日銀の異次元緩和は完全に失敗した。バラマキ復活で成長教から覚めない日本。「一発屋」の発想ではもう国が持たない!この国には技術も知恵も、大きな底力もある。高度成長という巨大な成功体験を引きずり、アベノミクスのバブル「一発」に賭けるほどおろかなことはない。綱渡りの財政を続ける「いやな予感」の先にあるものは?そして日本人はなぜいつもこうなのか?渾身の論考!序章 「一発屋」になった日本(ちゃぶ台返し、首相の「新しい判断」;「アベノミクスのエンジンをふかす」ために28兆円 ほか)第1章 高度成長「巨大な一発」の幻影(消費増税先送りという無責任;前借り経済の危うい未来 ほか)第2章 黒田日銀、失敗の本質(非論理的な「異次元緩和」;マイナス金利導入と「インパール作戦」 ほか)第3章 バブル経済の正体(バブルという「一発屋の時代」;江戸時代にもあった?アベノミクス ほか)第4章 一発屋からの脱出(「四半期決算化」するニッポン;東日本大震災の復興が、なぜバブル化したのか ほか)日本人は結局、高度成長の「一発屋」である。「夢よもう一度」で無茶な経済政策を繰り返し、そして今、破局的な国債バブル崩壊が迫る。失敗の本質を衝く、スリリングな日本経済論。
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