ミシガン・アルコール症スクリーニングテストとアルコール依存スケールの得点が、減酒の実行可能性を予測。「減酒プログラム」参加者の8年に及ぶ追跡調査から導かれたエビデンス。それに基づいた飲酒と向き合う自己コントロールの手法。断酒したい人への丁寧な具体策を網羅した「減酒・断酒を実行するためのガイド」。お酒とのつきあい方・別れ方がわかる決定版。1 序論(飲酒について考えよう;変わらなければならない理由 ほか)2 あなたが飲む時に(さあ、始めよう;飲酒記録をつける ほか)3 あなたが飲む前に(飲酒の引き金を見つける;飲む場所 ほか)4 飲む代わりに(リラックスすること;心の声 ほか)5 うまくいっていますか?(減酒がうまくいかない時に;支援の資源)本書は飲酒関連の問題点を解説し,問題飲酒に影響を及ぼす因子とそれらへの対応について丁寧に解説し,目標も減酒から断酒までと患者さんの意志にも十分配慮した形で提示している。特に減酒プログラムの参加者の最長8年に及ぶ追跡から,ミシガン・アルコール症スクリーニングテスト(MAST)とアルコール依存スケール(ADS)という2つのスクリーニングテストの得点によって,減酒か断酒かの目標を選択できる可能性を示している点は,特長の1つである。また,自分のニーズにあう目標設定のしかた,飲酒記録のつけ方,飲酒の引き金の同定と対処,コミュニティ強化アプローチ(CRA)で用いるさまざまな具体的方策(飲酒に頼らずに睡眠を改善する方法・飲酒でなく不安緊張に対処する方法・上手なリラクゼーションの方法・マインドフルネスなど),自分をほめてご褒美をあげる方法などを紹介し,どうしてもうまく減酒ができない時には断酒という方法があることを示し,その情報提供を行い断酒へも誘う。付録に、アルコール関
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