユダヤ・キリスト教における神秘主義第3章 イスラームにおける神秘主義第4章 インドにおける神秘主義第5章 中国における神秘主義第6章 日本における神秘主義   Honya Club.com


JPY ¥2,860
現代のトランスナショナルなコミュニケーションはどのように行われているのか。日本をはじめ世界各地のさまざまな文化的越境を考える。第1部 「異文化」から考えるトランスナショナル・コミュニケーション(越境するgeisha―現代フランスの新聞における「日本女性」像の構築;アジアを目指す日本ファッション―トランスナショナルなメディアとファッション;東アジアポピュラー文化圏の越境―台湾とナガの若者のポピュラーカルチャー消費を事例に;イスラーム文化の「基準化」の広がり―食品に関するハラール認証制度の形成と展開から)第2部 「コンテンツ」から考えるトランスナショナル・コミュニケーション(スポーツ化するeスポーツ―その競技性とトランスナショナル性をめぐる一考察;テレビ番組のトランスナショナル―コンテンツの輸出入・フォーマット販売から映像配信サービスまで;アニメーションのインターテクスチュアリティ;過圧縮ポップの誕生―「ジャンルの混在」と「八九秒の制約」から生まれた日本独自のポップミュージック形式)第3部 「歴史」から考えるトランスナショナル・コミュニケーション(若者たちは何を夢見たのか―ファッションの創造力;文化外交としての宝塚歌劇―海外公演をめぐって;日本の禅、世界のZEN;静寂のデザイン―曹洞禅における袈裟の伝承について)第4部 「メディア」から考えるトランスナショナル・コミュニケーション(初音ミク―ネットアイドル文化のトランスナショナル化の可能性;インターネットはアイドルのローカル性を再編成する―メディアとコミュニケーションの視角から考えるアイドル受容の現在;モバイル=デジタル時代のパンデミックな「承認」―越境するパフォーマティブなデジタル写真;実践としてのトランスナショナル―ネットワー   Honya Club.com


JPY ¥1,100
「神」の意味、教えの違い・意外な共通点から、宗教対立の本質、日本への知られざる影響まで、世界基準の「知性の土台」が瞬速で理解できる!第1章 キリスト教はなぜ世界宗教になれたのか第2章 宗教改革と現代日本はつながっている第3章 イスラームの価値を守る人々第4章 イスラームはどこへ向かうのか終章 人間はなぜ宗教を求めるのか「神」の意味、教えの違い・意外な共通点から、宗教対立の本質、日本への知られざる影響まで、世界基準の「知性の土台」が瞬速で理解できる!歴史上の重要なポイント、世界で起こっている事件、そして宗教的問題の本質に至るまで、「宗教って難しいな」と思っているすべての人に知っておくべきポイントを齋藤孝先生が世界一わかりやすく解説!2021年5月10日、エルサレム旧市街のイスラーム第3の聖地「アル=アクサー・モスク」で、イスラエル治安当局とパレスチナ人が衝突同日、イスラエル軍がガザ地区を空爆。イスラーム武装組織ハマスはイスラエルにロケット弾攻撃以降パレスチナ側65人、イスラエル側6人死亡(5/13現在)キリスト教・ユダヤ教とイスラーム。なぜ、人類の約半分が、このふたつの「教え」を信じているのか?どうして、争いがやまないのか?日本人の苦手な「なんで?」「誰が?」「どうして?」が面白ほどよくわかる「教養としての宗教」超入門!   Honya Club.com


JPY ¥2,750
日本の文化の現状は、戦後の平和・復興の成功のみならず、遡って文化の背景を取り上げるとき、インド(印度)・中国(支那)を含むアジア文化圏の伝統の一環として存続していることは明瞭であり、本書の基本構想はこのことを考慮してまとめられた。第1章 総説―人類解放の手だて第2章 ヒンドゥー教第3章 ジャイナ教第4章 インド仏教第5章 中国仏教第6章 日本仏教第7章 イスラームの救済論   Honya Club.com


JPY ¥2,860
第1部 マスメディアは何を伝えたか(マスメディアが創った「文明の衝突」;タリバン報道の変遷;空爆開始までの新聞報道)第2部 人々は報道をどう受けとめたか(在日ムスリムは9・11をどうとらえたか;人は何を感じ、何を考えたのか?―新聞投書欄より)第3部 平和を考えるために(平和の語られ方)2001年9月11日から約半年の間に、日本のメディアが同時多発テロ事件及び、アフガニスタン戦争をどう報じてきたのかを検証した書。日本の報道の問題点と、イスラームへの偏見が生じていく過程が浮かび上がる。   Honya Club.com


JPY ¥7,480
インド、中国、日本、熱帯、ビザンティン、イスラームからヨーロッパまで、中世美術に脈打つ豊饒な芸術精神を詩情豊かに描いたエリー・フォールの名著。図版も多数収録。    HMV&BOOKS online


JPY ¥3,080
イスラーム用語の正しい理解のために。ムスリム用語の我が国における受容、翻訳・理解の妥当性、ニュアンスを検討し、その今後を展望する画期的論考。第1章 「アッラー」について第2章 イスラームに「聖」概念のないこと第3章 タウヒード(単一性)・シルク(並置)関連第4章 ラフマ(慈悲)・アドル(正義)関連第5章 サキーナ(静穏)・フィトラ(天性)関連第6章 ルーフ(魂)・ナフス(精神)関連第7章 サッバハ(賛美)・ハムド(称賛)関連第8章 マスジド(礼拝所)・ハッジ(巡礼)・ジャンナ(天国)関連イスラームと日本の付き合いは、ようやく一〇〇年を越えた。その間、例えば「予言者」は「預言者」と書き改められた。前者は予告をするのが役目とすれば、後者は神から啓示を預かることが使命なので、両者は全く異質なものである。そうすると、予言者とした人は原語の「ナビー」という用語の誤訳をしたというよりは、そもそも大きな誤解を犯していたのかも知れない。言葉は慎重に選ばれる権利を有しているとも表現できるだろう。異文化を語るときには、これと同類の問題は常に存在してきたし、これからも常にはびこる問題である。だからこそ「異文化」なのだ。ただしそれは、常に注意深く精査して、整理整頓する必要がある。これも一般的には、誰しもがうなずける課題であろう。そこで本書はまだまだ新しい宗教であるイスラームの、基本的な用語に関する精査と様々な提案を目的としてまとめたものである。その中には新たな用語である「静穏」といった場合には、その広範な意味合いを確定することが課題となる。あるいはしきりに使用される「聖」という用語については、それはイスラームでは受け入れられないものであることを明らかにすることが課題となる。こうして具体的な課題はその   Honya Club.com


JPY ¥2,310
多様なタスクの演習により、論文執筆能力が飛躍的にアップ。特に、学習者同士の協働を通して、巨視的な視点や向上心を獲得することを重視した画期的なテキスト。別冊解説により独習にも適応。アカデミックなコミュニケーションを行う学生・研究者必携。第1章 「書く主体」である自分とは第2章 学習・研究のための「書く」活動について知る第3章 学習を自己管理し、学習方法を探索する第4章 文章を読んで問題点を探す第5章 文章の目的から構成を考える第6章 論理の一貫性を考える第7章 的確な表現を追求する第8章 研究の要旨を書く第9章 活動報告を書く第10章 未知の人やコミュニティに「自分」を説明する"日本語を活用したアカデミックなコミュニケーションを行う必要がある学生・研究者を対象とし,「内省」,文章の「分析」,文章の「分析・リバイズ」,「執筆」といった,多様な演習タスクを継続的にこなすことによって,論文執筆能力を向上させることを目的とする.とくに,学習者同士の協働的活動により,学習・研究活動に対する巨視的な視点や対話を通し自ら向上する姿勢を獲得することを重視した画期的なテキストである." 0 amount 3080 3080 N 9784872594164 Y Y Y Y JPY 14930713 グローバルヒストリーと帝国 14930713 本・雑誌 https://www.honyaclub.com/shop/goods/goods.aspx?goods=14930713 & etcaff=AFI-LS https://www.honyaclub.com/img/goods/book/S/87/259/426.jpg 中華帝国、モンゴル帝国、イギリス帝国、「覇権国家」…「関係」と「比較」をもとに世界の歴史をとらえ、いま、歴史学界で注目を浴びるグローバルヒストリー。序章 グローバルヒストリーと帝国1章 モンゴル帝国と中国―コミュニケーションと地域概念2章 モンゴル・シーパワーの構造と変遷―前線組織からみた元朝期の対外関係3章 中世大越(ベトナム)の農村社会に関する比較史的検討4章 一八世紀のイギリス帝国と「旧き腐 "中華帝国、モンゴル帝国、イギリス帝国、「覇権国家」…「関係」と「比較」をもとに世界の歴史をとらえ、いま、歴史学界で注目を浴びるグローバルヒストリー。序章 グローバルヒストリーと帝国1章 モンゴル帝国と中国―コミュニケーションと地域概念2章 モンゴル・シーパワーの構造と変遷―前線組織からみた元朝期の対外関係3章 中世大越(ベトナム)の農村社会に関する比較史的検討4章 一八世紀のイギリス帝国と「旧き腐敗」―植民地利害の再検討5章 近代帝国の統治とイスラームの相互連関―ロシア帝国の場合6章 一八ー一九世紀の北太平洋と日本の開国7章 日清戦争論の現在―帝国化の起点をめぐって8章 綿業が紡ぐ世界史―日本郵船のボンベイ航路9章 チャールズ・A.ビアードの反「帝国」論再考―東アジア体験との関連を中心に大阪大学の5研究科共同のリレー講義「歴史学方法論講義」のためのテキスト.グローバルヒストリーは国境と地域を越えて地球的規模で展開する人類史の課題の考察であり,本書では広域支配を目指す「帝国」に焦点が絞られる.しかも,西欧中心史観を相対化するため,アメリカや西欧の帝国にとどまらず,モンゴル帝国や日本帝国も重要な柱になっている. 好評を博した前著『歴史学のフロンティア』の続編.   Honya Club.com


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キリスト教の地獄観西洋における冥府の概念とその図像『神曲』を中心として関所―東方正教会における死後の裁きイスラームにおける地獄元代マニ教絵画における地獄の造形東アジア・日本の仏教世界における地獄観 美術史研究の見地から日本の仏教世界における地獄観六道の辻から東アジアを見る―熊野観心十界図をめぐってコラム 地獄絵音解き縁起近世日本の儒教と死生観人類にとって地獄とは何か本書は地獄(あるいは地獄を含む他界)が、多様な宗教・信仰のもとにある人類にとって、実際のところ何を意味したのか、比較の視座において捉えなおす試みである。さまざまな宗教(仏教・キリスト教・イスラム教・マニ教・儒教)において地獄(・他界)をどのように捉えているかを各分野の専門家が解き明かす画期的一冊。目次序(西山克)キリスト教の地獄観(黒川正剛)西洋における冥府の概念とその図像 『神曲』を中心として(水野留規)関所―東方正教会における死後の裁き―(早川美晶)イスラームにおける地獄観(山中由里子)元代マニ教絵画における地獄の造形(古川攝一)東アジア・日本の仏教世界における地獄観 美術史研究の見地から(加須屋誠)日本の仏教世界における地獄観(田村正彦)六道の辻から東アジアを見る――熊野観心十界図をめぐって(西山克)コラム:地獄絵音解き縁起(瀬戸信行)近世日本の儒教と死生観(木場貴俊)   Honya Club.com


JPY ¥1,760
およそ100年前、イスタンブルで日本について記した本を出版したトルコ人イブラヒム。ロシア、イスラーム世界、日本を縦横にめぐり、汎イスラーム主義の志を貫いた彼の軌跡をたどる。〈小松久男〉1951年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。同大学大学院人文社会系研究科教授。専門は、中央アジア近現代史。著書に「革命の中央アジア」など。    HMV&BOOKS online


JPY ¥2,530
*グナーワを世界に紹介した大スター、ハッサン・ハクムーンが戻ってきた!  モロッコ音楽といってまず最初に思う浮かぶのが、イスラーム神秘主義のダンス・ミュージックとして知られるグナーワ。これまでに様々なアーティストのアルバムがここ日本で紹介され、そのファン層も広がりをみせていますが、この人の存在を忘れてはいけません。日本でも人気の高いグナーワ音楽家、ハッサン・ハクムーンです。  ハッサンは1963   HMV&BOOKS online


JPY ¥1,760
イスラームは、宗教であるだけでなく、社会生活に影響を与える文化としても発展してきた。さらに、多くの人びとの歴史と現在を包括する独特な文明でもある。また、イスラームは現実の国際政治や経済にも大きな衝撃を与えている。それでいながら、先進国のなかでアメリカやEUと比べると、日本とイスラームとの関係は、これまであまりにも希薄であった。日本の政治外交とイスラームとの関わりを考えることは、21世紀の日本人と日本の進路にとって不可欠の営みとなるだろう。1 日本の役割(ユーラシア外交再考―日露関係とシルクロード地域;湾岸戦争が露呈した日本の限界 ほか)2 文明の対話に向けて(「和漢洋印回」の対話をめざして;危機解決の見取り図―歴史から考える ほか)3 宗教と政治の間(歴史における宗教と政治―ハワーリジュ派からイスラーム団まで;日本における宗教と政治―オウム真理教事件をめぐって ほか)4 書物からの延長線(二つのテーマ、二つの仕事―スルタンガリエフの見た「開発と文化」;産業化のなかの開発と文化 ほか)シルクロード地域は日本外交のフロンティアだ。どのようにデザインすべきか、文明論に立って大胆に提言。   Honya Club.com


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日本のイスラームとクルアーン編集委員会(編者)   ブックオフオンライン【PC・携帯共通】


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キリスト教・イスラム教・ヒンズー教・仏教などを紐解き日本人の宗教観を比較分析し、神道と共存しようとする日本的宗教観を考察した一冊。日本人の宗教観身近な出来事市井の日本人の考える死生観キリスト教の死生観イスラーム(イスラム教)の死生観ヒンズー教の死生観古代中国人の思想現代中国人の死生観原始仏教の死生観大乗仏教、日本仏教の死生観日本人の来世観、死生観『追録』神葬祭について   Honya Club.com


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世界的問題としての「中東和平」は混沌のなかにある。聖地エルサレムをめぐる抗争が激化している。解決への光明は、見出されるのだろうか。西欧文明と対峙するイスラームという文明の姿はいまだヴェールの向こうにあるようだ。著者は、数年にわたるエジプト・サウディアラビア・スーダンでの人類学的調査を経て、「イスラーム的なるもの」とは何かを問う。21世紀の世界新潮流は、イスラーム抜きには語れない。第1部 イスラームとは何か―人類学的アプローチ(原風景;ユダヤ教・キリスト教・イスラーム;メッカ巡礼;ムスリムの聖者 ほか)第2部 原理主義・ファンダメンタリズム・イスラーム主義―宗教復興の時代(イスラーム復興との出会い;イスラーム主義とイスラーム復興;オブジェクト化されたイスラーム;ワッハーブ主義的イスラーム ほか)イスラーム問題は、日本の国際認識にどのように関わるのか。宗教復興運動から先鋭された原理主義まで、イスラーム主義の本質を問う。   Honya Club.com


JPY ¥2,530
1 台湾における国際結婚(日台関係の変遷と日台結婚の変容;世代別にみる日台結婚の実態;異文化適応と結婚満足度;日本人妻の社会的ネットワークと結婚満足度;台湾のテレビドラマ「家有日本妻」にみる日台結婚)2 日本における国際結婚(外国人ムスリムと日本人女性の結婚―結婚満足度の規定要因;日本人妻のイスラームへの適応;国際結婚とエスニックレストランの展開)   Honya Club.com


JPY ¥1,760
宗教・宗派ごとの教義の中身から教団設立の経緯、現在の勢力図、しくみまでを図や写真、イラストなどを使って紹介したガイド。索引付き。1 宗教のしくみ―宗教とはいったいなにか2 仏教のしくみ―世界三大宗教13 キリスト教のしくみ―世界三大宗教24 イスラームのしくみ―世界三大宗教35 民族宗教のしくみ6 神道のしくみ―日本の二大宗教17 日本仏教のしくみ―日本の二大宗教28 日本諸宗教のしくみ9 新宗教のしくみ10 日常生活と宗教   Honya Club.com


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人名は民族固有の文化を映す鏡だ。そこに込められた意味を紐解けば、世界に生きるさまざまな人々の文化や価値観、歴史の実像が浮かび上がってくる。ロングセラーとなった旧版の人名をアップデートし、アジア、アフリカ、イスラーム世界の人名をはじめ一五〇頁を大幅加筆。カラー新版として蘇る。外国人名との出会い名前にこめられた意味聖書がつくった人名の世界地図ギリシャ・ローマの伝説花と宝石に彩られた女性名の反乱ケルト民族は生きているバイキングたちが運んだ名前名前でも迫害されたユダヤ民族姓氏でわかった中国三〇〇〇年史先祖の名とともに生きる朝鮮半島の人びとアジア・アフリカに人名地図アッラーの御名と生きるアラブの人びと黒人奴隷に押しつけられた名前人名は「意味」の宝庫キラキラ・ネームが続々誕生している日本に対し、欧米の命名は保守的だ。現代においても、民族、宗教、地域社会などに根差して名前が付けられている。名前と発音から、どういう出自の人なのかを推理できるのだ。つまり、それほど人名には民族の出自や文化が色濃く反映されている。2001年の発売以来、17刷の超ロングセラーに、アジア・アフリカ・イスラム世界の人名を大幅に加筆。カラー新版として生まれ変わった。人名の謎はこの一冊で完全網羅。世界の命名事情を理解すれば、映画も小説ももっと深く楽しめる。世界各国の人名の由来・歴史がわかる「大索引」つき序章 外国人名との出会い第一章 名前にこめられた意味第二章 聖書がつくった人名の世界地図第三章 ギリシャ・ローマの伝説第四章 花と宝石に彩られた女性名の反乱第五章 ケルト民族は生きている第六章 バイキングたちが運んだ名前第七章 名前でも迫害されたユダヤ民族第八章 姓氏でわかった中国三〇〇〇年史第九章 先祖の名とともに生きる朝鮮半島   Honya Club.com


JPY ¥3,520
酒、豚肉、利子(リバー)、これらは、いつ、どうして禁じられたのか?序論(主題と目的;対象とする地域と時代;先行研究と課題の所在;本書の問い;方法論;本書の構成)第1章 理論的な考察―啓典とイスラーム法における法規定とその解釈(「啓示の史的展開」の分析方法;章句の相関性のコンテクスト分析;ヌズム論による分析)第2章 イスラーム初期における社会・経済と宗教倫理―リバー禁止をめぐって(マッカ期の社会・経済におけるリバー;マディーナ期の社会・経済におけるリバー;リバーの禁止へ)第3章 イスラーム経済制度の発展と宗教倫理―ハラール(合法性)問題(ハムル禁止論に関する序説;豚肉の禁止;イスラーム式と畜と「ハラール肉」)第4章 現代イスラーム経済論とハラール食品産業―その形成・発展と法学的諸問題(現代イスラーム経済論の法学的な議論;現代ハラール業界の法学的な議論)酒、豚肉、利子(リバー)、これらはいつ、どうして禁じられたのか? 今日のハラール食品やイスラーム金融の基底にある、主要な戒律が成立した当時の状況と理由を探ることを通し、イスラーム経済の本質を問い直す。●著者紹介ハシャン・アンマール(Ammar Khashan)1983年アレッポ(シリア)生まれ。2004年ダマスカス大学イスラーム法学部卒業。2008年同大学院修士課程修了(ハディース学)。2017年京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科修了。博士(地域研究)。京都大学、同志社大学、龍谷大学の講師等を経て、現在、立命館大学立命館アジア・日本研究機構准教授。著作:『中東地域研究のためのアラビア語――実践文法と用例』〔共著〕(京都大学イスラーム地域研究センター、2018年)、他。主な内容 はじめに ローマ字転写等の表記とクルアーン等の翻訳について序論 1 主題と目的   Honya Club.com


JPY ¥1,760
比較文明学から見た聖人論中国における伝統思想と現代―孔子廣池千九郎の仏教研究の特色とその現代的意義―大乗仏教と「釈迦の真精神」ソクラテスの説くいのちと愛イスラームにおける愛―預言者ムハンマドの生涯と神の愛皇室に伝わる祈りと愛民の思想世界に橋をかける日本皇室―互敬の世紀を拓く廣池千九郎と古代諸聖人の言葉―いのちと愛を考えるヒント廣池千九郎のイエス・キリスト論―『道徳科学の論文』より廣池千九郎の聖人性   Honya Club.com


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ユーラシア大陸に興った中国、イスラーム、西欧、そして日本という四つの文明の"接触""衝突"そして"翻訳"の諸相を、西学東漸、ビザンツ帝国の崩壊と活版印刷術の発明、レコンキスタ、帝国主義と反ユダヤ主義、明治維新という激動の時代を背景に活写する。右が左で、左が右で―翻訳とは何か第1部 東西文化交渉の胎動(大陸の東―イソップの東漸;西端の半島―イベリア半島の言語統一と"トレド翻訳学派";海峡の東西―「言語少年」とアラビア語印刷)第2部 文化の翻訳者たち(異文化をまたぐシャガール―なぜシャガールの魚はヴァイオリンと壁時計を抱えて空中に浮かんでいるのか?;翻訳された二葉亭四迷―遍在する「郊外」)エピローグ 文化の翻訳あるいは周縁の詩学ユーラシア大陸に興った中国、イスラーム、西欧、そして日本という4つの文明の「接触・衝突・翻訳」の諸相を、西学東漸、ビザンツ帝国の崩壊、レコンキスタ、明治維新という激動の時代を背景に活写する。   Honya Club.com


JPY ¥2,200
新宗教ブームの中で、いま改めて人間にとって宗教とは何かが問われている。宗教に関する基礎理論と、現代の世界・日本の宗教の歴史と現状を体系的に解説。序章 宗教へのアプローチ第1章 宗教学の歩み第2章 社会の変化と宗教第3章 宗教心理と宗教思想―現代宗教における「悪」について第4章 社会構造・文化形式と宗教第5章 宗教的表象の解読―ヘルメスの例を中心に第6章 宗教現象のフィールドワーク第7章 オリエント宗教の展開第8章 インド宗教の展開第9章 イスラームの時代第10章 東アジアの中国宗教第11章 熱帯アフリカと中南米の宗教第12章 現代世界の宗教第13章 日本の伝統宗教第14章 現代日本の宗教   Honya Club.com


JPY ¥3,080
1 宗教と紛争(崩れゆく世界―イスラームの将来;ジハードとは何か―クルアーンの教義と過激派組織の論理;宣教の書としての『クルアーン』とイスラーム法解釈の構造)2 混迷のイスラーム社会(パレスチナ/イスラエルにおける政治と宗教―二〇一五年アル・アクサー・モスク事件をめぐって;テロリズムとジェンダー―「イスラーム国」の出現と女性の役割)3 現代シーア派の特徴(現代ドゥルーズ派の自己表象;十二イマーム・シーア派は何を祈るのか;イスラームにおける生殖補助医療―シーア派を中心に)4 故郷を離れて(米国におけるイスラーム―「イスラーム嫌悪症」と反シャリーア運動;フランス・ムスリム移民たちの活動―パリ郊外でのモスク建設計画からみる地域と人びと;イスラーム世界のマイノリティ―コプト・キリスト教徒のディアスポラ)5 イスラーム社会の将来を信じて(イスラーム社会とジェンダー―マグリブ女性の事例を中心に;エジプト公教育の苦悩―「植民地」支配から教育格差まで;神の教えとムスリムたちの社会―エジプト・ミニア市とインドネシア・ガルット市における教育現場から;パレスチナ文化復興運動―タウフィーク・カナアーンの民衆信仰研究;利子なし銀行の発展と実態―ヨルダンにおけるイスラーム金融の行方)イスラーム社会の「市民宗教」としての役割は何か。日本学術振興会科学研究費助成事業に参加した16名の研究者が、中東・アジア・欧米で現地調査をし、民主化と過激運動の現状と背景を宗教学的に考察した成果。   Honya Club.com


JPY ¥1,760
カラーグラビア 沖縄―聖地・戦争遺跡・米軍基地・祭り特集 聖地・沖縄・戦争(鼎談・人はなぜ聖地にひかれるのか;複数宗教の聖地エルサレム ほか)テーマ(戦後七〇年の宗教をめぐる動き;伝統仏教を体験すること―近角常観と現代 ほか)レポート(日本会議と宗教;日本人のイスラーム受容 ほか)緊急座談会 安全保障法制に反対し公明党の方針を危惧する創価学会員に聞く2015年データ集(2015年国内ニュース・海外ニュース;気になる人物の発言集 ほか)2015年に起きた宗教に関わるニュースや現象をとりあげ、その背景と問題を解説。今号の特集は「聖地・沖縄・戦争」。戦後日本の根本的問題を引き受ける沖縄など、戦後70年の戦争と平和と宗教について考える。   Honya Club.com


JPY ¥9,680
「陶磁の道」(セラミック・ロード)学を提唱し、世界文化史上、もっとも広範囲にわたる東西交渉史を樹立した碩学、三上博士畢生の業績の集大成。陶磁貿易史研究(全3巻)では、中国陶磁器の伝播をたどり、東西を結ぶ「海の道」を実証する。東西文化の交渉について古代における交易の展開海上の道―東西文化の交流中世中国の陶磁を追う漢江地城発見の4世紀越窯青磁と初期百済文化百済武寧王陵出土の中国陶磁とその歴史的意義朝鮮半島出土の中国唐代陶磁とその史的意義中世日本輸入陶磁雑纂いわゆる「呂宋壷」と貿易商品としての性格沖縄出土の中世中国陶磁について沖縄県勝連城跡出土の元染付片とその歴史的性格元時代の陶磁器と韓国新安海底発見の新資料フィリピンのカラタガン遺跡と出土貿易陶磁フィリピンの中国陶磁東南アジアにおける晩唐・五代時代の陶磁貿易陶磁貿易史上から見た南・東アジア出土のイスラーム陶器ヨーロッパにおける東アジア磁器の蒐集とドレスデン・コレ〔ほか〕   Honya Club.com


JPY ¥1,781
再生のシンボルといわれる蓮や睡蓮は仏像の台座を飾り、イスラームのモスクは一面アラベスク文様で飾られる。豊穣のしるしである柘榴や葡萄をはじめとする果実文様は唐代以降の中国陶磁器でその精緻を極め、四季を象徴する日本の野の花は、みごとにデフォルメされて武具を彩る。世界に広がる植物文様の世界を楽しんでいただきたい。エジプト(そびえ立つ生命の茎;ナイルに咲く聖なる花 ほか)地中海世界(地中海の風のなかで;うつわをめぐる草花 ほか)西アジア(粘土に浮き上がるメッセージ;うつわに咲く花 ほか)南アジア・東南アジア(谷間に咲く花;祈りのかたち ほか)東アジア(花咲く東西交流;うつわに込められた幸福への願い ほか)葡萄唐草や蓮華文などをはじめ、地中海からアジア各地にシルクロードを通して伝わり、人々に親しまれてきた世界中にあふれる古今東西の植物文様の展開を、美しいカラー写真で紹介する。   Honya Club.com


JPY ¥1,034
高度成長、ソ連崩壊、情報化社会、専業主婦の減少…数々の予言を的中させた戦後最大の知性が遺した最後の予言。プロローグ 実現した予言と失われた時代第1章 「文明の生態史観」の衝撃第2章 モンゴルの生態学者第3章 奇説を語る少壮学者第4章 豊かな日本という未来第5章 情報社会論の先駆者第6章 イスラーム圏の動乱を予告する第7章 万博と民博のオーガナイザー第8章 文化行政の主導者へ第9章 ポスト「戦後」への視線第10章 行為と妄想エピローグ 梅棹忠夫を「裏切る」ために高度成長、ソ連崩壊、情報化社会、専業主婦の減少……数々の予言を的中させた戦後最大の知性が遺した「最後の予言」とは? 2010年に没した梅棹忠夫(国立民族学博物館名誉教授)は、往年のベストセラー『知的生産の技術』(岩波新書)の著者として有名である。 だが、梅棹の業績の真骨頂は、戦後日本社会の変化を予言し、しかもその予言がことごとく的中したことにある。京大理学部の秀才で専攻は生物学だった梅棹は、少壮の論客として颯爽と登場し、生態史観にもとづく独自の文明論をもってユーラシア大陸の勢力図を大胆に描きなおしてみせた。敗戦直後の時代から、すでに日本の高度経済成長を予言。マルクス主義者や「進歩的文化人」から大批判を浴びるが、その予言どおり、日本は高度経済成長を謳歌した。また日本の家族制度の変化を検証し、「妻無用論」を発表。共働きの増加と専業主婦の激減を予測し、これも的中。オイルショックの20年以上も前から中東が国際政治の震源地になると予言。1960年代からソ連の崩壊、大阪の没落なども予測していた。そしてパソコンもない時代に「情報産業論」を発表し、今日の情報化社会を予言していた。 一方で、都市開発や文化行政のオーガナイザーとして   Honya Club.com


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暦の基本原始的な暦=諸民族の暦古代オリエントの暦古代ギリシア・ローマの暦キリスト教世界の暦イスラームの暦南アジア・東南アジアの暦中国の暦日本の暦の変遷明治の改暦日本の暦の様式と内容日本の時刻制度現代の暦文化巻末付録私たちの生活に密接にかかわる「暦」。世界にはそれぞれの歴史・風土に根ざした多様な暦が存在する。それらはどのようにして生まれ,変遷し,利用されてきたのだろうか。本書は暦について,総合的かつ世界的な視点で解説を加えた画期的な事典である。〔内容〕暦の基本/古代オリエントの暦/ギリシャ・ローマ/グレゴリオ暦/イスラーム暦/中国暦/インド/マヤ・アステカ/日本の暦(様式・変遷・地方暦)/日本の時刻制度/巻末付録(暦関連人名録,暦年対照表,文献集等)   Honya Club.com


JPY ¥1,441
イスラーム世界"とは、ムスリムが多い地域のことだろうか。それとも、ムスリムである支配者に、イスラーム法で統治される国のことだろうか。あるいは単に中東地域を漠然と指すのだろうか。この曖昧な用語が近代ヨーロッパで生まれたイデオロギーであることを明らかにし、これからの世界史認識と叙述の方法を探る、アジア・太平洋賞特別賞受賞作。序論 「イスラーム世界」という語のあいまいさ第1部 前近代ムスリムの世界像と世界史認識(前近代ムスリムの地理的知見と世界像;前近代ムスリムによる世界史叙述)第2部 近代ヨーロッパと「イスラーム世界」(マホメット教とサラセン人(一八世紀以前);「イスラーム世界」の創造;東洋学と「イスラーム世界」史研究)第3部 日本における「イスラーム世界」概念の受容と展開(「イスラーム世界」概念の成立以前;日本における「イスラーム世界」の発見;戦後の「イスラーム世界」認識)終論 「イスラーム世界」史との訣別補章 「イスラーム世界」とグローバルヒストリー―十五年後の世界でジャーナリズムで、また学問の世界でも普通に使われる用語、「イスラーム世界」とは何のことで、一体どこのことを指しているのだろうか? ムスリムが多い地域のことだろうか、それとも、支配者がムスリムである国々、あるいはイスラーム法が社会を律している地域のことだろうか。ただ単に、アラビア半島やシリア、パレスチナなどの「中東地域」のことを指しているのだろうか? 本書は、高校世界史にも出てくるこの「イスラーム世界」という単語の歴史的背景を検証し、この用語を無批判に用いて世界史を描くことの問題性を明らかにしていく。前近代のムスリムによる「イスラーム世界」の認識、19世紀のヨーロッパで「イスラーム世界」という概念が生み出されてきた   Honya Club.com


JPY ¥3,080
イスラーム金融は、原油価格の高騰で中東諸国が手にした巨額のオイルマネーによって、急速に拡大している。その背景、仕組み、市場などをわかりやすく解説・展望する。第1章 イスラーム金融拡大の背景第2章 イスラーム金融のスキーム第3章 イスラーム金融市場第4章 イスラーム金融を担うイスラーム銀行第5章 非イスラーム諸国におけるイスラーム金融拡大に向けた動き第6章 イスラーム金融の課題と展望第7章 日本におけるイスラーム金融   Honya Club.com


JPY ¥1,047
追悼・村井吉敬(特別寄稿 逝きし友へ―村井吉敬教授とインドネシア研究;村井吉敬の仕事―民衆の穏やかな暮らしを描き、その破壊者を批判する;村井吉敬(むらい・よしのり)プロフィール;Nation Stateを超えて―民衆際自治と越境民主主義;インフォーマルな人びとをつくる工場―豊かになれない;東インドネシア、海民の社会空間―ゲセル島で村井さんと考えたこと;ハンギョレ新聞2013年3月26日 日本の「東南アジア研究の大家」村井吉敬逝去;村井先生を送る日に;「さようなら」というわけではない;桜の木をパプアに咲かせてくれた村井先生;ヨシノリ・ムライ、わたしの特別なセンセイ、教室の外だけどね;村井吉敬さんへ感謝を込めて)特集 変わるインドネシア(インドネシアの経済―発展の足跡;インドネシアの政治・外交―好調な経済を支える政治的安定;地域紛争とインドネシア共和国史;現代インドネシアにおけるイスラーム、メディアと政治;民主化の変化と「小さき民」;私はなに人?インドネシア人?)   Honya Club.com


JPY ¥1,760
シリコンが溶けてしまう熱さとは?水道水で大やけどする生活とは?砂漠で魔人に遭遇したら?UAE在住20年余の著者が語る知られざるアラブの日常!第1章 灼熱との闘い第2章 アラブの女性たち第3章 超自然現象とのつきあい第4章 イスラームのはなし第5章 湾岸アラブで子育て第6章 激変するUAE祖母のはなし(第八回「文芸思潮」エッセイ賞受賞作)日本が原油の9割を依存するUAEに嫁いだ日本女性が、20年余の体験から知られざる湾岸中東生活を語る。想像を超えた気候、迷信、宗教、人々の考え、生活習慣など、子育てと地域活動から深く観察するエッセイ。   Honya Club.com


JPY ¥4,180
日本の宗教史は世界においてどのような特色を持つのか。キリスト教やイスラーム教、儒教を信仰する地域と比較。妻帯、葬送、信仰、時空意識などを考察して、アジア史、そして世界史のなかに日本宗教史を位置づける。総論 世界のなかの日本宗教1 日本宗教と世界(日本中世宗教文化の特質;世界のなかの日本―一三世紀ー現代;キリスト教から見た日本の宗教―日本から見たキリスト教;イスラーム教の聖地巡礼とその多層性―日本の巡礼との比較研究に向けて)2 アジアの文化と日本宗教(仏典の伝播と日本の経蔵;隋・唐帝国と「宗教」―東ユーラシアから問いかける;敦煌仏教の展開と日本;仏教と妻帯;儒教と日本の葬祭儀礼―近世を中心に ほか)日本の宗教史は世界においてどのような特色を持つのか。キリスト教やイスラーム教、儒教を信仰する地域と比較。妻帯、葬送、信仰、時空意識などを考察して、アジア史、そして世界史のなかに日本宗教史を位置づける。   Honya Club.com


JPY ¥1,320
1928年にエジプトで誕生した、今日最大のイスラーム復興運動のひとつであり、草の根の社会活動を主とする「ムスリム同胞団」。その歴史、活動、思想について、過去と現在から解説する。〈横田貴之〉1971年生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。(財)日本国際問題研究所研究員。著書に「現代エジプトにおけるイスラームと大衆運動」など。    HMV&BOOKS online


JPY ¥3,850
女性"の身体的な生理現象であるだけではなく、さまざまな領域の深い部分に関わり、発展途上国だけ、あるいは日本だけのものではなく地続きでつながっている。序論第1部 グローバルな開発課題となった月経(国際開発の目標となった月経衛生対処―MHMとは;国際開発の対象となった月経の文化人類学的課題)第2部 各地域のローカルな文脈と月経対処(パプアニューギニア焼畑農耕民アベラムの月経対処と開発支援のかたち;インドネシア農村部の女子中学生はどのように月経対処しているのか―学校教育とイスラーム規範に着目して;カンボジア農村社会に生きる女性と「沈黙」の意味―月経の経験と実践に着目して ほか)第3部 MHM支援の実践にむけて(ローカルな文脈から見える開発実践への示唆)女性の月経をめぐる問題は,発展途上国だけで起きている問題ではない。わたしたちの身近なさまざまなところで、貧困に起因して生理用品が入手困難な状況があることに対して女性たちが声を上げている。特に "period poverty(生理の貧困)"という表現をイギリスのマスコミが用いて以来,状況を打開し"period equity(生理の平等化)"を求めるうごきが各地に広がっている。また、途上国と呼ばれる地域では,ジェンダー平等,女子教育の向上,衛生分野における女性配慮などの観点から月経対処は開発支援の対象とされ、地域に固有の文化的慣習や月経観は、世界的なうねりのなかで揺らいでいる。 本書では,月経をめぐる国際開発の動向をまず整理し,各地のローカルな文脈と月経対処の現状を「今」同時期にとらえる。さらに、各地のフィールドワークで得た情報をもとに現地の状況をていねいに分析し、各地域を比較することで、国際開発の現場での支援に対する示唆を抽出することを試みる。■本書の構成*第1   Honya Club.com


JPY ¥968
文明の誕生から現代まで、人類五〇〇〇年の歴史をまとめる著者のライフワークの第二巻。漢とローマという東西の二大帝国が衰退、世界は分断化の時代へ。また、キリスト教、大乗仏教が生まれ広まった(紀元元年‐五〇〇年)。イスラーム教が興り、唐、イスラーム帝国、東ローマ帝国を含めた海と陸のシルクロードの時代が幕を開けた(五〇一‐一〇〇〇年)。八世紀に入ると、「日本」という国が誕生した。人類史を一気に見通すシリーズの第二巻。漢とローマ二大帝国の衰退、世界三大宗教の誕生、陸と海のシルクロード時代の幕開け等、激動の1000年が展開される。   Honya Club.com


JPY ¥2,970
星占いの起源と歴史を知っていますか?「科学」としての占星術の発展と伝播を追い、私たちの古代・中世イメージを覆す!第1章 バビロニアから日本まで第2章 占星術のはじまり第3章 ヘレニズムの占星術第4章 地中海からインドへ第5章 サーサーン朝ペルシア第6章 インドから中国へ第7章 中国から日本へ第8章 イスラーム世界の占星術第9章 ジャイプルの夏星占いの起源と歴史を知っていますか?私たちの古代・中世イメージを覆す、科学としての占星術とそのグローバルな伝播の実際に迫る!紀元前8世紀のバビロニアを起源とする占星術は、ギリシアを経てインド・中国へと伝播、平安時代には「宿曜道」として遠く日本にまで伝えられた。未来を予知する学問として体系化された占星術は、天文学や暦の成立とも結びついた、まさに最先端の科学であり、だからこそ世界中に伝えられたのである。占星術の歴史的な意義を見つめ、広大なスケールで文化の交流を描く。   Honya Club.com


JPY ¥5,170
本書の前半では、戦争と平和をめぐる諸問題・国際関係の変化や今日的状況を、歴史的・構造的にとらえ、各国の視点、国際関係史や国際政治学の視点から解き明かし、問題の本質を見抜く目を持つための知見を提供する。後半では、太平洋戦争の経験を今日あらためてどう総括するのか、新しい憲法のもとでの戦後日本の経験と智恵を踏まえ、戦争・平和・人権を、日本人としての主体的かつ長期的視座から考える。1 国際関係の視点(戦争・平和・人権―国際関係史の視点から;イスラームにおける戦争・平和・人権―歴史的背景と現状 ほか)2 地域・各国の視点(広域欧州国際政治の地殻変動;アメリカの視点―アメリカの対外政策と戦争 ほか)3 日本の視点(1)(全体戦争と総動員体制―少年の経験・記憶・考察;靖国問題と歴史認識 ほか)4 日本の視点(2)(日本国憲法と安全保障;日本の国際協力―現状と課題 ほか)5 現場の視点(平和な国際社会の構築に向けて―国連・日本・女性の役割;日本のODA ほか)戦争と平和をめぐる諸問題・国際関係の変化や今日的状況を、歴史的・構造的にとらえ、問題の本質を見抜くための知見を提供。また、戦争・平和・人権を、日本人としての主体的かつ長期的視座から考える。   Honya Club.com


JPY ¥2,090
かたや男性・イスラム教徒、かたや女性・非イスラム教徒。ともにイスラーム研究を専門としつつも、立場を異にする二者が交わす、妥協を排した書簡による対話。IS、アフガニスタン中村哲氏殺害、ハラール認証、イラン・トルコ情勢、コロナ禍…。同じイスラーム研究を専門としていても、これだけ世界の見方が違う。はたして日本人は、イスラームをどれだけ理解しているか?誰も教えてくれなかったイスラーム世界の真実。第1書簡 あるべきイスラーム理解のために第2書簡 イスラム国をめぐって第3書簡 トルコ、クルド問題について第4書簡 タイのイスラーム事情第5書簡 中村哲氏殺害事件をめぐって第6書簡 ハラール認証の問題第7書簡 イラン/アメリカ関係の深層第8書簡 コロナウイルス禍がもたらしたもの第9書簡 トルコのコロナ対応をめぐる考察最終書簡 インシャーアッラー それぞれの結語としてイスラームは、穏健で寛容で民主的な、平和の宗教か?かたや男性・イスラーム法学者にしてイスラム教徒=中田考。かたや女性・イスラム思想研究者にして非イスラム教徒=飯山陽。ともにイスラームを専門としつつも、立場を異にする二者が交わす、妥協を排した書簡による対話。IS、トルコ・クルド問題、アフガニスタン中村哲氏殺害、ハラール認証、イラン情勢、コロナ禍の影響……。同じトピックを論じても、これだけ世界の見方が違う。はたして日本人は、イスラームをどれだけ理解しているか? 神の前の自由・平等?人が獲得した自由・平等?誰も教えてくれなかった、イスラーム世界の真実をめぐる、火花を散らす対話の記録。「20年以上前に初めて出会った時から今に至るまで、中田先生は私にとって、全く分かり合うことのできない異質な他者です。中田先生だけでなく、私は日本の中   Honya Club.com


JPY ¥2,090
混乱を極める中東はどこへ向かうのか。IS(イスラーム国)のテロはいつ終わるのか―。内戦あるいは戦争が続くシリア、イラク、リビア、イエメン。テロの脅威に晒されるトルコ。岐路に立つ欧州。トランプ大統領誕生後、先行きの見えぬアメリカ。プーチンとロシアのしたたかな思惑。イラン、イスラエル、サウディアラビアの不穏な関係。グローバルに拡大する難民etc.。中東発の世界危機は深刻化し、がんじがらめの嵌合状態になっている。本書は「明治大学国際総合研究所」の研究を貴重な資料写真を交えて書籍化。多士済々の著者が、地政学の視点から、複雑に変容する国際情勢をあざやかに解き明かす。第1部 ISをめぐる地政学(ISの地政学的意味;ISのイデオロギー;米国:オバマ政権の「対テロ戦争」と「IS」;シリア―紛争とイスラーム過激派の台頭)第2部 拡散するISの脅威(トルコにおける「IS」の活動;リビアの地政学リスクとイスラーム過激派の動向―「非統治空間」への着目;エジプトにおける急進派の連携と分裂―「ISシナイ州」とアル・カーイダの競合関係の考察;対「イスラーム国」戦の陰で深まるイラクの政治危機)第3部 中東・中央アジアの経済・ビジネス―日本企業はどう対応すべきか(中東の地政学リスクと国際エネルギー市場;サウディアラビアの石油依存脱却に向けた取り組み―油価下落の影響;紛争が常態化する中東での経済活動を考える;一総合商社の活動の歴史から見たイスラーム市場の魅力)第4部 中東・中央アジアの歴史・宗教・社会(フランスのテロとイスラム過激派の実態;モロッコの過激派対策:長期的視点に立った宗教政策の試み;シリア難民女性による演劇:癒しの実験とジェンダー規範;GCC諸国の高等教育の状況;歴史のなかの中央アジア―ゼンギーアタ   Honya Club.com


JPY ¥2,640
還暦で世界初のインターネット生保(ライフネット生命)を立ち上げ、古希で日本初の学長国際公募により立命館アジア太平洋大学学長に就任した稀代の読書家が、古代ギリシャから現代まで100点以上の哲学者・宗教家の肖像を用いて日本人最大の弱点、「哲学と宗教」の全史を体系的に語る。宗教が誕生するまで世界最古の宗教ゾロアスター教がその後の宗教に残したこと哲学の誕生、それは"知の爆発"から始まったソクラテス、プラトン、アリストテレス孔子、墨子、ブッダ、マハーヴィーラヘレニズム時代にギリシャの哲学や宗教はどのような変化を遂げたかヘレニズム時代に中国では諸子百家の全盛期が訪れたヘレニズム時代に旧約聖書が完成して、ユダヤ教が始まったギリシャ王が仏教徒になった?ヘレニズム時代を象徴する『ミリンダ王の問い』キリスト教と大乗仏教の誕生とその展開イスラーム教とは?その誕生・発展・挫折の歴史イスラーム教にはギリシャ哲学を継承し発展させた歴史があるイスラーム神学とトマス・アクィナスのキリスト教神学との関係仏教と儒教の変貌ルネサンスと宗教改革を経て哲学は近代の合理性の世界へ近代から現代へ。世界史の大きな転換期に登場した哲学者たち19世紀の終わり、哲学の新潮流をヘーゲルの「3人の子ども」が形成した20世紀の思想界に波紋の石を投げ込んだ5人   Honya Club.com


JPY ¥3,190
イスラーム世界と日本イスラームの誕生と拡大:7‐8世紀カリフの時代:8‐10世紀軍人政権の分立:9‐11世紀交流するイスラーム世界:12‐15世紀トルコ・モンゴル系国家とペルシア語文化:13‐18世紀オスマンの平和:14‐19世紀近代の出会いと衝突:19‐20世紀植民地化とナショナリズム:二つの世界大戦家族と女性都市と商人契約と裁判スーフィーと聖者と教団イスラームの造形文化グローバル化時代のイスラーム世界   Honya Club.com


JPY ¥4,180
統一テーマ「宗教と法―聖と俗の比較法文化」について宗教と法―キリスト教のパースペクティブから「自然法‐実定法」ダイコトミーの成立と「法の世俗化」―ヨーロッパ中世盛期における宗教と法宗教と法 聖と俗の比較法文化―非西欧のパースペクティヴから宗教と法―イスラームの視点から宗教と法をめぐる法文化比較―天皇制とオウム真理教を手がかりに現代日本の宗教と法現代ドイツにおける宗教と法リベラリズムと政教一致体制―ジョン・ロールズ『諸国民の法』におけるリベラリズムの自己抑制「宗教と法」コメント〔ほか〕2002年度日本法哲学会学術大会における諸報告を中心に、「宗教と法」を統一テーマとして編集。宗教と法の関わりを、比較法文化というパースペクティブ、すなわち「聖と俗をめぐる比較法文化」をも踏まえて分析。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
宇宙、人間、宗教、伝統、スポーツ、国際、芸術…賢者と語り、真剣に考えた"生きる"とは。12人の賢者から得られる言葉・ものの見方。片倉もとこ(文化人類学者)―イスラームの叡智を旅して野村万作(和泉流狂言師)―太郎冠者の語りに酔う村上和雄(遺伝子学者)―心と遺伝子から、生命の謎へ吉岡幸雄(染織史家)―自然への畏敬を染め抜いて相原茂(中国語学者)―中国語は理解への広い門酒井雄哉(天台宗大阿闍梨・總一和尚)―今日の自分は今日で終わり、明日はまた新しい自分ワダエミ(衣装デザイナー)―過去をなぞるようになったら、そのときは仕事をやめるとき佐藤勝彦(宇宙物理学者)―「私たちはどこからきて、どこへいくのか」を問い続けてフンメン・オン(IBMゼネラル・ビジネス部門副社長)―異文化交流で大切なのは、オープンな心と謙虚さ西水美恵子(元世界銀行副総裁)―本物のリーダーは燃える情熱に根ざす中川健(公益財団法人、がん研有明病院名誉院長)塚原光男(JOC理事・ロンドンオリンピック日本選手団総監督)宇宙、人間、宗教、伝統、スポーツ、国際、芸術…。賢者と語り、真剣に考えた"生きる"とは。片倉もとこ、野村万作、村上和雄、フンメン・オンら、12人の賢者から得られる、読んでいて心に響く言葉・ものの見方。   Honya Club.com


JPY ¥1,870
老練な元外交官が、大動乱の兆しを見せる世界の現実を冷厳な目で捉え、今後の日本外交のあるべき姿と独創的な安全保障戦略を論じた注目の書き下ろし!!第1部 激変する世界(「トランプ・ショック」の衝撃波;英国の欧州連合(EU)離脱とヨーロッパの将来;転機に来た中国;アジアに目を向けるロシア;北朝鮮の将来;「イスラーム国」(IS)の崩壊と中東激変の予兆)第2部 外交の復権(「トランプ・ショック」で変容する世界の中の日本;日本外交批判)第3部 自立した日本外交と安全保障戦略(21世紀の日本の安全を守る選択肢;日本の防衛政策の転換;二国間外交による安全保障;アジェンダ設定による安全保障;トランプを切り札にした日本の自立)既成政治への不満をのみこんだポピュリズムの奔流が世界を大きく変えようとしている。その中で日本はどう行動すべきなのか。老練な元外交官の著者が今後の世界を読み解き、日本の外交・防衛のあるべき姿を提言。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
特集 コロナ禍における世界の学校教育(ユネスコによるコロナ禍とその後の教育への対応;コロナ禍におけるアメリカ合衆国の教育政策―連邦政府の姿勢とシンクタンクの議論 ほか)自由投稿論文(インドネシアのイスラーム系私立学校"Integrated Islamic School"における知の融合―宗教知と一般知の二分法の克服;中国における高等職業教育機関と企業との連携―現代学徒制の実践状況に着目して)書評(日下部光著『アフリカにおける遺児の生活と学校教育―マラウイ中等教育の就学継続に着目して』;田村徳子著『ブラジルの校長直接選挙―教職員と保護者と児童生徒みんなで校長を選ぶことの意味』 ほか)文献紹介(阿古智子・石塚迅・山崎直也編著『東アジアの刑事司法、法教育、法意識―映画『それでもボクはやってない』海を渡る』;有本章編著『大学教授職の国際比較―世界・アジア・日本』 ほか)■特集 コロナ禍における世界の学校教育特集の趣旨 (南部 広孝)ユネスコによるコロナ禍とその後の教育への対応 (吉田 和浩)コロナ禍におけるアメリカ合衆国の教育政策―連邦政府の姿勢とシンクタンクの議論― (佐藤 仁・長嶺 宏作)コロナ禍におけるスウェーデンの学校教育 (田平 修 ・林 寛平)コロナ禍における中国の学校教育―政策の連続性に注目して― (南部 広孝)コロナ禍におけるシンガポールの教育対応と学校の取り組み(重松 香奈・池田 充裕)コロナ禍における南アフリカの教育格差 (山崎 瑛莉)コロナ禍におけるブラジルの学校教育―その基盤にある学校観― (田村 徳子)■自由投稿論文インドネシアのイスラーム系私立学校"Integrated Islamic School"における知の融合―宗教知と一般知の二分法の克服―(アズミ ムクリサフ)中国における高等職業   Honya Club.com


JPY ¥3,080
地球上の五人に一人が信者であり、地域的にも大きな広がりをもつイスラーム。戦火なお収まらぬいま、対立の構図を超えて共生の道を探るために、私たちは何を知り、理解しなければならないのか。日本のイスラーム研究の最新の成果をもとに、歴史・社会・信仰の側面からイスラーム世界の多様性をわかりやすく解説、その全体像に迫る。1 イスラームへの招待(日本社会とイスラームをめぐって)2 イスラームとは(預言者ムハンマド その歴史といま;ムスリムの人生儀礼―命名、割礼、結婚そして葬送)3 多様な地域性(中央アジアにおけるイスラーム復興;東南アジアにおけるイスラームと市民社会 ほか)4 変わりゆくイスラーム(スーフィズムの歴史と現在;日本のムスリム社会を歩く ほか)5 日本のイスラーム研究(焦点と未来への展望)全世界の5人に1人が信仰し、地域的にも大きな広がりを持つイスラーム。共生の道を求めて、今、何を知るべきなのか。歴史・社会・信仰の側面からイスラーム世界の多様性をわかりやすく解説、その全体像に迫る。   Honya Club.com


JPY ¥3,080
緊密化するアジア交流のなかで、読者自らがアジアの思想と歴史に取り組めるよう、その方法論的視点を提供する。早稲田大学アジア研究機構による、初の研究ガイダンス。第1部 中国の前近代史(フィールド歴史学と中国古代史;中国隋唐史研究とユーラシア史;宋代中国士人社会研究の課題と展望―明州寧波士人社会と豊氏一族;全真教と内丹法―近世的仙道の展開;清帝国の非漢語世界―文書と現地から)第2部 アジア諸地域の前近代史(古代朝鮮史研究と出土文字資料―朝鮮古代史をどのように学ぶのか;移動と交流―考古学が語る東南アジアの古代史;内モンゴル東部のモンゴル人の経済構造;イスラーム学と経済学をつなぐ試み―イブン・ハルドゥーンの経済論入門)第3部 日本とアジアの近現代(アジア近代史の中の日本―アジア学と日本学の融合を目指して;日本研究とアジア研究;「東アジア共同体」の虚像と実像;早稲田大学におけるインドネシア研究半世紀)アジアと日本の緊密化は避けることのできない必然事項。緊密化するアジア交流の中、読者自らがアジアの歴史と思想に取り組めるよう、その方法論的視点を提供。早稲田大学アジア研究機構による、初の研究ガイダンス。   Honya Club.com


JPY ¥2,200
アラビアの街から砂漠を越え、大洋を渡って広がったイスラーム千四百年の歴史のなかではぐくまれた、時に繊細で、時に大胆な建築、美術品の数々。かつては『アラビアン・ナイト』の幻想的なイメージでしか認識されていなかったイスラーム美術は、日本におけるコレクションの拡大と海外所蔵作品展の開催、交通手段やインターネットの発達に伴い、今では身近になりつつある。どこまでも伸びる不思議な草の蔓、緻密な図形美、神の言葉を伝えるアラビア文字で満たされ、どこか懐かしい動物と人物の姿にも出会えるイスラーム美術の世界へようこそ。第1章 建築―緻密な装飾と構造が魅了する美の空間へ(イスラーム建築の特徴を知る;岩のドーム―ビザンティンの影響を残す、最古の宗教建築;モスクの始まり―ムハンマドの住居兼礼拝所が起源 ほか)第2章 写本芸術―職人の精魂が宿る書画と装丁の世界(イスラーム写本の特徴を知る;アラビア書道の誕生―厳密な規範にもとづく書体で神の言葉を表す;初期のコーラン写本―美しい見栄えと読みやすさを求めて発展 ほか)第3章 工芸―儀礼具や日用品を彩る多様な意匠(イスラーム工芸の特徴を知る;陶器・発達の歴史―中国磁器を手本にイスラーム独自の技法へ;ラスター彩陶器―手の込んだ工程を経て放たれる輝き ほか)壮麗な美の空間、心地よい文様のリズム、おおらかな造形…。世界を魅了する華麗な装飾美のイスラームの美術。建築、写本芸術、工芸など、多彩な美の精華を通して、文化に親しみ、歴史と宗教にふれる1冊。   Honya Club.com


JPY ¥6,621
モゴール族探検記アフガニスタンの旅(義経の亡霊;生きた遺跡モゴール族;氷河と砂漠のなかの衣食住;モゴール族の問題点;モゴールの村での山崎さん;山崎忠氏のおもいで;アフガニスタンの旅;『モゴール族探検記』補遺;モゴール族探検余話;トルキスタンの旅;映画『カラコルム』の回想)中洋の発見(カイバル峠からカルカッタまで;カルカッタ以後;カラチとクエッタ;双胴の国;「イスラム世界の人びと」(全五巻)―すいせん文;中洋の提唱)地中海の文明(サハラー文明史的素描;レプティス・マグナの遺跡;リビア砂漠あとさき;地中海文明論)中東研究を目ざして(中東文化ミッション;中東地域研究の現状と展望―シンポジウムにおける基調講演;国立中東研究所構想私論;特定研究「中東の社会変化とイスラムに関する総合的研究」によせて;日本中東学会の成立;イスラーム文明と日本文明)   Honya Club.com


JPY ¥1,320
第1章 イスラームとの出会い(日本とイスラーム世界の接触;イスラームを知る ほか)第2章 研究文献を探す、読む、使う(研究文献とは何か;イスラーム地域にかんする研究用語 ほか)第3章 史料を探す、史料から学ぶ(史料にたずねる;イスラーム史料の概要 ほか)第4章 現地語資料の入手(現地語資料へのアクセス;アラビア語書籍を買う ほか)世界の注目を集めながら、現実には接触の機会の少ないイスラーム。日本のイスラーム研究発展の経緯を概観したうえで文献や資料の探索、現地語資料の入手など、イスラーム研究の方法を具体的に紹介する。   Honya Club.com


JPY ¥1,177
白磁胎に、コバルト顔料で絵付をした彩画磁器、青花。元代、中国の景徳鎮で完成したといわれ、日本では「染付」と呼ばれている。なぜ、この時代、突然出現したのか、今もって謎である。元、明、清代、中国の特産品として、日本、アジア、イスラーム中東、さらにヨーロッパへと運ばれた。青花の伝世品や陶磁片を各地へ訪ね、全く新たな視点から、誕生をめぐる問題や謎をとらえ直し、「新陶磁の道」を提起する意欲作。序章 王宮の天井を埋め尽くす青花磁器第1章 「陶磁の道」研究のパイオニアたち第2章 青花磁器の誕生第3章 元代の景徳鎮窯第4章 明代の景徳鎮窯第5章 青花磁器は海を越えて第6章 スルタンの中国陶磁コレクション第7章 琉球王国に下賜された青花磁器第8章 海に眠る中国陶磁器第9章 草原世界へ広がる青花磁器の道第10章 青花磁器とチャイナ・ブーム白磁胎に、コバルト顔料で絵付をした彩画磁器、青花。ヨーロッパや中東、東南アジア、内陸アジアへ運ばれた青花を訪ね、東西文明交流の道程を明らかにし、全く新たな視点からその誕生の謎に迫る。   Honya Club.com


JPY ¥3,740
第1章 国際金融危機とアジアの資本市場第2章 中国・香港の証券市場第3章 インドの証券市場第4章 ASEANの証券市場第5章 イスラーム金融1―基本概念と今日的課題第6章 イスラーム金融2―資本市場への展開第7章 イスラーム金融3―アジア各国の展開第8章 中国人民元の国際化第9章 アジアの高齢化問題と金融・資本市場第10章 アジアの資本市場協力と日本   Honya Club.com


JPY ¥2,860
第1部 世界の多様性(世界はひつの多様な家族;宗教が結ぶ日本と台湾;アジアの美意識と化した儒教文化と韓国 ほか)第2部 多言語・多文化社会の歴史と現在(中世スペインの聖職者のイスラーム観―コルドバのエウロギウスの場合;グスタフ・クリムトとエゴン・シーレのあいだ―ハプスブルク帝国の崩壊期における他者;フランスと欧州統合―「多様化における統一」プロセスの中で ほか)第3部 学校のなかの多文化状況(日本国内における外国人児童生徒教育の現状と課題;オルティンドーと江差追分―音楽を通した他者理解の可能性と方法;多文化社会アメリカにおける「平等保護」のためのアプローチ―多文化教育の「コンプリヘンシブ」概念でみるハワイの教育改革 ほか)   Honya Club.com


JPY ¥836
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで日本語と空手を教えることになった筆者。予備知識はなかったが、生徒との交流、現地での暮らしの中で徐々に彼らの行動原理を理解していく。イスラームで重視される、清潔さ・羞恥心・忠誠・信頼などは、ふだん日本人が実践している行為や考え方と重なっており、日本に対して尊敬の念を抱いているアラブ人は実は数多い。イスラーム教徒にまつわる行動の不思議を解き明かし、世界人口の20%強を占めるイスラームの人たちとうまく関わっていくためにはどうすればいいかがわかる一冊!第1章 誕生から葬式まで、信仰とともにある生活第2章 食材と料理第3章 イスラームの成立と制度第4章 ラマダーン(断食月)体験第5章 イスラームに基づく身なり第6章 男女別々の社会第7章 イスラーム教徒が日本を好きな理由第8章 イスラームに対するありがちな誤解イスラーム世界に飛び込んだ日本人女性による体験記。イスラーム教徒にまつわる行動の不思議を解き明かし、世界人口の20%強を占めるイスラームの人たちとうまく関わっていくためにはどうすればいいかがわかる。   Honya Club.com


JPY ¥5,280
200万を超える在留外国人と日本人は、今いかなる関係を築いているのだろうか?新しい隣人を深く知るために、異国の地で彼らが拠り所とする信仰を、フィールドワークから詳らかにする。イスラム教・仏教・キリスト教。1 イスラームとハラールの広がり(マスジドと地域社会;イスラーム圏からの観光とハラール;現代日本における「ハラール」をめぐる諸問題;マスメディアの中の「ハラール」―『朝日新聞』記事の分析;韓国・台湾イスラーム事情)2 台湾・ベトナム・スリランカから来た仏教(台湾仏教寺院における非宗教的な交わり;設立される待望の故郷―在日ベトナム人と仏教寺院;修験道寺院におけるスリランカ仏教の祭り;テーラワーダ仏教の日本人による受容)3 韓国・ラテン・フィリピン・旧ソ連発のキリスト教(韓国人宣教師にとっての日本宣教―「汝の敵」「隣り人」としての日本;なぜ日本人が韓国系キリスト教会の信者になるのか―教化方法に着目して;信仰を介した在日ペルー人の擬似家族―ペルー人ペンテコステ系教会の事例から;在日フィリピン人とイグレシア・ニ・クリスト;日本における旧ソ連諸国出身者の宗教生活)附録(国内マスジド探訪記)200万を超える在留外国人と日本人は今いかなる関係を築いているか。新しい隣人を深く知るために異国の地で彼らが拠り所とする信仰をフィールドワークから詳らかにする。   Honya Club.com


JPY ¥2,970
聖典『クルアーン(コーラン)』とイスラーム法学をより深く理解し、イスラームとは何か?を根本的に知るためには、「ムスリムは何を信じているのか?」に答える、イスラーム神学を学ばなければいけない。日本で、唯一の「イスラーム神学」本格的入門書。最重要古典の一つ『ナサフィー信条』の全訳と詳解を収録。欧米・日本で少数派のムスリムが社会と共生するために必要となる「ムスリム・マイノリティのためのイスラーム法学と神学」を付す。第1部 スンナ派概論(スンナ派正統神学派;「異端」の諸派)第2部 スンナ派の信条―ナサフィー『信条』訳解(ナサフィー『信条』本文;ナサフィー『信条』訳解)附録 ムスリム・マイノリティのためのイスラーム法学と神学聖典『クルアーン』とイスラーム法学をより深く理解し、イスラームとは何かを根本的に知るためには、「ムスリムは何を信じているのか」に答える、イスラーム神学を学ばなければいけない。日本で唯一の本格的入門書。   Honya Club.com


JPY ¥3,960
「比較文明」は、地球上の文明を総体的かつ関係的に考察しようとする超領域的研究分野で、21世紀へと向う今日いよいよ重要性を益しつつある。来るべき時代は、諸文明の「衝突」ではなく、諸文明の「共存」をこそ実現しなければならないが、そのためには地球上に存在する多様な文明の独特な価値をそれぞれ認め合い、その比較研究を通して相互理解の橋を架けてゆくことが、ますます必要となってきている。「講座比較文明」全3巻が企画され、刊行されるのは、こうした状況認識の下においてである。本巻では比較文明の「歴史」と「地域」がとり上げられ、文明の多様性とその特質、さらにその間の比較が具体的な実例に即して解明される。1 一つの文明の構造分析―そのケース・スタディから(文明としてのヨーロッパ;文明としてのイスラーム;文明としての中国 ほか)2 二つの文明の比較分析―文明比較の原型(汎インド文明論概説―インドにおける文明融合と新文明形成のダイナミズム;新文明モデルとしての日本―ロシア改革の視点から)3 文明の多項比較分析―複雑系の視点(東欧地域の文明―バルカンのムスリムを中心として;アフリカ地域の文明;ラテンアメリカ地域の文明 ほか)   Honya Club.com


JPY ¥2,420
異文化理解と国際理解に関して、多様な広い視点から具体例をもとに論じた誘いの書。特に文化人類学による異文化理解の視点と国際関係論を主とする国際理解の視点を軸に、自文化における身近な他者理解にも注目する。社会学や民俗学、地域研究、美術史などの視点も合わせて多角的・複眼的にわかりやすく紹介する。第1部 異文化・国際理解とフィールドワーク(異文化・国際理解への招待;フィールドに出会う、フィールドで考える―自文化と異文化の往還)第2部 歴史と国際関係(ナショナリズムと民族紛争;多文化主義と歴史認識―オーストラリアに学ぶ;布を通して見た江戸期日本の異文化受容―イランの絹織物を通して)第3部 異文化(他者)と表象(「祖国」という名の異国、「同胞」という名の他者と向かい合う;表象/消費される異文化―日本のメディアで生みだされる東南アジアへのまなざし;イスラームにおける聖なるものの表象―預言者・聖者の描写について;メディアにおける犯罪の社会的構築―「他者」との共生にむけて)第4部 差異と多様性(アジアの「周縁」間を移動する人々―台湾・沖縄間を事例に;病むという経験の多様性;つくられる「男らしさ」「女らしさ」―ジェンダーと身体の構築性;差別と社会―障害者問題をてがかりに;国境を越える民族のアイデンティティ―タイ・中国・ベトナムのヤオ族)異文化理解と国際理解に関して多様な広い視点から具体例をもとに論じた誘いの書。文化人類学による異文化理解の視点と国際関係論を主とする国際理解の視点を軸に、社会学や民俗学、美術史などの視点も合わせて紹介。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
1 東アジア史(中国史;北方遊牧民族史)2 中央アジア史(東トルキスタン史;西トルキスタン史)3 南アジア史(インド史;パキスタン史)4 東南アジア史(ベトナム史;カンボジア史 ほか)5 西アジア史(古代メソポタミア史;イスラーム帝国史 ほか)本書の特色1.本書は,一般読者のための教養書であり,また世界各国の歴史を時代順にのせた世界史受験のための参考書です。本書を,最初から読み始めるのではなく,好きな国や知りたい国の歴史から読んで下さい。2.本書は,各国史の概説書的な役割ももっています。海外勤務あるいは海外旅行に行くとき,受験で知識を国別に整理するときに必ず役に立ちます。3.まず,世界地図を頭に入れてください。そして,本書を読みながら,本書に掲載している地図で,地名や出来事の起こった場所を確認してください。4.歴史を理解するうえで最も基本的な語句,大学入試に出題率の高い語句を赤ゴシックとし,重要な語句,頻度は少ないが出題の可能性がある語句は黒ゴシックとしました。5.各種『世界史用語集』に載っていない歴史用語や固有名詞は,極力排除して,本書からはずしました。6.年号は黒ゴシックになっているものを覚え,それ以外についてはその年の「何年くらい前」「何年くらい後」というように把握するとよいと思います。7.本文中の見出しを縦の……線でつないだものは,同時代に存在したことを示しています。8.国名等を下記のように漢字を用いて略記した場合があります。米…アメリカ英…イギリス伊…イタリア豪…オーストラリア墺…オーストリア蘭…オランダ西…スペインソ…ソ連独…ドイツ仏…フランス普…プロイセン墨…メキシコ欧…ヨーロッパ露…ロシア亜…アジア印…インド中…中国土…トルコ西亜…西アジア日…日本越…ベトナム9.なお,本書中の   Honya Club.com


JPY ¥8,580
第1部 概念の文化触変(概念の文化触変―「"国際"社会」という日本語の登場と変遷;概念の伝統と近代―中国と日本における「公共」 ほか)第2部 近現代アジアにおける文化触変(貿易と文化触変―近代アジアにおける模倣・偽造と市場の重層性;近代化と統治の文化―明治日本とシャムの天然資源管理 ほか)第3部 国際関係における文化・文明・民族(植民地の文明化と宗教的・民族的少数派―フィリピンのモロをめぐる「白人の責務」とイスラーム復興;日中関係のなかの中国美術―岡倉天心の中国調査とアジア文明論 ほか)第4部 国際文化関係を動かす活動(女性と国際交流―竹中繁と日中女性の連帯;国際文化交流における国家と知識人―国際連盟知的協力国際委員会の設立と新渡戸稲造 ほか)国家間関係にとどまらない多様な展開を見せてきた、近現代の国際関係をどのように捉えるか。本書では、文化を基点とする共通の視点から、アジアに軸足を置いて多角的にアプローチする。   Honya Club.com


JPY ¥935
アジアは先進地域でヨーロッパは後進地域だった!日本で教えられている経済史の多くは「アジアは後進地域」というマルクスの考えに基づいていますが、真実は全く逆だったのです。本書は、世界では通用しなくなった経済の歴史のとらえ方をただし、最新の事実と最先端の考え方を解説します。第1章 歴史のとらえ方を疑え―教わらなかった成長をめぐる戦い(教科書の通説を疑え―大塚史学の限界;消費財こそ成長の原動力だ―日常生活の視点 ほか)第2章 「アジアは後進地域」を疑え―教科書のストーリーを覆す(改革がもたらした秦と漢の経済成長―知られざる古代中国の実力;イスラームと中国によるアジアの海―ムスリムが結んだネットワーク ほか)第3章 「先進地域ヨーロッパ」を疑え―貧しかった辺境はこうして興隆した(近代世界システムはこう理解する―国家競争を生み出した仕組み;数量化するヨーロッパ世界 ほか)第4章 危機と繁栄の近現代(イギリスはなぜヘゲモニーを握ったのか―衰退しない一九世紀のイギリス;七四歳で死んだ社会主義経済―なぜ長生きできなかったのか ほか)「アジアは後進地域で、産業革命でヨーロッパにさらに差をつけられた」――。日本で教えられている経済史の多くはこのマルクスの考えに基づいています。しかし真実は、かなり長い間、アジアの方が経済的に有利だったのです。ヨーロッパがアジアに売れるものはほとんどなく、アジアから大量の香辛料を輸入することを余儀なくされていました。本書は、世界では通用しなくなった経済の歴史のとらえ方をただし、なぜアジアがヨーロッパに取って代わられ、現在なぜアジアが台頭しているのかを、教科書の古い常識を覆しながら解明します。   Honya Club.com


JPY ¥1,100
【特集】世界を覆う「まだら状の秩序」現在の世界秩序を何と呼べばいいのだろうか? 自由主義とイスラーム主義といったイデオロギーによる断裂の線は、地理的な境界を持たず、中東でもアフリカでも、欧米の国々でも、社会の内側に走っている。個々人も、慣れ親しんだ自由を享受せずにはいられないにもかかわらず、他方で強い指導者に難問を委ね、即断即決の強権発動で解決してもらおうという心性に、知らずのうちに侵食されている。ここに「まだら」な状態が生じてくる。グローバルな条件が可能にする、グローバルな危機の震源は、「まだら」な世界地図のひとつひとつの斑点のように、世界各地に、究極的にはわれわれ一人ひとりの内側に点在している。「まだら状の秩序」を凝視する作業によって変化の片鱗を見出そうとしていたわれわれの営為は、今後どのように見えてくるのか。すばらしい「まだら状」の新世界/池内恵最高指導者と革命防衛隊――イランを支配しているのは誰か?/アリー・アルフォネ宗教と国家――エジプトの権力構造における宗教機構/ネイサン・J・ブラウン戦略的自律性の追求――アラブの春の挫折とトルコ外交/シャーバン・カルダシュ南コーカサスにおける非民主的な「安定」/廣瀬陽子変わりゆく世界秩序のメルクマール――試練の中のスウェーデン/清水謙権威主義への曲がり角?――反グローバリゼーションに揺れるEU/岩間陽子習近平の社会思想学習/近藤大介■写真で読む研究レポート(グラヴィア)■イタリア・ルネサンス庭園――知を創造する緑陰を訪ねて/桑木野幸司フランスにおける日本関連の録音資料/鈴木聖子■論考■教育は「聖域」か――政治とお金から逃げる日本/青木栄一朝河貫一の一九四六年秋憲法第九条改正論――「神聖な武力」への反省を刻んだ自由追求のために/浅   Honya Club.com


JPY ¥5,500
日本軍部はなぜ中国ムスリムへの教育や団体事業を重視したのか。その背景を探るとともに、とくに女子中等教育の詳細を明らかにし、植民地とジェンダーという視点から論じる第一級の研究書。第1部 日本軍のアジア侵攻と回教工作(日本占領下における宗教政策と日本国内での回教工作;日中戦争時期における中国の回民と日本の回教工作)第2部 中国回教総聯合会による回教工作と教育(日本占領下の北京における回民教育;日本占領下の華北におけるイスラーム青年工作―中国回教青年団をめぐって;蒙疆政権下の回教工作と教育―西北回教聯合会を中心として)第3部 日本占領下の少数民族女子中等教育(日本占領下の北京での回民女子中等教育―実践女子中学に焦点をあてて;蒙疆政権における回教工作と女子教育―善隣回民女塾を中心として;満洲国におけるモンゴル人女子青年教育―興安女子国民高等学校を中心として)日本軍部はなぜ中国ムスリムへの教育や団体事業を重視したのか。その背景を探るととともに、特に女子中等教育の詳細を明らかにし、植民地とジェンダーという視点から論じる第一級の研究書。   Honya Club.com


JPY ¥2,530
日本のアパートにもロンドンの街角にもイスラームが現出する。神秘や異国情緒や脅威ではなく、等身大の視線でとらえたイスラーム入門書。1 世界中に広がるイスラーム―紛争の種をまいているのか2 法と政治のしくみ―イスラーム体制は時代錯誤か3 経済と社会のモノサシ―開発を妨げていないか4 こころの飛翔、知識の伝統―科学と両立しないのか5 日常の暮らしぶり、生きざま―「とてもつきあえそうにない」は本当か6 悲喜こもごも、しきたりとレジャー―イスラーム世界は神秘的か7 家族のきずなが強い理由―女性は抑圧されているかイスラーム圏を一つの世界としてとらえ、誤解や偏見にもとづいた認識が根強く残るイスラームの歴史から文化・社会現象に至るまで、現地経験豊富な執筆陣が懇切丁寧に解説する。より正確なコーラン解釈を通して、イスラームとは何かを探る入門書。   Honya Club.com


JPY ¥2,200
外国人労働者たちは日本に来て、滞在し、ある者は定住してある者は帰国するなかでどのような経験をしているのか。滞日ムスリム移民の活力ある実態・現実を、来日から帰国後までを射程に収めて明らかにしたフィールドワークの成果。滞日ムスリム移民の軌跡をめぐる問い第1部 移住と定住の分岐点(親族集団から個人へ―現代の遊牧民・トルコ系シャーサバンの日本出稼ぎ;創り出される労働市場―交錯する求職ネットワーク;「ガテン」系への道―労働への適応、消費への誘惑)第2部 移民コミュニティと越境するネットワーク(越境する食文化―滞日ムスリムのビジネスとハラール食品産業;トランスナショナルな企業家たち―パキスタン人の中古車輸出業;イスラーム・ネットワークの誕生―モスクの設立とイスラーム活動)第3部 ふたたび越境するという経験―故郷に帰ったムスリム移民(滞日経験のバランスシート―帰国の経緯とその後の状況;消費社会のスペクタクルとトランスナショナリズムの逆説―バングラデシュの移民家族と開発される欲望)外国人労働者たちは日本に来て、滞在し、ある者は定住してある者は帰国するなかでどのような経験をしているのか。滞日ムスリム移民の活力ある実態・現実を、来日から滞日中の生活実態、帰国後の変化までを射程に収めて明らかにしたフィールドワークの成果。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
日本の江戸幕府、中国の清王朝とならんで、インドのムガル帝国はアジア旧帝国の最後の形である。しかし、ムガル帝国は、幕藩体制や清王朝の官僚体制のような整然とした統治組織は生み出さなかった。生み出そうとした歩みも途中で挫折してしまったのである。本書は、ムガル帝国の実質上の基礎をつくり、また、独自の統治制度改革を試みた第三代目のアクバル大帝の意図・事業を中心にすえながら、ムガル時代の姿を略述し、さまざまな角度からインド中世の実態に迫ったものである。1 インド史のなかのムガル帝国(古代から中世への変容;イスラームインド)2 アクバル(皇帝権力の上昇;専制国家建設の試み ほか)3 アクバル宮廷の人びと(ラージャ=トダル=マル―能吏から武将へ;カージャ=シャー=マンスール―一途な財務官 ほか)4 アウラングゼーブまで(第四代皇帝ジャハーンギール;第五代皇帝シャー=ジャハーン ほか)5 ムガルの社会(ヒンドゥー教徒;デリーとアーグラ)日本の江戸幕府、中国の清王朝とならんでインドのムガル帝国はアジア旧帝国の最後の形である。 しかしムガル帝国は、幕藩体制や清王朝の官僚体制のような整然とした統治組織は生み出さなかった。生み出そうとした歩みも途中で挫折してしまったのである。 本書は、ムガル帝国の実質上の基礎をつくり、また、独自の統治制度改革を試みた第三代目のアクバル大帝の意図・事業を中心にすえながら、ムガル時代の姿を略述し、さまざまな角度からインド中世の実態に迫ったものである。   Honya Club.com


JPY ¥5,500
マイノリティということばは新聞などでも頻繁に用いられる。では、それが一体どういう人たちのことを指しいるのかとなると、混乱した用いられ方がなされているという実情がある。本書は「マイノリティ」を所与としてとらえずに国際比較を通して概念そのものを問い直し、同時に各国における歴史的社会的背景や政策との関連も検討したうえで、日本社会が今後どのようにマイノリティと向き合うかについて考察する。「マイノリティ」をめぐる世界―本書の課題と意義第1部 「マイノリティ」とは何か―各国におけるとらえ方とその背景(日本におけるマイノリティ―概念の拡散とその社会的背景;日本の法制度におけるマイノリティ;フランスにはなぜマイノリティがいないのか―「共和国」の虚実;ドイツにおけるマイノリティ概念と政策―「少数民族」を中心とした意味の生成と変化;アメリカにはなぜ多様なマイノリティが存在するのか―概念の「拡散」とアファーマティブ・アクション;ロシア・ソ連における「少数民族」―概念変遷の政治社会史;韓国・中国におけるマイノリティ対応語とその政治社会的含意)第2部 マジョリティ‐マイノリティ関係の諸相―日本とヨーロッパにおけるあゆみと現状(近代日本文学とアイヌ民族―純血幻想をこえて;日系ブラジル人若年層における就労の経験―織り込まれた移住サイクル;日本におけるイスラーム教徒の歴史と現在―マイノリティを考察する視点から;「オロチョン・ラーメン」はなぜ辛い?―日露にまたがる、ある「少数民族」のなまえをめぐる社会史;地域語と外国語の間―アルザスにおける「ドイツ語」の教育をめぐって;わからないことばとどうつきあうか―ドイツ東部のソルブ語地域におけるマジョリティとマイノリティ言語)マイノリティ概念の政治的社会的背景―日本にお   Honya Club.com


JPY ¥2,640
戦前の「国家主義者」の代表とされてきた男が、イスラームに生涯惹かれつづけたのはなぜか?いまだ看過されがちなこの事実から、誤解多き思想家の知られざる姿を蘇らせる。序章 黙殺された思想家第1章 戦前と戦後をつなぐ想像力第2章 青年期の転回と晩年の回帰第3章 日本的オリエンタリスト第4章 アジア論から天皇論へ第5章 東京裁判とイラク問題終章 大川周明にとってイスラームとは何であったのか?天皇崇拝、アジア主義、東京裁判…。戦前の「国家主義者」の代表とされてきた男が、イスラームに生涯惹かれ続けたのはなぜか。未だ看過されがちなこの事実から、誤解多き思想家の知られざる姿を蘇らせる。〈受賞情報〉アジア・太平洋賞特別賞(第23回)   Honya Club.com


JPY ¥2,750
「食べられるもの、食べられないもの」を理解して訪日外国人のおもてなしに備えよう!序章 認証に頼らないムスリム対応とは(ムスリム市場とハラールビジネス;インドネシアから日本へ:スラール研究とのかかわり)第1章 ハラールとは何か(イスラームの基礎;ハラールの基礎とその根拠 ほか)第2章 ハラールビジネスとハラール認証(ハラール肉と屠畜証明;ハラール認証制度 ほか)第3章 ハラールとハラームの狭間で(ムスリム消費者の意識の多様性とその要因;シーフード ほか)第4章 ムスリム観光客の受け入れに向けた飲食サービス(試行錯誤で対応していく;すぐにできること:表示の工夫 ほか)付録「食べられるもの 食べられないもの」を理解して、訪日外国人のおもてなしに備えよう!多文化共生時代に必要なムスリム(イスラーム教徒)対応の実用書。ハラールとはイスラーム法によって許された物事をいう。飲食物のハラールの基礎と、いろいろな課題をおさえて、認証に頼らないムスリム対応の具体的な対策を提案。   Honya Club.com


JPY ¥8,580
東西の叡知を有機的統一体として読み解く。編纂の立場から中世ユダヤ哲学史における啓示と理性言語現象としての「啓示」アヴィセンナ・ガザーリー・アヴェロエス「崩落」論争―『哲学の崩落』(Destructio philosophorum)と『崩落の崩落』(Destructio destructionis)をめぐってテクスト「読み」の時代思想と芸術(安岡章太郎との対談)東洋思想TAT TVAM ASI(汝はそれなり)―バーヤジード・バスターミーにおけるペルソナ転換の思想マーヤー的世界認識―不二一元論的ヴェーダーンタの思惟構造をめぐってアンケート「ギリシア悲劇と私」への回答「エラノス叢書」の発刊に際して―監修者のことば『イスラーム生誕』文庫版後記意味論序説―『民話の思想』の解説をかねてマーク・テイラー『さまよう』への推薦文『超越のことば』あとがき「著作集」刊行にあたってアンケート「20世紀日本の読書遍歴」への回答東洋哲学覚書その一 意識の形而上学―『大乗起信論』の哲学『意識の形而上学』あとがきに代えて二十世紀末の闇と光(司馬遼太郎との対談)井筒俊彦の英文著作・翻訳をのぞくすべての日本語著作を、執筆・発表年順に収録した初の本格的全集。本巻には、1987ー93年の著作群を収録。生前単行本に収められなかったアンケートなども収録。   Honya Club.com


JPY ¥3,080
政治にも経済にも、社会にも教育にも、不安と危機という語がまとわりつく現代。その多面的理解のために学ぶべき著作は何処に?歴史家が指し示す書物の海図。中年男の憂鬱な挑戦―松浦寿輝『半島』孤独なリアリストの肖像―ハスラム『誠実という悪徳』激動の時代を独特の感性で―藤村信『歴史の地殻変動を見すえて』日本統治と「維新クーデタ」の実像を解剖―木村幹『高崇・閔妃』『民主化の韓国政治』二十一世紀外交のあるべき姿―細谷雄一『外交』イスラエル、アラブ首脳の人物像―ハレヴィ『モサド前長官の証言「暗闇に身をおいて」』北朝鮮に有効なのは「無視」―重村智計『朝鮮半島「核」外交』教養知にあふれた挑発―佐藤優『国家論』イスラームに共感できる部分―ローレンス『コーラン』中東の多面的理解のために―ダバシ『イラン、背反する民の歴史』〔ほか〕政治や経済、社会、教育にも不安がまとわりつく現代。その多面的理解のために学ぶべき著作は何処に。「幕末維新に学ぶ現在」の書き手ならではの選書評文もあれば、文学の悲しみへの感受性にも富む、硬派レビュー集。   Honya Club.com


JPY ¥12,650
芸術、情報、思想、そして日々の生活に潜勢する、ざわめきの数々。記憶と夢想と想念から立ちのぼり、人々の集合体に市民社会というかたちをとらせようと/とらせまいとして胎動するものの現場に、人文諸科学の視点から鋭く迫る。ノイズからダイアローグへ、ダイアローグから共同体への、迷路のごとき道のり。ノイズという"現場"―ジャコメッティ「模写についてのノート」から第1部 芸術と市民社会(「市民社会」の中の絵画―一九世紀英国のナラティヴ・ペインティング;「叫び」から「微笑み」へ―フランシス・ベイコンの描いた身体を市民社会が抱擁するということ ほか)第2部 市民社会とインターネット(情報社会の中の「天譴」論―日本的「非合理主義」とメディア観・社会観・プライヴァシー観の関連について;市民エンパワーメントとメディア利用 ほか)第3部 歴史の中のマイノリティ(歴史の中のイスラームとスペイン市民社会―グラナダ奪取祭の変容;市民社会におけるヒターノ―自立、選択、そして市民社会参加 ほか)第4部 一八世紀ドイツの市民的公共性と社交性(クニッゲと啓蒙の社交性―カントとシュライアーマッハーとの連関の中で;一八世紀ドイツの文芸的公共性の一特徴―J・G・ヘルダーにおける作家と読者の位置づけの問題を中心に ほか)第5部 "啓蒙"の可能性と市民社会の夢(孤独な散歩者は市民社会の夢を見るか?―"啓蒙"と「自己への配慮」;フーコーによるネオリベラリズム―『生政治の誕生』をめぐって ほか)芸術、情報、思想、そして日々の生活に潜勢するざわめき。記憶と夢想と想念から立ちのぼり、人々の集合体に市民社会という形をとらせようと、とらせまいとして胎動するものの現場に、人文諸科学の視点から鋭く迫る。   Honya Club.com


JPY ¥2,860
日本の言説空間の閉塞状況を乗り越え、イスラーム世界の全体像を理解する枠組みを提示し、真の「対話」の可能性を探る。サントリー学芸賞受賞作(思想・歴史部門)に新たに8篇の論考を収録。第1部 構造(メディアの射程;思想の円環)第2部 視座(人質にされたもの;予定調和を超えて)第3部 時間(夜明けを待ちながら;自由のゆくえ;散らばったパズル)第4部 対話(乱反射する鏡像;われわれにとって「イスラーム」とは何か)日本の言説空間の閉塞状況を乗り越え、イスラーム世界の全体像を内在的かつ動的に把握するための枠組みを提示。真の「対話」の可能性を探る。サントリー学芸賞受賞作に新たに8篇の論考を収録。   Honya Club.com


JPY ¥8,800
今まで英語からの翻訳に頼っていたウルドゥー語の日本初の本格的辞典。イスラーム関係の語彙を加え、二通りの綴りのあるものは併記するなどの工夫もこらして編集。    HMV&BOOKS online


JPY ¥1,650
日本文化と女性花と女文化のメタファーとしての女性エデンの園の物語イギリス・ルネッサンス期の女性像イスラーム世界における女性の位置韓国の伝統社会における女性女性と平和女性問題と文明観   Honya Club.com


JPY ¥9,350
「アジアは一つ」なのか。アジア主義はアジアのどこにあるのか。アジアに何を遺したのか。これらを政治・経済・文化・記憶・教育・宗教・思想などから多面的に考察。アジアの外との関係からも眺めると同時に、イスラーム地域、インド、オーストラリア、韓国・朝鮮、タイ、台湾、中国、トルコ、ハワイ、フィリピン、香港、モンゴル、ロシア、そして日本と、アジア各地を立体的に掘り起こす。世界中から第一線の研究者がアジア主義とアジア地域主義研究に結集した広域比較の決定版。「アジア主義」の広域比較研究第1部 アジア主義とは何か第2部 西洋への対抗・競争としての「アジア」第3部 中国をめぐる「アジア」観第4部 日本帝国とアジア主義第5部 戦後アジア地域秩序の形成通商、宗教、教育、文化、歴史的記憶、権力抗争…。アジア主義のヴィジョンとネットワークを実証的に分析。世界中から第一線の研究者がアジア主義とアジア地域主義研究に結集した広域比較の決定版。   Honya Club.com


JPY ¥5,280
エジプトの天文学メソポタミアの天文学と占星術プトレマイオスとその先行者たちエトルリアとローマの天文学ギリシア後期およびビザンツの天文学紀元後千年間のヨーロッパの天文学:考古学的記録インドの天文学イスラーム世界の天文学中世ヨーロッパの天文学ルネサンスの天文学中世後期およびルネサンスの天文器具中国,朝鮮,日本の天文学げんだいにおける古代天文学の活用世界で最も古い学問といわれる天文学。では、望遠鏡が発明される前の天文学とはどのようなものだったのか。海外の第一級の科学史家たちが、数多くの貴重な資料を用いて、天文学の初期の発展に迫った興味深い書。   Honya Club.com


JPY ¥3,520
インド洋世界で活躍したムスリム航海者が蒐集した驚異(アジャーイブ)に満ちた162の説話をアラビア語写本から世界で初めて翻訳。イスラーム海域交流史第一級史料。第2巻は83話以降に用語集・索引を付す。ニヤーン島の人喰い人種人間の頭蓋骨を通貨として用いる人喰い人種仇敵を討つための食人の風習外国船とランジャバールース島民との取引カシュミールにあるダイヤモンドの渓谷帰国の航海で三つの幸運に恵まれたこと魚を食べて精力絶倫になった老翁サランディーブから到着の船に対する関税額中国の王宮庭園を彩る絹の造花アンダマン島の黄金寺院にあるソロモンの墓〔ほか〕インド洋世界で活躍したムスリム航海者が蒐集した、驚異に満ちた162の説話をアラビア語写本から世界で初めて翻訳。イスラーム海域交流史の第一級の史料。第2巻は83話以降に用語集・索引を付す。〈受賞情報〉日本翻訳出版文化賞(第48回)   Honya Club.com