なぜ将棋というボードゲームをして生計を立てる「プロ棋士」という職業が成立しているのでしょうか?現在のように日本将棋連盟が新聞社等からスポンサー収入を得るスタイルが確立するまでには、さまざまな制度の改変がありました。また、組織同士の対立、事件、分裂の危機とそれに決着をつけた歴史的な対局がありました。本書は将棋が歩んできたその400年の歴史を振り返る一冊です。第1章 江戸時代―徳川幕府と将棋三家(一世名人初代大橋宗桂;二世名人二代大橋宗古 ほか)第2章 幕末から大正時代―新聞将棋の始まり、関根金次郎と阪田三吉(十一世名人八代伊藤宗印 十二世名人小野五平;新聞将棋の始まり ほか)第3章 昭和時代―大改革 実力制名人制、木村義雄から谷川浩司まで(将棋人気の向上;新進棋士奨励会 ほか)第4章 平成時代―羽生善治夢の七冠達成とニュースター藤井聡太(羽生善治、登場;米長邦雄、悲願の名人奪取 ほか)藤井聡太七段の活躍や羽生善治九段の偉業達成などで将棋に注目が集まっています。 しかし、考えてみるとなぜ将棋というボードゲームをして生計を立てる「プロ棋士」という職業が成立しているのか、不思議だと思いませんか? 1612年に徳川幕府が「将棋指し衆」8人に俸禄を支給したことが「プロ棋士」の始まりです。 そこから現在のように日本将棋連盟が新聞社等からスポンサー収入を得るスタイルが確立するまでには、さまざまな制度の改変がありました。また、組織同士の対立、事件、分裂の危機とそれに決着をつけた歴史的な対局がありました。 本書は将棋が歩んできたその400年の歴史を振り返るものです。 初代大橋宗桂、伊藤宗看、伊藤看寿、大橋柳雪、天野宗歩、関根金次郎、阪田三吉、木村義雄、升田幸三、塚田正夫、大山康晴、中原誠、米長邦雄、加藤一
Honya Club.com