風光明媚な瀬戸内海、広島湾の西岸に位置する廿日市市と大竹市。本書は、この地域の昭和時代を写真で回顧するものである。古くから中国山地産の木材の集積地として、材木商や木工職人などにより栄えた廿日市。昭和戦前、大竹海兵団と潜水学校が置かれ、「海軍の町」となった大竹。この地域が昭和時代に歩んだ歴史を、戦前の風景や人びとの営み、戦後の商店街、鉄道駅、暮らしのようすなど、大きく11の章に分け、600点もの貴重写真でふり返る。このほか、地域独特の事象として、「引揚の地・大竹」「"進駐軍"がいたころ」「嚴島神社の管絃祭」などは、コラムとして特集した。1,500部限定出版。
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