ふたごのネッドとドニーは、にわでカウボーイごっこをするので大すきです。ある日、ドニーがいいました。「きょう、ぼくは、カウボーイのスティーデになる。ネッドは?」「じゃあ、ぼくは、カウボーイのジムだ」と、ネッドはこたえました。「よし、ジム。いまから、おたずねものや、どうぶつを見つけにいこう!」ふたりは、てをつないでしんごうをわたり、商店街をぬけ、とおりにでますが…。元気なふたごの楽しいぼうけん物語。ふたごのネッドとドニーは庭でカウボーイごっこをするのが大好きです。ある日、二人は庭を出て冒険に出かけることにしました。すっかりカウボーイになりきった二人は、誰に会ってもオクラホマからきたスティーブとジムだと名乗ります。いつもの商店街を抜け、どんどん進んでいくうちに、二人は迷子になってしまいました。絵本『てぶくろがいっぱい』(偕成社)の主役のふたご、ネッドとドニーが繰り広げる楽しいおはなし。スロボドキン夫妻による名作物語を、本邦初訳の児童書でお届けします。巻末に翻訳者、小宮由氏による『どうして大人は「本を読みなさい」っていうの?』(2018年2月『学校図書館』に掲載されたものに加筆修正したもの)を収録。
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