JPY ¥1,540
現在、世界経済は中国とアメリカとに大きく分割され、激烈な対立関係にある。そのなかで、日本は経済安全保障を実現していかなければ生き残れない。現代のビジネスにとって経済安全保障は必須教養なのだ。経済安全保障とは何か?その問題点とは?日本のビジネスにどうかかわるのか、徹底解説する!第1章 地経学と経済安全保障第2章 経済安全保障で対立する米中第3章 中国に蹂躙される日本第4章 日本政府が進める経済安全保障第5章 日本の経済安全保障における基盤産業の現状と課題第6章 経営戦略としての経済安全保障図解とイラストですぐわかる! 経済安全保障。岸田政権の目玉のひとつが経済安全保障です。経済安全保障は、半導体やAI、5Gや量子技術、さらには医薬品や食糧、そして資源、金融に至るまで、ひとつの国が経済的に自立できるために必要な物資や資金を確保するための経済政策です。いままでは、米中が政治的には対立していても、経済的には相互依存で成り立ってきました。しかし、米中の経済対立、さらにはコロナ禍の経済交流の喪失によって、一国、あるいは同盟国だけで経済的自立をせざるを得なくなり、経済安全保障は俄然注目を浴びるようになりました。この経済安全保障を図版とイラスト、資料で解説します。見てわかる・読んでわかる一冊です。   Honya Club.com


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沢辺有司/いちばんやさしい「地経学」の本    HMV&BOOKS online




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ハンス・クンドナニ(著者)~中村登志哉(訳者)   ブックオフオンライン【PC・携帯共通】


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ハンス・クンドナニ/ドイツ・パワーの逆説 地経学 時代の欧州統合    HMV&BOOKS online


JPY ¥2,970
経済力を武器に政治目標を実現する!統一から30年、ヨーロッパ随一の"地経学"大国になったドイツはどこへ向かうのか―。序論 歴史の回帰か第1章 ドイツ問題第2章 理想主義と現実主義第3章 継続と変化第4章 侵略者と犠牲者第5章 経済と政治第6章 欧州と世界結論 地経学的な準覇権国家補遺 欧州と難民日本語版への補遺 「平和国家」と「フリーライド」「フィナンシャル・タイムズ」「ウォールストリート・ジャーナル」「フォーリン・アフェアーズ」などで紹介され、欧米で広く反響を呼び、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、韓国語版が、次々と出版された話題の書。第二次世界大戦の敗北後、ヨーロッパの安定に寄与し、ヨーロッパ随一の経済大国となり、1990年の東西統一後さらなる発展を遂げ、2010年のユーロ危機以降は自国経済における輸出依存度を徐々に高めて、地政学的な利益を経済的手段で実現する「地経学」的な大国に変貌したドイツ。一方、2015年に中東から百万人を超す難民が入国、その後の連邦議会選挙では政府与党が大敗、反難民を訴える右派ポピュリスト政党が急伸したドイツ。果たしてドイツは、これからのEUを、ヨーロッパを、そして世界を安定させるのか、不安定化させるのか――。著者ハンス・クンドナニは、インド人の父、オランダ人の母との間に生まれ、オックスフォード大学で哲学とドイツ語を学び、英紙オブザーバーのベルリン特派員をはじめ、英紙ガーディアン、フィナンシャル・タイムズ、米経済紙ウォールストリート・ジャーナルなどを舞台にジャーナリストとして活躍後、ドイツ・マーシャル基金(米国ワシントン)上級研究員、欧州外交評議会(ECFR)の研究部長を歴任。2018年からは英国王立国際問題研究所(チャタム・ハウス)で、ドイツや欧州、米欧関係を専門とす   Honya Club.com


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エチオピア戦争は、イタリアのファシストと反ファシスト双方にとって重大な変化をもたらし、最後の植民地獲得戦争として世界史の転換点にもなった。ファシストの戦争という視座を通し、様々な角度からエチオピア戦争に迫る。〈石田憲〉1959年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(法学)。専攻は政治学(国際政治史・比較対外政策)。千葉大学法経学部教授。著書に「敗戦から憲法へ」等。    HMV&BOOKS online


JPY ¥2,530
中国を知り尽くした戦略家が、戦略の逆説的ロジックを使って中国の台頭がいかに自滅的なものかを解説した異色の中国論。"反発なき強国化"がまちがっている理由時期尚早の自己主張「巨大国家の自閉症」を定義する中国の行動における歴史の影響中国の台頭で生じる地経学的反抗中国の強固化とそれにたいする世界の反応無視できない歴史の比較中国は成功を約束する大戦略を採用できるか?戦略における古代の愚かな知恵歴史の記録から見える戦略面での能力〔ほか〕中国を知り尽くした戦略家が、戦略の逆説的ロジックを使って中国の台頭がいかに自滅的なものかを解説した異色の中国論。関根大助氏による解説「ルトワックの戦略の論理と中国の戦略文化」も掲載。   Honya Club.com


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国際文化会館地経学研究所(編者)   ブックオフオンライン【PC・携帯共通】


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大矢伸/地経学の時代 米中対立と国家・企業・価値    HMV&BOOKS online


JPY ¥4,400
機軸国家・日本の戦略を問う。重商主義から自由主義の旗手へ。ルール・制度セッターへと舵を切った日本。米中対立が深まるなかで、「自由で開かれた」秩序をどう実現できるのか。日本の対外戦略の歴史的な転換をダイナミックに描く。序章第1章 日本のアジア太平洋地域における地経学戦略第2章 対外経済政策、国内制度、地域ガバナンス第3章 アジア太平洋地域における地経学第4章 日本の政治経済における変革第5章 貿易と投資―漸進的な道のり第6章 通貨と金融―跛行的な道のり第7章 開発と対外援助―ハイブリッドな道のり第8章 「インド太平洋」概念の台頭終章機軸国家・日本の戦略を問う重商主義から自由主義の旗手へ。ルール・制度セッターへと舵を切った日本。米中対立が深まるなかで、「自由で開かれた」秩序をどう実現できるのか。日本の対外戦略の歴史的な転換をダイナミックに描く。■中国の台頭、アジア諸国の発展、国内経済の成熟化のもとで、日本の対外戦略は、かつての重商主義から国家主導のリベラルな戦略へと大きく転換した。それはどのようにして可能になったのか?政治はどのような役割を果たしたのか? 政治家・官僚・大企業はそれぞれ何を目指したのか?米中対立が深まるなかで、アジア太平洋の未来を左右する「機軸国家」としてますます重要性を高める日本は、どのような役割を果たすべきなのか?――名門、南カリフォルニア大学の政治学教授を務める日本出身の卓越した研究者が、歴史的なパースペクティブのもとに、アジア太平洋における日本の「地経学戦略」の変化と展望を描く。■本書は、企業の戦略・政府の経済外交・国内政治・経済、米中関係、アジア各国の経済発展、これら様々な要素のベクトルが交じわり合う力学の構図を「地経学」の観点から立体的に描き出す。また   Honya Club.com


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揺らぐ世界秩序!侵攻へと駆り立てたものの本質に迫る。第1章 ウクライナ危機の主要因は西側(欧米)にある第2章 プーチンを解剖する第3章 核抑止論という詭弁第4章 地経学からみた制裁第5章 経済はごまかせない第6章 中国との関係第7章 修正迫られる近代制度揺らぐ世界秩序。侵攻へと駆り立てたものの本質に迫る。問題は、そのプーチンを追い詰め、戦争にまで駆り立てた世界全体の構造にある。それは、近代化が生み出した制度への根本的問いかけを含むものだ。つまり、本書で語りたいのは、制度が軋み、爆発したという世界秩序のほうであり、プーチンはそのなかに登場する「悪人」の一人にすぎない。   Honya Club.com


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限りなく世の安寧を願う儒者の探究は、西洋音楽に先んじてどの音でも主音になりうる音律理論に到達した。天・地・人すべてを結ぶユニークな理念を紹介。1 楽とは何か(経学としての楽;礼楽思想の展開)2 音律学と律暦思想(三分損益法;劉〓(きん)の律暦思想;朱子学の音律論―朱熹・蔡元定『律呂新書』)3 中華の楽、夷狄の楽―「雅楽」「胡楽」「俗楽」(隋・唐楽制と外来音楽;北宋・陳暘『楽書』における楽懸編成)4 朱載〓(いく)の平均律(平均律の発明;律暦合一思想)5 江永と河図・洛書   Honya Club.com


JPY ¥2,970
日本が直面するユーラシアのパワーシフトと安全保障の課題に迫る。気鋭の研究者、経験豊富な実務家兼研究者9人が、サイバー空間・宇宙の軍事利用とグローバル経済の転換がもたらす国際競争の未来を展望する。第1部 新たな戦争の領域と国際政治(グローバルシフトと紛争の変容―ネオ・サイバネティクスの視点から;最新兵器がもたらす新たな戦闘領域と国際政治に与える影響;サイバーセキュリティと地政学・地経学)第2部 新たな戦争の領域をめぐる中国とロシアの論理(ユーラシア諸国にとっての「脅威」―ロシア、中国による非民主主義的地域主義;全領域戦と中国のサイバー安全保障;ロシアにおけるサイバー空間の安全保障と「ハイブリッド戦」)第3部 新たな競争のフロンティア(AIの軍事利用に関する課題と脅威;宇宙安全保障と国際政治;EUの対中輸出管理政策―「パートナー」と「ライバル」としてのEUの対中認識に着目して)パワーシフトとグローバルシフトによって生み出された科学技術に裏打ちされた精密兵器のグローバル化と戦争の領域拡大は、国際政治にどのような変動を起こすのか。国際政治・安全保障の専門家9人が試論する。民間企業、非政府組織、軍部、市民社会を巻き込む安全保障の脅威に、いかに挑むべきなのか。   Honya Club.com


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伊集院敦/朝鮮半島の地経学 「新冷戦」下の模索    HMV&BOOKS online


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歴史・地理・経済を連結する「地経学」で中国を読み解き、国際情報戦に翻弄される日本に活を入れる。序章 日本人の知らない国際情報戦第1章 爆走中国と新世界の産みの苦しみ第2章 構造変化と成長尖端第3章 地政学から地経学へ第4章 爆食中国を養うのは誰か第5章 動脈時代から静脈時代へ終章 僕らの来た道ゆく道"地政学"的政治からの脱却を図り、今、中国が強力に推し進める「地経学」的政治とは一体何か。共産党国家の矛盾と限界を、経済的繁栄で解消せざるを得ない中国の現在と、世界に及ぼすその衝撃を検証する。   Honya Club.com


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寺田貴/辺境・インド太平洋地経学と米中覇権競争(仮) いかにして経済力が政治力に使われるか    HMV&BOOKS online


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経営学をはじめ、世に溢れる戦略論。しかし、そもそも「戦略」とは何なのか?『シン・ゴジラ』自衛隊トップのモデルとされる伝説の自衛官が、自衛隊の戦略立案はもちろん、「きれいな戦略」が通じない人や組織の動かし方から、日本人のもっている「集合的無意識」の本質、経営学者の多くも気づいていない「安保と経済」のつながりまでを一気に伝授。なぜ経営学では「戦略の本質」を学べないのか―巷の戦略論が見落としている五つの視点戦略に必要なすべては戦史が教えてくれた(キューバ危機、ノルマンデイー上陸作戦;ミッドウェー海戦、ガダルカナル作戦)「きれいな戦略」だけでは人も組織も動かない―自衛隊式「IDA」サイクルと現場の士気の高め方ビジネススクールにはない「地経学」の授業―「地政学」を超える最新理論がビジネスに教えること日本人としての「集合的無意識」を自覚しよう―「他者への甘え」を脱しなければ真の国際化は図れない「休む」ことで戦略の成功確率は上げられる―自衛隊が震災時に行なった「戦力回復」の真髄なぜ私は東日本大震災のとき、福島第一原発に対してヘリ放水を「決心」したのか――。当時、自衛隊トップの役職である統合幕僚長を務め、映画『シン・ゴジラ』の統幕長のモデルともされる伝説の自衛官が、自らの経験を振り返りながらいま、戦略を語る理由は何か。世界がますます不安定化するなかで、変化に機敏に対応するためには、これまでのPDCAに基づく戦略だけではなく、自衛隊が最も大切にする「IDA」サイクルを理解し、さらには経営戦略の源流である軍事戦略を知る必要がある、と折木氏はいう。その他にも本書では、日本のアカデミズムが取り上げない「戦史研究」の意義、危機の現場で人と組織を動かすための極意、地政学を超える「地経学」の重要性から、戦   Honya Club.com


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越野結花/地経学アクターとしての日本の影響力(仮) 大国間競争を乗り切る    HMV&BOOKS online


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安全保障とビジネスの間で揺れる日本のジレンマを多角的に解説。米中デカップリング論への視点―両国関係の複雑さと中国の可変性米中技術覇権競争と日本の経済安全保障米中ネットワーク競争と海底ケーブルコロナ禍とグローバル保健ガバナンス―米中対立の影響をいかに緩和するか米中気候協力の行方―バイデンは北京と協力できるのか米国の中国脅威論と人的・文化的分断―「赤の恐怖」か「黄禍論」か米中分断下での日本のバリューチェーン―「多様なつながり」へ3つの提言サプライチェーンの見直しと中国の新構想―日本に必要な多面的努力台湾にみる米中ハイテク分断の最前線貿易摩擦下の米中金融交渉―開放と分断の狭間で米中デカップリングとスタートアップ投資―コロナ禍で中国台頭、投資分断加速へ日本に求められる重層的アプローチ―米中競争時代を勝ち抜く「開かれた」地経学対立する米中。世界1位と2位の経済大国同士の分断が世界に及ぼす影響は大きい。日本を含め、世界のほとんどの国は米中双方と貿易や投資で深く結びついているためです。多くの企業にとって、米中の二者択一の踏み絵を踏まされるのは悪夢ですが、両国のデカップリングの度合いに応じてサプライチェーンの見直しなどを迫られています。技術やサプライチェーンの米中デカップリングは今後の展開次第で地球的な規模でモノ、カネ、ヒトの流通を妨げ、世界の貿易体制やイノベーションの行方を左右する可能性があります。 半面、米中のデカップリングは言葉が独り歩きしているところもあります。米ソの冷戦時代と違って、いまの米中は経済面で相互依存が進んでおり、切り離そうにも簡単に断ち切れない関係が二重、三重にできあがっているからです。新型コロナ禍で中国の「マスク外交」への批判が高まり、医療品や戦略物資の中国依存への警   Honya Club.com


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地政学的な目的のために経済を武器として使うこと、それが地経学だ。米中の覇権争いを筆頭に、世界ではジオエコノミクスの闘いが繰り広げられている。AI、5G、自動運転などの新技術をめぐる競争も重なる中、日本に求められるものとは?第1章 地経学パワーゲーム第2章 海と陸の地経学第3章 北東アジアグレーゾーン第4章 通貨覇権とマネー覇権第5章 資本主義からデータ主義へ第6章 新たな戦場第7章 秩序とルールのゼロ・サムゲーム「地政学」は地理的条件、歴史、民族、宗教、資源、人口などをベースに、国際情勢を分析する。だが、もはや地政学では手遅れなのだ。地政学的課題を解決するために、経済を武器として使うこと――。それこそが「地経学」である!米中の貿易をはじめ、ジオエコノミクスの闘いは、すでに始まっている。両国の覇権争いは、かつての米ソ冷戦と何が違うのか?朝鮮半島、尖閣諸島、ロシア、EU、イラン……。日本を取り巻く脅威に、「地経学」でどう立ち向かうべきなのか?新しいグローバルマップが、ここにある。・ビッグデータで人民を管理する中国の「デジタルレーニン主義」・米NSAが仕掛けたファーウェイへの侵入計画・気候変動の「勝ち組」は北欧諸国、「負け組」はサウジアラビア・日本が原油を依存するホルムズ海峡という「チョークポイント」・CO2、海底ケーブル、レアアースという新たな戦場・トランプ政権で強まる「韓国は戦略的に不要」論・2022年、日本は経済規模でASEANに抜かれる   Honya Club.com


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片田さおり/日本の地経学戦略    HMV&BOOKS online


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中性子爆弾 米欧のきしみ―行き詰まる均衡と対話の二重路線先進工業国間経済紛争の諸相危機の深みに立つ世界同盟の亀裂深める米国の論理INF合意後の経済的デタントの行方覇権回復戦略の新展開冷戦思考の残存する混沌と新体制湾岸戦争で問い直される世界新秩序―ソ連・イラクの6項目合意から生じた米ソ緊張の行方「八月革命」後の世界新秩序像―ソ連政変が招く国際地図の変動「統合」と「分裂」がせめぎ合う変化の時代へ―ポスト冷戦の危機管理は一層困難に‐クリントンの"アメリカ"‐危ぶまれる"自由貿易体制"―吹き荒れる「301条至上主義」に日本のコメ自由化は必至か東アジア国際システムの再編と地域安全保障レジームの構築環太平洋リージョナリズムと経済ナショナリズムの相克―アジア・太平洋における経済相互依存体系の重層化と地経学的相互作用をめぐってクリントン政権の対中国政策と国内政治―「建設的関与」から「建設的曖昧性」へ同時テロ多発事件と国際政治の構造変容9・11テロ事件から5年―安全保障に対する考えはどう変わったかアジア経済「集団」安全保障体制創生への道筋―エネルギー資源と食糧資源を中心に東アジア「人間の安全保障」共同体への道―東日本大震災後の新しい共同体創生の思想エネルギー安全保障と"資源の呪い"―"資源の呪い"仮説の内容を吟味する世界のチョーク・ポイントと海洋地戦略   Honya Club.com


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「今こそ日本人は中国の脅威を知らなければならない」元自衛官にして現自民党外交部会長の佐藤正久氏が明かす最新の対中戦略!この一冊で2035年までの国際情勢がわかる。第1章 地政学から見た日本列島の価値第2章 アフガニスタンを見れば明日の日本がわかる第3章 「345+11」中国多重包囲網第4章 バイデン政権の憂鬱第5章 日本人が知らない中国の軍事技術の脅威第6章 地経学を利用した日本の「シン」防衛構想2022年2月24日、ロシアはウクライナへの軍事侵攻を決定。同月26日には制裁として国際決済システムSWIFTからロシアが排除された。この意味は西側世界が資源大国ロシアからのエネルギー輸入を捨てたということで、資源価格は暴騰。コストプッシュによる強烈なインフレなどの返り血による経済混乱を伴い、東西デカップリング(分断)が加速し続けている――。このように明日のビジネス、国際状況を読むために「安全保障」を知らなければならない時代がやってきた「日本国民はもっと中国の脅威を認識すべきだ。その点を国民に発信することが今の私の最大の務めだと考えている」外交、安全保障、経済安全保障の最前線に立つ現職の自民党外交部会長・佐藤正久氏が日本人の知らない「今」日本列島に迫っている危機を余すことなく伝える。「安全保障」や「国防」は日常生活から遠いところにあるものだった。だがついに「軍事力」というパワーが日本経済を揺るがす時代に突入した。安全保障や経済安全保障を理解することが、これから先の経済、あるいはビジネスを予測するためにも必要になってしまったのだ。 その理由は中国だ。 かつての中国と、習近平政権の中国はまったく違う。膨張主義を隠さず軍事一辺倒の実効支配だけではなく、経済圏構想「一帯一路」を通じて経済圏・情報圏を   Honya Club.com


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いまや世界の大都市圏トップ10のうち8つまでをアジアの大都市が占めるようになった。本書は都市発展の基本である「農村から都市への人口流入」「段階的工業化」「経済特区(SEZ)効果」に加え、後発国の不利を逆に後発者利得に転化するフロッグリープ成長の実現やITスタートアップ企業がグローバル企業に飛躍する深〓(せん)の都市エコシステムなどを考察する。"都市地経学"の視点からアジアを捉え、アジアのこれからを読むユニークな都市経済論。第1章 アジアの大都市の現況第2章 人口移動と大都市圏の形成第3章 中国にみるアジア大都市の成長メカニズム第4章 インフラ整備が促すアジア都市経済の高度化第5章 都市と産業立地ネットワーク―成長領域の拡大第6章 アジアの都市とエネルギー・環境第7章 「都市力」がアジアを牽引する「都市」の競争が「国の発展」を牽引するいまや世界の大都市圏トップ10のうち8つまでをアジアの大都市が占めるようになった。本書は都市発展の基本である「農村から都市への人口流入」「段階的工業化」「経済特区(SEZ)効果」に加え、後発国の不利を逆に後発者利得に転化するフロッグリープ成長の現実や、ITスタートアップ企業がグローバル企業に飛躍する深?の都市エコシステムなどを考察する。"都市地経学(ジオ・アーバノミクス)"の視点からアジアを捉え、アジアのこれからを読むユニークな都市経済論。 ・ 経済成長・発展は、これまで一国単位の成果として把握・認識されて きたが、本書は発展のコア(中心)がもはや国ではなく都市レベルと なってきているという事実を踏まえ、それを新しいメルクマール(指 標)として提示する、画期的な一冊。アジアをこの「都市」というア ングルから捉え分析することで、アジア論に新し   Honya Club.com


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米中「新冷戦」が朝鮮半島の経済を揺さぶっている。両大国が影響力を競い、重要物資のサプライチェーン強化などで新たな施策を展開。韓国や北朝鮮はその狭間で独自の生き残りの道を探る。経済が対外戦略の有力手段となる時代。インフラ連結や経済連携を含め、東アジアの経済地図はどう変わるのか。「地経学」の視点から転機の朝鮮半島経済を分析する。第1章 朝鮮半島めぐる新たな経済ゲーム―米韓同盟強化で中国に対抗する米国第2章 中国の韓国取り込み戦略の変容―「特化型」に移行する貿易構造第3章 米中バランスに苦慮する韓国財閥―「安米経中」から「安米経米」へ第4章 「脱日本依存」、部材国産化進める韓国―日本の輸出管理強化の中間決算第5章 新しい構想が必要とされる南北経済関係―韓国文政権の挫折と尹政権の対北政策第6章 ユーラシア鉄道連結性向上と朝鮮半島―着実に布石を打つ韓国第7章 中国東北部と朝鮮半島の経済連携―「一帯一路」延伸と北東アジア協力第8章 金正恩時代の軍需産業と軍隊―兵器開発と災害への対応第9章 「政温経冷」の中国と北朝鮮―「同盟」延長で経済支援再開も焦点に第10章 朝鮮半島の非核化と日本の貢献―平和発展の「夢と希望」をどう与えるか米中「新冷戦」が朝鮮半島の経済を揺さぶっている。両大国が影響力を競い、重要物資のサプライチェーン強化などで新たな施策を展開。韓国や北朝鮮はその狭間で独自の生き残りの道を探る。経済が対外戦略の有力手段となる時代。インフラ連結や経済連携を含め、東アジアの経済地図はどう変わるのか。「地経学」の視点から転機の朝鮮半島経済を分析する。   Honya Club.com


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日本海・津軽海峡・太平洋に囲まれた本州最北端のこの地は、厳しいが豊かな自然に恵まれている。堅実な気風の底に、ねぶたや津軽三味線に象徴される情熱を秘めた人々は、特色ある地場産業と生活文化の数々を生み育ててきた。北国に生き抜いてきた知恵を掘り起こす青森圏の人づくり読本。前章 近世の青森―その地域振興の足どり(南部・津軽、両家支配の確立まで;民芸品・祭り・芸能にみる北の魂 ほか)第1章 自治と助け合いの中で(弘前城の建設と青森港の開発;岩木川流域の新田開発;八戸藩の舫制度;天明飢饉と荒田復興 ほか)第2章 生業の振興と継承の中で(津軽・南部のヒバ;八戸の漁業;馬淵川の水運 ほか)第3章 地域社会の教育システムの中で(津軽藩校稽古館;黒石藩の経学教授所;黒石の民間教育と黒森学校;工藤他山と思斎堂 ほか)第4章 子育てと家庭経営の知恵(恐山信仰;オシラ様信仰;津軽のねぶた祭り;津軽こぎん ほか)第5章 地域おこそに尽くした先駆者(真法恵賢;野本道玄;飛騨屋久兵衛;安田次郎兵衛;安藤昌益;乳井貢;中村喜時;中川五郎治;平尾魯仙;蛇口伴蔵)資料編 青森   Honya Club.com


JPY ¥748
二度の石油危機、アメリカの累積赤字、ソ連経済崩壊の余波等々、資本主義体制の根幹を襲う激震に、サミットはいかなる対策を講じ得たか。各国政治家の個性がおりなす過去16回の"政治ショー"をふり返り、その舞台裏を探りつつ、国際政治の政策決定過程を明らかにする。1部 もたれあいの国際政治―ボーダーレス社会としてのサミット(サミットの地経学;サミットの地政学;サミットクラット)2部 身のまわりの国際政治―マイホーム社会としてのサミット(サミットの生態学;サミットクラシー;サミット・パワー・バランス;サミットの思想;サミットを超えて)   Honya Club.com


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日本経済停滞の原因を1971年の巨頭会談に遡って分析!国際金融の専門家が米中覇権争いの裏にある真実を客観的データから解き明かす。第1章 キッシンジャーと周恩来が語る「危険な国・日本」第2章 改革開放で台頭する中国と新自由主義で凋落する米国第3章 冷戦終了でさらに強化された「日本経済封じ込め」第4章 グローバリズムがもたらした米中の奇妙な関係と孤立する日本第5章 中国の「日本封じ込め」―米国同調から単独行動へ第6章 歴史的転換点となった2016年第7章 「リメンバー・パールハーバー」トランプの対日政策第8章 甦る「危険な国・日本」―戦前回帰の国粋主義第9章 世界の潮流に逆行して衰弱する日本の経済力第10章 地政学・地経学から見て難しい立ち位置にある日本終章 「危険な国・日本」から脱皮できるか   Honya Club.com


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日本再建イニシアティブ/現代日本の地政学 13のリスクと地経学の時代 中公文庫    HMV&BOOKS online


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米国の衰退により、地政学的リスクが高まっている。地理、歴史、民族、宗教、資源、そして人口を抜きに、国家戦略は立てられない。少子高齢化で急速に国力が低下する日本がとるべき選択とは―?「地政学的直観力」を磨くための51のヒント。第1章 21世紀新世界第2章 グローバル地経学第3章 中国の夢第4章 米国リバランシング第5章 日本の戦略第6章 日本の統治地理と地図――「地政学」が世界を再び支配する!中国の海洋進出、米国の弱体化、北朝鮮崩壊の危機、そして縮小してゆく日本。内憂外患の時代を「地政学的直観力」でサバイバルするための、51のヒント。地理、歴史、民族、宗教、資源、人口のような変えにくい要素が、国の戦略や外交に影響を及ぼし、国家間の摩擦をもたらすようになった。日本は戦後長い間、朝鮮戦争のような例外を除き、地政学的リスクには悩まされずに済んできた。米国は圧倒的な理念とパワーをもって地政学を「超越」できると信じ、冷戦後フランシス・フクヤマは「歴史の終焉」を唱えた。それは国々の業ともいうべき地政学の終焉宣言でもあった。しかし、再び日本に危機が迫っている。●中国が経済・軍事ともに膨張の兆しを見せている。南シナ海と東シナ海を中国の「核心的利益」ととらえ、「海への戦略的意思」を明確にしている。AIIBという地域を冠にした経済覇権構想もスタートした。●米国のプレゼンスが下がっている。特に中東外交での優柔不断ぶりは、「世界のリーダー」への不信感を生んでいる。●北朝鮮が崩壊する可能性が強まっている。そうなった場合、朝鮮半島の行方が日本の安全保障にとって再び、死活的な意味を持ち始めた。●一方、日本は急激な人口減少社会に突入した。アジアにおけるパワーバランスは今後急激   Honya Club.com


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大国がパワーゲームを繰り広げる"最後の有望資源地帯"中央アジア諸国の現状を、政治・経済・地理・歴史の多角的視点から明らかにする。1 「現代のシルクロード」・中央アジア地域を概観する2 カスピ海資源をめぐる諸パワーのせめぎ合い3 台頭するイスラム主義と民族紛争4 アブカニスタンをめぐる地政学・地経学5 ユーラシアをめぐる「アメリカ・イスラエル・トルコ連合」6 アメリカの対イラン封じ込めを空洞化する「地経学」7 カスピ海の資源地帯に存在するリスクとは何か?8 日本はいかなる戦略を構築すべきか   Honya Club.com

(PR) 冷戦後

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'89年末のマルタ会談で米ソ冷戦の終焉がうたわれ、東欧革命の急展開とともにドイツ統一が実現。だが他方、ソ連のペレストロイカは混迷を深め、湾岸戦争は力の政策を棄てぬアメリカ外交を印象づけた。21世紀に向かう世界は今、どのような秩序を模索しつつあるのか。地球規模の激動を精力的に取材・報告しながら、そのゆくえを展望する。1 「共同の家」の地政学―「ヨーロッパは1つ」の夢と現実2 三都物語―東欧革命の中のウィーン、プラハ、ブダペスト3 スーパーマルク スーパードイツ―国家統一の光と影4 ペレストロイカ・クラッシュ―経済危機、民族危機下のソ連5 湾岸危機の中のアメリカ―ブッシュの挑戦6 冷戦の化石が動く―朝鮮半島統一の詩と真実7 冷戦の解氷音が響く―89年革命と日本8 「冷戦後」の世界の地経学―「内戦」と「ボーダーの反逆」が始まった9 湾岸戦争と「新世界秩序」―善良であり、邪悪である時代の訪れ   Honya Club.com


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冷戦後の「安全保障」は、一地域あるいは二国間の問題ではなく、よりグローバルな視点で考えない限り、むしろ解決を誤るおそれがあるからである。アジアにおいては特にそうである。本書では、目次のとおり、地域全般にまたがる問題をとり扱ったものと地域内および特定の対外関係を論じたものに分けて、この問題に関する論文を収めた。第1章 環太平洋リージョナリズムと経済ナショナリズムの相克―アジア・太平洋における経済相互依存体系の重層化と地経学的相互作用をめぐって第2章 アジア非核地帯の構想―「核」と「非核」の相克第3章 アメリカの国際戦略と東アジア安全保障戦略第4章 脱冷戦後のアメリカのアジア戦略第5章 ASEAN域内の不協和音―その背景と意義第6章 ポスト冷戦期の日米防衛協力―日米ACSAの締結を事例に第7章 「信頼構築」から「相互不信」に揺れた日中関係―1992ー1995年第8章 北朝鮮新体制の課題と朝鮮半島情勢第9章 戦後オーストラリアの外交国防政策の展開第10章 ロシアのアジア政策   Honya Club.com


JPY ¥2,530
中国を知り尽くした戦略家が、戦略の逆説的ロジックを使って中国の台頭がいかに自滅的なものかを解説した異色の中国論。"反発なき強国化"がまちがっている理由時期尚早の自己主張「巨大国家の自閉症」を定義する中国の行動における歴史の影響中国の台頭で生じる地経学的反抗中国の強固化とそれにたいする世界の反応無視できない歴史の比較中国は成功を約束する大戦略を採用できるか?戦略における古代の愚かな知恵歴史の記録から見える戦略面での能力〔ほか〕中国を知り尽くした戦略家が、戦略の逆説的ロジックを使って中国の台頭がいかに自滅的なものかを解説した異色の中国論。関根大助氏による解説「ルトワックの戦略の論理と中国の戦略文化」も掲載。   Honya Club.com


JPY ¥990
国家の行動を地理環境と結びつけて考える「地政学」が復活している。米国主導の秩序と日米同盟に守られていた日本だが、中国の軍拡による脅威は深刻だ。さらに経済力で地政学的利益の実現を目指す中国の手法は「地経学」時代の到来を示す。北朝鮮の核やロシアの動向のほか、エネルギー、サイバー戦争、気候変動など地球規模のリスクの影響も大きい。トランプ米政権のもと、日本がとるべき戦略を俊英13人が描く。なぜ今、地政学、地経学なのか第1部 日本の安全保障を問い直す(揺れる米国のアジア太平洋戦略;中国が脅かす海洋安全保障;朝鮮半島、危機の変容;大国意識に目覚めた中国外交;ロシア・リスクの真相 ほか)第2部 世界的リスクと日本(米中ロ・エネルギー三国志;サイバー戦争の時代;気候変動はリスクとなるか;トランプノミクスがもたらすもの;中国の「一帯一路」戦略 ほか)日本にとっての地政学、地経学リスクアメリカ主導の戦後秩序と同盟で、地政学的な脅威から守られていた日本。しかし中国の急速な軍拡と経済成長により、東アジアの戦略環境は一変しました。中国が強大な経済力をテコに地域や多国に干渉する「地経学」的脅威が姿を現しています。北朝鮮の核やロシアの動向も日本を悩ませ、トランプ米大統領の出方も予測が難しい状況です。また、エネルギー、サイバー戦争、気候変動、貿易交渉など地球規模の変動も日本の戦略に大きな影響を与えています。日本は数々のリスクをいかに乗り越えるべきなのか――。2013年刊の『民主党政権 失敗の検証』も高い評価を受けたシンクタンク(船橋洋一理事長)のもとに結集した気鋭の論者たちが、13のテーマを分析します。   Honya Club.com


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戦後日本を守ってきた「同盟による抑止」。しかし、これが通用しない相手に対し、どうやってこの国を守るか?その答えが「日本4.0」だ。先制攻撃能力の構築、日本に必要な特殊部隊のあり方など、世界的戦略家による緊急提言。第1章 日本4.0とは何か?第2章 北朝鮮の非核化は可能か?第3章 自衛隊進化論第4章 日本は核武装すべきではない第5章 自衛隊のための特殊部隊論第6章 冷戦後に戦争の文化が変わった第7章 「リスク回避」が戦争を長期化させる第8章 地政学から地経学へ第9章 米中が戦う地経学的紛争内戦を完璧に封じ込めた「1.0」=江戸、包括的な近代化を達成した「2.0」=明治、弱点を強みに変えた「3.0」=戦後。そしていま、日本は自ら戦える国「4.0」に進化する!世界的戦略家による緊急提言!日本に核武装はいらない。必要なのは「先制攻撃能力」と「作戦実行メンタリティ」だ。[ルトワック語録より]●日本のチャンスは北朝鮮の非核化が本格的に開始されてからだ。●戦争で必要なのは、勝つためになんでもやるということだ。そこにはズルをすることも含まれる。目的は「勝つこと」であり、「ルールを守ること」ではないからだ。●見事なパレードを行う軍隊は、ほぼ実戦で役に立たない。無駄なことにコストを使っているからだ。●米中の対立の主戦場は、もはや軍事的な領域から、地経学(ジオエコノミックス)的領域に移りつつある。●もし日本が本当にリアルな戦略を考えるならば、最優先されるべきは少子化対策だ。   Honya Club.com


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互いに引かれあうトランプとプーチンの真意、中国「一帯一路」の最終形、核兵器を抱えた弱小国・北朝鮮が求めるもの、移民と難民に苛まれる欧州と中東…そして日本の向かう先は?隘路に嵌った資本経済と民主主義から生まれる人々の「怒り」をキーワードに、エゴを剥き出しに動き始めた国々の"行動原則"と、世界を見るための"8つの指標"を示す。国際報道の第一人者が現場で読み解く「現代地政学」の決定版!第1章 「第二のヤルタ」への道第2章 地政学と地経学第3章 怒りの地政学第4章 価値観が揺さぶる世界第5章 移民の地政学第6章 地政学と怒りの交差地第7章 世界を見る八つの指標国際報道の第一人者が現場から読み解く「現代地政学」の決定版! 互いに引かれあうトランプとプーチンの真意、中国「一帯一路」の最終形、弱小国・北朝鮮が求めるもの、移民と難民に悩む欧州と中東…… そして日本の行く先は? 隘路に嵌った資本経済と民主主義から生まれる人々の「怒り」をキーワードに、エゴを〓き出しに動き始めた国々の"行動原則"と世界を見るための"8つの指標"を示す。   Honya Club.com


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米中対立、ウクライナ侵攻…激動する世界を「地経学」の広い視野から考える。第1章 米国の外交・対中政策第2章 貿易とサプライチェーン第3章 経済制裁・経済安保第4章 金融・通貨・インフラ第5章 気候変動第6章 人権・民主主義と板挟みとなる企業おわりに―「英米本位の『民主主義』を排す」/民主主義サミットにわかに注目を集めている「地経学」に関して、ワシントンDCで調査研究に従事していた著者が、最新の理論も踏まえつつ、広い視点に立って紹介・分析。米中対立の世界的な構造が、国家・企業、そして価値に及ぼす影響を論じる。著者は明確なスタンスを示す一方で、根拠となる議論や論文なども丁寧に紹介。ロシアのウクライナ侵略が持つ地経学的な意味合いについても、追記でカバーされている。地政学における経済的手段の活用、米中対立と企業活動への影響、気候変動への対応と企業活動・国際政治、人権・民衆主義といった価値と外交・経済の関係、デジタル通貨と通貨覇権といった問題を考える上で必読の書。本書は以下の7つの章からなる。第1章「米国の外交・対中政策」では、米中対立の本質を抑えた上で、対中戦略を検討する際の枠組みを紹介し、競争を管理する重要性を強調する。第2章「貿易とサプライチェーン」では、米中完全分離(デカップル)のコストが高いことを指摘しつつ、分野を絞った部分分離の重要性を主張。同時に、バイデン政権の貿易政策に大きな問題があることを厳しく批判する。第3章「経済制裁・経済安保」では、相互依存がもたらすプラスとマイナスの両面を提示し、また経済制裁の有効性を維持するための前提につき分析する。さらに、日本でも議論が進む経済安保に関して、ダイナミックなアプローチが不可欠であることを強調する。第4章「金融・通貨・インフラ」では、   Honya Club.com


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佐藤正久/中国に勝つための地政学と地経学 日本人に隠されている真のチャイナクライシス    HMV&BOOKS online


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