JPY ¥4,400
戦後中東世界は、米ソ冷戦下、パレスチナ問題等に端的なように常に「中東危機」として現出してきた。本書は第二次大戦後の米国の対中東政策およびその意思決定過程を綿密に踏査した本格的外交史であり、今日の米国―中東世界をめぐる危機構造の源流を明らかにする。第1章 トルーマン大統領時代第2章 アイゼンハワー大統領時代第3章 ケネディ大統領時代第4章 ジョンソン大統領時代第5章 ニクソン大統領時代第6章 フォード大統領時代第7章 カーター大統領時代第8章 レーガン大統領時代第9章 結論補遺戦後、中東世界は常に中東危機として現出してきた。本書は、第二次大戦後の米国の対中東政策をおよびその意思決定過程を綿密に踏査した本格的外交史。今日の米国・中東世界をめぐる危機構造の源流を明らかにする。   Honya Club.com


JPY ¥220
ジョージレンツォウスキー(著者)~木村申二(訳者)~北沢義之(訳者)   ブックオフオンライン【PC・携帯共通】


JPY ¥4,400
戦後中東世界は、米ソ冷戦構造の中で常に「中東危機」として現出してきた。本書は、アメリカの覇権に対抗すべく、ソ連がいかにして中東に影響力を構築しようと腐心したのか、ソ連崩壊後の今日、その成功の一端と挫折の軌跡をたどり、改めてソ連の対中東戦略の歴史を検証する。ソ連の対中東政策の意思決定過程―スターリンからブレジネフまで大戦直後の期間‐イラン・トルコ・パレスチナソ連・エジプト関係一九六七年の六日戦争一九六七年‐七三年の戦間期一九七三年のヨム・キップール戦争アラブ・イスラエル紛争解決の問題パレスチナ人とPLO一九八二年のレバノン戦争ソ連とシリアソ連とイラクソ連とイランソ連とイスラム中東のアラブ共産主義マルクス主義国家南イエメンとアラビア半島ソ連とトルコゴルバチョフの中東政策   Honya Club.com


JPY ¥770
ガリアゴラン(著者)~木村申二(訳者)~花田朋子(訳者)~丸山功(訳者)   ブックオフオンライン【PC・携帯共通】


JPY ¥4,180
ベトナム戦争終結後も緊張関係は続き、二つの同盟の接点では、カンボジア内戦、中越戦争、ソ連のアフガン侵攻といった紛争が生じた。東南アジア海洋部ではASEANが地域秩序の創出に成功し、国際関係での発言権を高めていく。東アジア各国はめざましい経済成長を見せ、周恩来・毛沢東を相次いで失った中国も改革開放政策をとり、市場経済化・国際経済との一体化を進めた。一方、韓国、フィリピンでは民主化運動が始まり、やがて市民革命が勝利する。社会主義は求心力を弱め、ペレストロイカ路線は冷戦の終結をもたらしたが、まもなくソ連は解体した。通史 経済発展と民主革命―一九七五‐一九九〇年通空間論題(日本と成長のアジア;日本の地域構想とアジア外交;アジアにおける冷戦構造の変容と地域紛争―米中和解からソ連のアフガニスタン侵攻へ)個別史/地域史(民主化と革命(韓国民主革命;「中華民国台湾化」の展開―台湾における「七二年体制」下の政治構造変動;ビルマの民主化運動と弾圧;改革開放と天安門事件);市場化と開発体制(一九八〇年代の韓国経済と財閥―民主化と自由化のはざまで;マレーシアのエスニック政策とルック・イースト政策;中国社会主義市場経済への道;ドイモイ路線の起源と展開);冷戦の解体とソ連社会主義の終焉(ソ連のアフガン侵攻;北朝鮮 危機からの脱出を求めて;ゴルバチョフの東アジア政策;「戦後政治の総決算」))様々な歴史経験の連鎖を通し、新たな東アジア像を描くシリーズ。東アジア各国は目覚ましい経済成長を見せ、社会主義は求心力を弱めた。本書では、経済成長と冷戦解消に伴って、生まれ変わるアジアを追う。   Honya Club.com


JPY ¥880
一九〇〇年代から一九七〇年代に創られた、「日本」をまとった七体のヌードの謎を解く。推理のポイントは、時代と創り手の動機。時系列で並んだヌードから浮かび上がる歴史とは?第1章 デッサン館の秘密―智恵子の「リアルすぎるヌード」伝説第2章 Yの悲劇―「夢二式美人」はなぜ脱いだのか?第3章 そして海女もいなくなった―日本宣伝映画に仕組まれたヌード第4章 男には向かない?職業―満洲移民プロパガンダ映画と「乳房」第5章 ミニスカどころじゃないポリス―占領と婦人警察官のヌード第6章 智恵子少々―冷戦下の反米民族主義ヌード第7章 資本の国のアリス―七〇年代パルコの「手ブラ」ポスター一九〇〇年代から一九七〇年代に創られた、「日本」をまとった七体のヌードの謎を解く。推理のポイントは、時代と創り手の動機。時系列で並んだヌードから浮かび上がる歴史とは? 極上ミステリーのような謎解き方式で、ヌードから近現代史を読み解いていく。(講談社現代新書)一九〇〇年代から一九七〇年代に創られた、「日本」をまとった七体のヌードの謎を解く。推理のポイントは、時代と創り手の動機。時系列で並んだヌードから浮かび上がる歴史とは?極上ミステリーのような謎解き方式で、ヌードから近現代史を読み解いていく。<本書の主な内容>第一章 デッサン館の秘密 智恵子の「リアルすぎるヌード」伝説第二章 Yの悲劇「夢二式美人」はなぜ脱いだのか? 第三章 そして海女もいなくなった日本宣伝映画に仕組まれたヌード第四章 男には向かない?職業満洲移民プロパガンダ映画と「乳房」第五章 ミニスカどころじゃないポリス占領と婦人警察官のヌード第六章 智恵子少々冷戦下の反米民族主義ヌード第七章 資本の国のアリス七〇年代パルコの「手ブラ」ポスター   Honya Club.com


JPY ¥1,320
全世界の軍事費の四八%を占めるアメリカ。欧米中心主義へ対抗するイスラムパワー。拡大する人種格差に基づく不平等。どうすれば戦争とテロルという憎しみの連鎖を断ち切れるのか。1 終わらない戦争・紛争・テロ(二一世紀の戦争―イラク戦争;八〇年代の戦争―アフガニスタン侵攻から湾岸戦争へ;冷戦下の戦争―朝鮮戦争からベトナム戦争へ;二〇世紀前半の戦争―二つの世界大戦;十九世紀の戦争―近代戦争の世界へ)2 拡張・拡散する軍事力(世界の軍事情勢―地域紛争・テロへの対処;世界の少年兵―戦争に駆り出される子どもたち ほか)3 世界の民族(人種と経済格差―人種格差に基づく不平等;文明と市場経済―宗教・言語・民族・歴史が及ぼす経済への影響 ほか)4 平和をめざして(国際安全保障―アメリカ覇権への追随と抵抗;核兵器の削減―新たな国際管理体制を;国連の活動―人道的介入のジレンマ)全世界の軍事費の48%を占めるアメリカ。欧米中心主義へ対抗するイスラムパワー。拡大する人種格差に基づく不平等。どうすれば戦争とテロルという憎しみの連鎖を断ち切れるのか。   Honya Club.com


JPY ¥4,400
アメリカでは歴史的に見て、外交・軍事政策をめぐる大統領と連邦議会の支配力は振子の運動のような動きをしてきた。本書は、議会復権の第四期といわれているヴェトナム戦争とウォーターゲート事件から、9・11同時多発テロ事件の時期まで、アメリカの外交・軍事政策の形成における大統領と連邦議会の活動を、戦争権限に焦点を合わせてまとめた労作である。アメリカの政軍関係と外交の伝統第1部 アメリカ合衆国における戦争権限(アメリカの連邦議会と大統領の戦争権限;戦争権限における諸問題)第2部 冷戦下におけるアメリカの外交と政軍関係(冷戦下におけるアメリカの安全保障と戦争権限の問題;冷戦変容期におけるアメリカの東アジア外交と戦略 ほか)第3部 冷戦終焉後の外交と政軍関係(冷戦期におけるアメリカの軍事力行使の実態と分析;ブッシュ政権の国家戦略と軍事力行使 ほか)第4部 アメリカの対外政策決定過程(国防政策の決定機構と決定過程;政策決定の事例―レーガン政権における対外政策決定過程)第5部 国際社会における軍拡の構造と軍縮への課題(冷戦下における軍拡の国際的影響と軍縮問題;冷戦終焉後の核軍縮 ほか)終章にかえて 今後の外交・軍事政策形成における連邦議会と大統領   Honya Club.com


JPY ¥2,860
150年前の開国から現在に至るまで、「国民国家」としての日本は、それぞれの局面において、―国内政治と相互に影響しあいながら―いくつもの選択肢の中で、ある外交政策を選択し実行してきました。なぜその選択がなされたのでしょう。そして結果としての現在をどう考えればよいのでしょうか。日本外交の軌跡を検証するとともに、そこから見えてくるこれからの外交の姿を示します。第1章 近代日本の外交形成第2章 "帝国"日本の対外膨張第3章 国際協調の受容第4章 危機と戦争の間第5章 アジア太平洋戦争下の外交第6章 戦後外交の形成第7章 冷戦と戦後国際秩序の模索第8章 経済成長による外交の変容第9章 危機とデタントのなかの自立第10章 日本の国際化150年前の開国から現在まで、日本はいくつもの選択肢の中で、国内政治と影響しあいながら、ある外交政策を実行してきた。なぜその選択がなされ、今があるのか。日本外交の軌跡を検証し、あるべき外交の姿を示す。   Honya Club.com


JPY ¥2,860
ナチス・ドイツ後の分断国家に、鉄路は残された。冷戦下、歴史の荒波のなかで近代技術を担い、それぞれの道を歩んだふたつの大組織の変遷と、鉄道に人生をかけた人々のドラマをもとに克明に描く、もうひとつの戦後ドイツ史。はじめに―「あちら」と「こちら」の鉄道第1章 占領下のドイツ・ライヒスバーン(1940年代後半)第2章 ライヒスバーンの東西分断―西ドイツ・ブンデスバーンと東ドイツ・ライヒスバーンの誕生(1940年代末ー50年代)第3章 一九五〇年代・ベルリン・Sバーン第4章 「ベルリンの壁」その後(1960年代ー70年代初頭)第5章 ドイツ・ライヒスバーンの遺児―東西ドイツ国鉄の人びと第6章 明日は突然ならず(1980年代)おわりに―「あちら」も「こちらも」…「ヒトラー後」の二重の世界風光明媚なヨーロッパ旅行に欠かせないドイツ鉄道。その前身となる旧ドイツ国鉄は、第二次世界大戦後の東西ドイツ分断の時代、DB(西ドイツ国鉄)とDR(東ドイツ国鉄)にわかれ、別々の道を歩む。そこには、近代技術を担い同時代を生きた二つの大組織の苦闘と、鉄道に人生をかけた人々の知られざるドラマがあった──。東西ドイツ分断、ベルリンの壁崩壊・再統一から約30年を経て、いま多くの史料から明らかにされる、もうひとつの戦後ドイツ史。   Honya Club.com


JPY ¥3,520
危機の時代に安吾が甦る!戦後、学生運動、冷戦終結、そして今日―危機の時代に安吾の文学は繰り返し甦り、読み直されてきた。常に危機的な状況で、自らの「生きる術」を書き付けてきた彼は、自明なものが消え失せ、不透明な未来を抱える現代の私たちに何を伝えるのか?危機の時代と文学ファルスの詩学―坂口安吾と「観念」の問題ファルスは証言する―「風博士」論坂口安吾と「新らしい人間」論「バラック」と共同性―「日本文化私観」論情報戦と「真珠」空襲と民主主義―「白痴」論「思考の地盤」を掘ること―「土の中からの話」暴力と言葉―「ジロリの女」をめぐって法と構想力―「桜の森の満開の下」論「トリック」の存在論―「不連続殺人事件」とその周辺来たるべき文学危機的状況で繰り返し甦り、読み直される安吾の魅力とは。有名な作品だけでなく、「通俗的」とされる「ジロリの女」「不連続殺人事件」、さらには小品までを取り上げ、そこに通底する安吾の文学の核心に大胆に迫る。   Honya Club.com


JPY ¥4,400
日常生活の意識的変更。『アンテルナシオナル・シチュアシオニスト』誌全12号(1958ー69年)中、61年刊行の第6号、62年刊行の第7号を完訳。冷戦下のスペクタクルの政治、疎外された芸術、消費のスペクタクルと化した日常生活をラディカルに批判するSIの重要論文を多数収める。付録資料、詳細な解題・注、図版、解説つき。アンテルナシオナル・シチュアシオニスト第6号(論説;武装のための教育;都市計画の批判;ふたたび、解体について ほか)アンテルナシオナル・シチュアシオニスト第7号(論説;冬眠の地政学;悪しき日々は終わるだろう;SIの役割 ほか)   Honya Club.com


JPY ¥902
社会主義革命を成し遂げたキューバの英雄カストロ、スペイン人民戦線を打倒し長く独裁体制を敷いたフランコ。一見したところ正反対の両者には密かな、そして強いつながりがあった。強固な反米意識と愛国心、そしてスペイン・ガリシア地方にルーツを持つこの二人に注目してこそ、初めてキューバ革命以降のアメリカ・キューバ・スペイン間の複雑な外交関係が読み解けるのだ。未開拓の外交史料を駆使して、冷戦下の国際政治の舞台裏を明かし、危機を回避した二人の実像に迫る。序章 三角関係―キューバ・スペイン・米国第1章 対比列伝―正反対に見える二人の共通項第2章 形容矛盾―革命前後のキューバとカストロ第3章 独立自尊―カストロ・キューバをめぐるスペインの独自外交第4章 遠交近攻―国際社会におけるキューバとスペイン第5章 大義名分―大義ある人々からプラグマティストへ第6章 世代交代―ポスト・フランコ=カストロ時代終章 万物流転―歴史に名を残すのはキューバ社会主義革命の英雄カストロと、スペイン反革命の指導者フランコ。2人の独裁者には密かなつながりがあった…。未開拓の外交史料を駆使して、冷戦下の国際政治の真相に迫る。   Honya Club.com


JPY ¥2,970
激動の20世国際環境と日本、日本とはいったいどういう国なのか。幕末から今日まで基本的知識を満載。1 華夷秩序からの離脱2 近代国家への発進3 アジアへの勢力拡大4 ワシントン体制下の協調外交5 アジア盟主の構想と挫折6 冷戦下の再出発7 国際社会への復帰8 経済大国への歩み9 西側先進国の一員として10 新国際秩序形成に向けて   Honya Club.com


JPY ¥3,300
統合の境界線で危機が広がるEUに未来はあるのか?拡大EUの境界線、中東欧、ウクライナと、ヨーロッパの内なる境界線、ゼノフォビア(外国人嫌い)の実情を徹底分析。第1部 ヨーロッパの分断と統合―冷戦の起源と終焉、「新たな壁」(冷戦の起源と、ヨーロッパ分断;冷戦の終焉―壁の開放、境界線の開放;新たな壁―「EUの壁」・「シェンゲンの壁」―統合の「外」に住む民族の問題)第2部 EUの統合と境界線の拡大(「新しいヨーロッパ」―EU拡大から起こる諸問題;どこまでがヨーロッパか―拡大EUのフロンティア(境界線)―EUの国際規範と欧州公共圏)第3部 ヨーロッパの分裂とナショナリズム―包摂か排除か―多様性の中の分裂(拡大EUにおける民主主義とナショナリズム;ユーロ危機の下での右翼の成長とゼノフォビア;拡大EUにおける境界線とシティズンシップ)第4部 境界線をめぐる地域のナショナリズム―「地域」の揺らぎと分断(「中欧」アイデンティティの夢と現実、拡大EU・NATOのリアリティ;ウクライナ―EU・NATOとロシアのはざまで分裂する国家、せめぎ合う大国;地域と境界からなるヨーロッパ)エピローグ EUに未来はあるか―統合と分裂、内なる境界の苦悩統合の境界線で危機が広がるEUに未来はあるのか…。拡大EUの境界線・中東欧、ウクライナと、ヨーロッパの内なる境界線・ゼノフォビア=外国人嫌いの実情を徹底分析する。   Honya Club.com


JPY ¥1,760
新たな変化を生みつつあった明清時代の胎動、そして西洋「近代」の衝撃。現代中国の苦悩と希望がここに始まる。1 16世紀から18世紀まで(明清時代の中国と現代;明朝の転機;張居正の改革;明朝の滅亡と清の勃興;明末清初;清朝、中国支配を確立;「清代の平和」;乾隆帝治下の繁栄;南と北;盛世の終末)2 19世紀から20世紀まで(中国近現代史の見方;帝国と列強;清朝の官僚制;アヘン戦争と太平天国;危機深まる大国;民族解放への歩み;日中戦争と内戦;冷戦下の国家建設;終わりに 東アジア新潮流の中で)   Honya Club.com


JPY ¥3,850
活発な通交・貿易、そして戦争と断絶…。古来、日本列島と朝鮮半島は、国境を史的境界としない多様・多元的な移動や交流があり、王権・国家のあり方や対外関係に大きな影響を与えてきた。律令国家群の形成と展開、秀吉の「唐入り」、日韓国交正常化交渉など、双方の関係を東アジア内の広範な交流にも触れつつ解明。広域史の視点から見つめ直す。1 古代東アジアの国際関係と交流(倭国と朝鮮三国の登場;律令国家群の形成と展開;解体する東アジアとその再編)2 中世東アジア海域と日朝関係(日麗関係と海商;モンゴルの脅威と高麗・日本;前期倭寇と日麗関係;日朝通行関係と倭人;対馬の朝鮮通交独占から豊臣秀吉の「唐入り」へ;中世日朝関係から近世日朝関係へ)3 近世の日朝関係とその変容(江戸時代の「交隣」関係と対馬藩;近世中・後期の日朝関係の変質;幕末の日朝関係―「交隣」の崩壊へ;日朝関係の転回―「交隣」から「征韓」へ)4 近代東アジアのなかの日朝関係(朝鮮の開国;日清・日露戦争;朝鮮植民地支配)5 敗戦・解放から交流へ(東アジア冷戦の形成と日本と朝鮮半島;冷戦下の日韓・日朝関係;冷戦の崩壊と日韓・日朝関係)古来、日本列島と朝鮮半島は、国境を史的境界としない多様・多元的な移動や交流があった。双方の関係を東アジア内の広範な交流にも触れつつ解明。広域史の視点から見つめ直す。   Honya Club.com


JPY ¥4,400
第1部 本源的蓄積と共同体(第1部の課題と視座―労働市場基底説の提案;本源的蓄積論の理論的再検討―フォーゲルフライな労働力の創出問題を中心に;本源的蓄積の始点と終点;本源的蓄積概念を巡る論争について;社会システムとしての共同体 ほか)第2部 補論と書評(『グローバリゼーション下の農業構造動態』を巡る論争;ポスト冷戦期における研究構想について;持続可能な開発と農業;書評 石田章著『マレーシア農業の政治力学』;書評 藤田幸一著『バングラデシュ農村開発のなかの階層変動―貧困削減のための基礎研究』 ほか)本源的蓄積(第1ー3章)と共同体(第4、5章)という2つの概念を再検討したうえで、それらについての筆者独自の解釈を試みている。さらに、本源的蓄積の類型(第6章)、非資本制外囲組込表式(第7章)、本源的蓄積史観(終章)といった新たな分析枠組みを提案している。   Honya Club.com


JPY ¥2,200
権力のあり様を分析し、「真実の生」の意義を説いたこのエッセイは、冷戦体制下の東欧で地下出版の形で広く読まれただけでなく、今なおその影響力はとどまることを知らない。形骸化した官僚制度、技術文明の危機を訴える本書は、私たち一人ひとりに「今、ここ」で何をすべきか、と問いかける。無関心に消費社会を生きる現代の私たちにも警鐘をならす一冊。解説、資料「憲章77」を付す。力なき者たちの力資料 憲章七七無力な私たちは権力に対してどう声をあげるべきか?チェコの劇作家、大統領ヴァーツラフ・ハヴェルによる全体主義をするどく突いた不朽の名著真実の生をいきるために私たちがなすべきことは何かすべてはロックミュージシャンの逮捕から始まった――。かれらの問題は自分たちの問題だと共鳴した劇作家は、全体主義の権力のあり様を分析し、「真実の生」、「もう一つの文化」の意義を説く。このエッセイは、冷戦体制下の東欧で地下出版の形で広く読まれただけでなく、今なおその影響力はとどまることを知らない。形骸化した官僚制度、技術文明の危機を訴える本書は、私たち一人ひとりに「今、ここ」で何をすべきか、と問いかける。無関心に消費社会を生きる現代の私たちにも警鐘をならす一冊。解説、資料「憲章77」を付す。東欧の民主化から30年、人権と自由を考えるために今なお重要なテクスト。「力のない人びと」の可能性とは?本邦初訳!   Honya Club.com


JPY ¥2,750
「東南アジア」という世界第1部 東南アジアの近代―植民地化(近代以前の伝統国家;植民地化による変容;植民地ナショナリズム;東南アジアにとっての「大東亜戦争」)第2部 独立と国家建設―冷戦の影響下で(冷戦の東南アジアへの拡大;脱植民地化と国家建設;ベトナム戦争と東南アジア;独裁体制の成立と展開;新冷戦と東南アジア)第3部 地域統合と民主化―新世紀の課題(ASEANの形成と発展;冷戦の終焉による影響;独裁体制の崩壊と民主化;終わる紛争・終わらない紛争;ASEAN共同体をめざして)東南アジアの歴史や国家の成り立ちをわかりやすく解説。近年の諸国の動向とASEANに関する情報を加えた改訂版。   Honya Club.com


JPY ¥814
オール黒人キャストのミュージカル『ポギーとベス』の公演を、冷戦下のソ連で成功させるべく奮闘するアメリカの劇団とともに過ごしたどたばたの日々を熱気たっぷりに描く著者初のノンフィクション・ノヴェル『詩神の声聞こゆ』。京都で映画撮影中のマーロン・ブランドを取材し、彼の生い立ちや人生観を赤裸々に暴き出したルポルタージュ『お山の大将』に加え日本人についてのエッセイも収録。カポーティ・ファン必読の一冊。   Honya Club.com


JPY ¥3,300
冷戦構造の終焉、EC統合、経済の国際化の一層の進展は日本の政治行政システムに大変動を促している。それらは社会科学に携わる者にとって興味深い問題群であろう。関心の焦点は執筆者が選択した分野における大小さまざまの変化を説明する理論的可能性を追及する試みを通じて変化の時代の政治行政システムの態様をダイナミック且つ多角的に理解しようという意図に発する。第1部 システム(財政危機の中の地方財政対策1975‐1984年;日本の地方自治と政策発展)第2部 政策(地方分権と福祉政策―「融合型」中央地方関係の意義;自治体住宅施策における促進要因と制約要因―制度と政策後援役割を中心に;地方空港をめぐる環境変動と政府間関係―自治への新たな課題の一断面;マスタープランニングと地方分権―1990年代の都市計画改革をめぐって)第3部 比較(比較の中の日本の地方政府―ソフトな予算制約下での地方政府の利益;フィリピンの地域開発と新自治法―イロイロ州の事例研究;大都市制度―日本と韓国との比較)   Honya Club.com


JPY ¥4,070
「脱冷戦期」の複雑な国際状況下、中国外交はどう展開したか―。主要な二国間関係および香港、台湾問題も含め、アジア・太平洋地域との関係を多層的・多角的に解明した共同研究成果。第1部 全域的諸問題(脱冷戦期における中国の対外認識―「和平演変」論から「過渡期終了」論まで;軍事ドクトリンの変容;ASEAN地域フォーラムと中国;中国とアジア・太平洋地域経済)第2部 二国間関係およびサブ・リージョナルな問題(日中関係―アジア・太平洋地域における協調と相克;米国のアジア・太平洋政策と中国;米国・日本との経済関係―経済摩擦の諸側面;九〇年代の中露関係―通常の国家関係を目指して;朝鮮半島平和体制樹立問題と中国―北東アジア地域安全保障と「多国間外交」;中国とASEAN諸国)第3部 統一問題と地域的文脈(中国の香港回収過程―その地域的意義;「台湾問題」の新しい内実―「内戦」はどこまで溶解したか?)   Honya Club.com


JPY ¥3,630
情報なくして国家なし。裏面史が描きだす20世紀の実相、21世紀の指針。日本におけるインテリジェンス研究のために第1部 戦間期・第2次大戦中のインテリジェンス・ヒストリー(日本陸軍の対ソ連インテリジェンス;東南アジア戦域におけるイギリスのインテリジェンス;CIAの設立;中国共産党のインテリジェンス体制;ロシア情報史;戦間期におけるドイツとフランスのインテリジェンス体制)第2部 冷戦期のインテリジェンス・ヒストリー(戦後日本のインテリジェンス;インテリジェンスと国家運営;CIAの情報分析とその限界;冷戦下のソ連情報機関KGB;見えざる冷戦;冷戦におけるインテリジェンヌ)   Honya Club.com


JPY ¥3,520
19世紀末のボヘミアに生まれ、戦時下のパリ、そして冷戦下のチェコを生き抜いたジョゼフ・シマ。シュルレアリスムとは一線を画しつつ激動の時代を併走し、晩年、一切が溶けあう光の表現へと到達した画家の全貌を描く。〈谷口亜沙子〉1977年神奈川県生まれ。パリ第七大学文学博士号取得。獨協大学外国語学部フランス語学科専任講師。専攻、20世紀フランス文学。    HMV&BOOKS online


JPY ¥2,619
世界に衝撃を与えた日28 冷戦下のスパイ・ローゼン ローゼンバーグ夫妻とケンブリッジ・スパイ   Honya Club.com


JPY ¥3,520
過ぎ去った国"の「自由時間」が照らし出す社会の本質。冷戦下、一般大衆の希望と体制の思惑がせめぎあう歴史の一断面を浮き彫りにする。序章 社会主義体制と余暇第1章 東ドイツ社会の変容と余暇の可能性第2章 東ドイツの余暇論第3章 余暇時間への対応第4章 消費と余暇第5章 休暇旅行と余暇結論 「波紋社会」と日常の政治「過ぎ去った国」の「自由時間」が照らし出す、社会の本質。東ドイツの1960、70年代を「正常化」の時代と捉え、経済的・社会的に最も安定していた時期について、余暇に関する政策と人びとの活動を考察する。   Honya Club.com


JPY ¥2,530
デビューから60年にわたり、日本人歌手としてラテン世界を魅了し続けるYOSHIRO広石が平成最後の年に放つ衝撃の問題作。数々のラテンの名曲が、粋でクールなラテン・サウンドに生まれ変わりま した。キューバの至宝オマーラ・ポルトゥオンドとのデュエット「AMIGOS」では圧巻のパフォーマンスが冴え渡ります ● 24歳でベネズエラから世界デビューし、中南米はじめラスベガスで驚異的な人気を博し、冷戦下のソ   HMV&BOOKS online


JPY ¥6,600
今日の"世界文学"におけるメルクマールとして屹立するミラン・クンデラ。冷戦下の中央ヨーロッパを襲った"歴史"の悲劇のうちに、母国チェコを追われたこの亡命作家を支え続ける"小説の精神"を、その作品と世界で展開される批評を自在に往還しながら、小説のテーマ、ことば、歴史を軸に、立体的に論じ上げる。卓抜したミラン・クンデラ研究にして、すぐれた現代作家論。第1章 キッチュとは何か?(小説とキッチュ;キッチュという言葉 ほか)第2章 キッチュ批判、あるいは手法としての小説(サビナとともに;クンデラの「ポリフォニー」 ほか)第3章 小説の「ことば」(亡命者の言語;1969年/「タイムズ・リテラリー・サプルメント」への手紙 ほか)第4章 クンデラとチェコの批評(11月のハリケーン;叙事的ジャンルと抒情的ジャンルの結合 ほか)第5章 歴史をとらえなおす小説のかたち(ふたつの課題;フィクションの存在論的なちがい ほか)   Honya Club.com


JPY ¥2,970
世界最高のヴァイオリニストの自伝。東西冷戦下のソ連音楽界で何があったのか。巨匠オイストラフとの確執、奔放な女性関係、共産党、官僚機構との駆け引き…そのすべてを赤裸々につづった衝撃の書。モスクワの学生時代リトルネッロ首都我が家ソヴィエト帝国のコンサート初舞台受賞者の日常行動規範ありえない現実挑戦〔ほか〕東西冷戦下のソ連音楽界で何があったのか。巨匠オイストラフとの確執、奔放な女性関係、共産党、官僚機構との駆け引き…。その全てを赤裸々に綴った、世界最高のヴァイオリニストによる衝撃の自伝。   Honya Club.com


JPY ¥1,822
DAVID BOWIEのボックス・セット『A NEW CFAREER IN A NEW TOWN 1977-1982』に収録されていたオリジナル・アルバムとLIVEアルバムのオフィシャル・ブレイクアウト作品が登場!“ベルリン3部作”第1弾。ソウルとの対峙から一変してブライアン・イーノとともに冷戦下のベルリンで制作。いまではのちのニューウェイヴを先取りしてみせた名盤。 (メーカー・インフォメーショ   HMV&BOOKS online


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戦争/平和について考える「旅」をしてみよう。若い世代が戦争について学び、考えるためのミュージアムやメモリアルの活用法を解説します。アジアやヨーロッパ、アメリカの施設も紹介。ブックリストや年表など戦争を知るための情報も網羅したガイドブックです。序文は高橋哲哉氏。00 本書を読む前に01 沖縄戦の記憶02 ヒロシマとナガサキ03 空襲04 動員/戦場/加害05 平和運動のうねり06 アジアと日本―戦争展示の比較07 冷戦下の"戦争"08 21世紀に負の記憶をどう伝えるか―世界の試みおわりに―歩くことから見えるもの若い世代が戦争について学び、考えるためのミュージアムやメモリアルの活用法を解説。アジアやヨーロッパ、アメリカの施設も紹介。ブックリストや年表など、戦争を知るための情報も網羅したガイドブック。   Honya Club.com


JPY ¥5,126
台湾・香港・華僑華人の三部構成により、台湾の権威主義的政治体制の確立と民主化の過程、英領植民地香港の形成・発展と97年問題、華僑華人の歴史的背景と国籍法の問題など、それぞれの政治、経済、対中・対外問題に関する基本資料を紹介する。世界的な「華人ネットワーク」を視野に入れて編集。第1部 台湾(前史―二・二八事件;権威主義体制の確立と展開;経済発展の軌跡と社会の変容;分割払いの民主化;統一か独立か?)第2部 香港(前史―英領植民地の形成;冷戦構造下の香港;香港返還問題;香港の将来―「中国化」か、「国際化」か)第3部 華僑華人(歴史的背景―1949年以前の華僑・華人;「新中国」の華僑政策;文化大革命と華人の現地化;中国国籍法の制定;華人と中国)   Honya Club.com


JPY ¥2,530
1980年代後期。FBIニューヨーク支局で捜査官として働くマリーは、黒人女性であるがゆえに能力を発揮する機会を与えられずにいた。そんな時、ブルキナファソの共産主義政府の弱体化を狙うCIAから、若き革命家トマ・サンカラにハニートラップを仕掛ける役目を言い渡される。自身の才能ではなく容姿を買われたのだと悟りつつも役目を引き受けたマリー。そして、さらにハイリスクな任務の見返りとして、幼少期から共にスパイに憧れて育った姉の謎の失踪について鍵を握る人物との接触を約束される。しかし、国民のための改革を推し進めるサンカラの人柄を知るほどに、任務に対する信念は揺らぎ始め…。舞台はアメリカ、ブルキナファソ、そしてマルティニークへ。史実を元に冷戦の知られざる一面を描き出すスパイ小説。冷戦下、FBIで働く黒人女性のマリーは、ブルキナファソのカリスマ的リーダー、トマ・サンカラを罠にかける任務を言い渡される。しかし、スパイとしてサンカラに近づくうちに、彼女の信念は揺らぎ始め……。史実を元に、一人の女性の生き様を描く、歴史スパイ小説   Honya Club.com


JPY ¥4,070
ソ連の脅威が後退し、さらに厳しい財政制約にさらされる中、米国は冷戦終焉をまたいでなぜ、いかにして先端技術への投資を進めていったのか。そしてその意図は、軍備をめぐる冷戦後の政策にどのような形で反映されていったのか。技術発展と政治的意思の共変を理論的、実証的に明らかにする。序章 軍備をめぐるイノベーション―冷戦終焉と制約下における米国の政策選択第1章 本書の分析視角第2章 レーガン軍拡期における通常兵器技術の開発第3章 脅威の変容と軍備の論理―1989年第4章 脅威の後退と研究開発投資の重点化―1990年第5章 湾岸戦争と政策転換の加速―1991年第6章 マクロトレンドの変容と個別の政策論争―研究開発・調達プログラムの分析第7章 イノベーション志向の装備調達政策―冷戦終焉後の履行とその定着終章 軍備をめぐる政策選択の論理ソ連の脅威の後退、またそれにもかかわらず進められた研究開発投資を背景とする質的な軍拡により、アメリカは唯一、圧倒的な軍事力を保持する国となったが、予算制約がある一方で進化を続けている装備のマネジメントに苦慮している上、中東の紛争や政治的混乱、またテロの頻発などにおいて、せっかくの装備が有効に活用できているとは言えない状況にある。本書は、こうした、現在米国が抱える軍備の問題の一端を冷戦末期の意思決定に見出した上で、さまざまな公開資料を丁寧に読み解きながら、その後、どのような議論がなされ、政策選択がなされていったのか、そのダイナミズムを明らかにしている。本書の検討は、国際政治と科学技術の関係を捉える一事例ともなるだろう。   Honya Club.com


JPY ¥2,860
冷戦後の国際秩序構築にリーダーシップを発揮しようとしているアメリカの行動は、その国内問題によって大きな制約を受けている。本書は、アメリカの国内政治の仕組みと、アメリカが抱える様々な国内問題を、歴史的・社会的背景にも踏み込んで解明する。アメリカの現在とその政治動向を理解するのに最適な解説書。第1部 制度とその役割(権力分立制の下の大統領職;候補者中心の選挙過程と政党の役割;連邦の法はいかにして作られるか ほか)第2部 争点とその背景(変容する「移民国家」;アメリカ経済の構造変化と経済政策;アメリカ社会の変化と黒人問題の変容 ほか)第3部 報道と世論(マス・メディアと政治;知識人と政治;アメリカは世界をどう見ているのか)   Honya Club.com


JPY ¥4,180
東洋の精神的志向性とキリスト教信仰は両立できるか。神道・仏教・儒教などの影響下に展開されてきた日本文化への批判的考察を通して、軍国主義・人種差別・冷戦構造を克服する福音の核心を示す。   Honya Club.com


JPY ¥5,390
敗戦と占領の下で、保守・革新の国内二極化に国際的な冷戦が重なった。そのなかで新生日本を原点とする人びとは、国内民主化と国際平和とを、不可分の課題として追求してきた。「中立日本の防衛構想」「革新ナショナリズム試論」など刺激的な論考を収録。   Honya Club.com


JPY ¥2,310
戦争を原因として、日本は二つの領土問題を抱えた。米国の管轄下に置かれた小笠原や沖縄など「南方領土」と、ソ連に占領された千島列島南部(南千島)の国後、択捉両島と、色丹島、歯舞群島の四つの島「北方領土」だ。領土問題に限ると、南方領土は1972年5月15日に施政権が返還されて解決した。一方、北方領土問題はいまだに解決していない。戦後は終わっていない。2013年度新聞協会賞受賞。領土問題がクローズアップされている今だからこそ、読んでおきたい1冊!第1部 「境界」の海(変わらぬ光景;中間ライン ほか)第2部 平和の海(貝殻島コンブ漁;大量拿捕事件 ほか)第3部 霧の北洋(張り込み;再開 ほか)第4部 対ソ交渉と元島民(冷戦の影;占守島攻防戦 ほか)第5部 冷戦後の領土交渉(最大のチャンス;クナーゼ提案 ほか)北方領土に直面する根室・羅臼など現地の実情と、政治の事情で二転三転してきた国家間の交渉の動きを追い、多くの思惑が絡まる領土・領海問題の解決策を地元の視点から探る。〈受賞情報〉新聞協会賞(2013年度)   Honya Club.com


JPY ¥4,400
一九六二年一〇月の一三日間、人類は「最終戦争」の断崖に立った。原爆開発から冷戦下の米ソ核軍拡競争に至る文脈に、絶体絶命のこの危機を位置づけ、ピュリツァー賞受賞の歴史家が一触即発の攻防の深層を描く。第1編 核時代の形成 一九四五年ー一九六二年―キューバ・ミサイル危機に至るホワイトハウスとクレムリンの核に関する諸決定(トルーマンとスターリン―「核兵器の抗いがたい魅力」;アイゼンハワー、フルシチョフ、カストロ、「大量破壊兵器」;ケネディ、フルシチョフ、カストロ、ピッグス湾)第2編 一三日間 一九六二年一〇月一六日ー二八日―ケネディ対エクスコム、統合参謀本部、フルシチョフ、カストロ(フルシチョフのミサイル;一〇月一六日(火曜日)―第一日:ケネディ、スティーヴンソン、エクスコム 第一週:ベルリンと封鎖)「核のある世界」への警鐘の書 1962年10月のキューバ・ミサイル危機は、核戦争(最終戦争)が一触即発で起きかねない13日間だった。本書はその「一触」が、実はほんの偶然の積み重ねで回避されていたことを明らかにした大作だ。米国の国家安全保障会議、国防総省、統合参謀本部の会議録、関係者の個人メモ、回想録、解禁されたソ連共産党幹部会の議事録など、豊富な史料を網羅して、米ソ両政権の内部とカリブ海の現場で何が起きていたかを立体的に描き出し、手に汗握る日々が展開される。ケネディとフルシチョフの関係、その言動や心理、タカ派とハト派の攻防を丹念に積み上げるミクロ的記述と、広島・長崎への原爆投下から冷戦下の核軍拡競争に至る文脈に、この危機を位置付ける俯瞰的視点を交差させており、圧倒的な説得力がある。 ロシアによるウクライナ軍事進攻、台湾をめぐる中国と日米の緊張を踏まえると、この危機がどこか重なって見えてくる。「核   Honya Club.com


JPY ¥2,970
ノグチが参加した様々なプロジェクトを、当時のアメリカ社会が抱えた諸問題の中に置き直し、作家の思い、企画者の意図、政治・経済・社会的な文脈から立体的に考察。戦争・資本主義・貧困・人種・都市環境など、問題が続出する危機の時代に、「空間」をどう理解し、どうデザインするか。知られざるノグチの試みが、アクチュアルによみがえる。第1章 広がる世界、閉じる社会―大恐慌下のアメリカ(新しい空間性による社会改革;公共彫刻実現の方法を模索して;閉塞していく社会の中で)第2章 空からの破壊、地中からの再生―第二次世界大戦と復興(戦場のめまい;戦後社会と彫刻家の使命;過去・自然・人が交わる空間のデザイン)第3章 ヘゲモニーとヘテロトピア―冷戦時代の理想郷(アメリカの中の「他所」としての日本庭園;資本主義のヘテロトピア―つながりと遮断;プラザ―企業と公共空間)第4章 中心の再創造―アメリカ都市の危機に挑む(現代彫刻と都市再生;水と大地の彫刻;共同体の新しい心臓)〈イサム・ノグチの空間芸術を、当時のアメリカ社会が抱えた諸問題の中に置き直し、その意義を探る。新しいノグチ像を提示する〉〈資本主義、戦争、人の移動が様々な「危機」をもたらす時代に、イサム・ノグチがどのような芸術を生み出したか〉世界的な彫刻家イサム・ノグチ(1904ー1988)は、1930年代から一貫して、経済や環境などの社会問題を改善することを目標に、公共空間をデザインしてきました。本書は不況や戦争、環境破壊や移民増加など問題が続出する危機の時代に対応するため、ノグチがどのような芸術を生み出したかを、様々なプロジェクトを年代順に取り上げ、多数の図版とともに検討します。混迷する現代社会に、芸術はいかに働きかけることができるかを考えるヒントがあります。   Honya Club.com


JPY ¥1,815
日本は原爆を入手していた。冷戦下の米ソがひた隠しにしていた某重大機密。ソ連崩壊でころげでた秘密のかけらをつなぎあわせた究極の軍事情報小説。鬼才・伴野朗が放つ渾身の力作巨編。   Honya Club.com


JPY ¥2,750
東西冷戦下の東ドイツ。ある高校の進学クラス全員が反革命分子とみなされ退学処分に!行き場を失い、進学の道を閉ざされ、この国で未来を描けない若者たちは、自由の国、西ドイツを目指して国境を越える…。映画化されたノンフィクション作品の翻訳!!本書では、映画では描かれなかった、彼らの亡命後の西ドイツでの出来事から、40年後の同窓会での再会までが書かれています!特異事項:高等学校スターリン像、倒れる沈黙する他はない前進せよ、そして忘れるな扇動したのは、誰だ?国家の暴力的教育最後の試み疑惑裁判逃げろ!冷戦のヒーローたちキャリアの終わり嘘をつくのは、ごめんだそれでも許可はおりる追跡妄想真夜中の救出劇新たな幸福の地にて同窓会映画『僕たちは希望という名の列車に乗った』原作! 2019年5月全国ロードショー!監督:ラース・クラウメ『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』5/17(金)全国ロードショー!配給:クロックワークス/アルバトロス・フィルム東西冷戦下の東ドイツのある高校の一クラス全員が反革命分子と見なされ退学処分に! 行き場も、将来の進学も、未来をも見失った若者たちは、自由の国、西ドイツを目指して国境を越える……。映画化されたノンフィクション作品の翻訳!1956年秋、東ドイツの小さな町シュトルコーの高校でその"事件"は起こった。「西側のラジオがハンガリー動乱の犠牲者にむけた黙祷を呼びかけてるぞ!」級友の言葉に応えたクラスの全員が授業中に5 分間の沈黙を敢行。ソ連支配下の社会主義国家・東ドイツにおいて、それは"国家への叛逆"と見なされる行為だった。彼らの連帯はのちに学校と両親を巻き込み、次の"叛逆行為"を引き起こす!本書では、映画では描かれなかった、彼らの亡命後の西ドイツでの出来事から、40年後の同窓会で   Honya Club.com


JPY ¥3,300
下層から照射する歴史学へ―ファシズムを分析し、フレームアップ事件と戦い、ラジカルに生きた歴史家の遺作。はじめに 首都圏の寄せ場―歴史的変遷の概要第1章 敗戦前後における日本社会の変容と持続第2章 戦後日本史論の試み―闘いが胎むもの、押し潰す力、そして…第3章 日帝敗戦以降の日雇労働者と寄せ場第4章 朝鮮戦争と日本―"ロームシャ"の立場から視た第5章 貨物輸送と臨時労働者―季節出稼ぎと路上手配・日雇労働への照射第6章 「冷戦」体制下の"日本本土"と"沖縄"松沢哲成さんの歴史眼   Honya Club.com


JPY ¥990
第1部 歴史と私たち(歴史の扉)第2部 近代化と私たち(18世紀のアジア経済と社会;工業化と西洋の衝撃 ほか)第3部 国際秩序の変化や大衆化と私たち(第一次世界大戦後の世界;大衆の登場 ほか)第4部 グローバル化と私たち(冷戦下の国際関係;世界経済の拡大と日本社会(冷戦の経済的影響) ほか)第5部 探究活動(現代の諸課題とグローバル化;"チャレンジ"「歴史総合」全体を貫く探究活動)新科目「歴史総合」対応の問題集。見方・考え方を働かせ、課題を追究したり解決したりする力を培う。授業内、宿題として活用できる教材。学習者が歴史の面白さを学ぶ意義を体感できる。   Honya Club.com


JPY ¥1,870
ワーリャと譲二の、それはエアーラインのモスコー支店の窓辺から始まった。出会い、巡り会い。日本とロシア、近隣諸国との善隣友好、交流の広がりを願って。第1部 落ちこぼれの駄目学生からモスコーへ―東西冷戦下の駐在員生活と出会った人たち(出会い;わが心の中の坂本九ちゃん;学生時代、ロシア語と音楽 ほか)第2部 航空会社のモスコー支店の窓辺から見た日本、その文化、人々―冷戦下の三〇年間、出会った方々(運命の思いがけない転換;モスコー支店での思い出;日本人にまつわるロシアでの滑稽な話 ほか)第3部 日・ロ、そして、アジアの近隣諸国との、相互理解と善隣友好の時代の到来を願って(日本とロシアの今日、そして明日;日本とアジアの近隣諸国との関係)   Honya Club.com


JPY ¥3,300
ポスト冷戦と市場経済下の大競争、経済のグローバル化と情報化の急展開、バブルの膨張と崩壊―カジノ資本主義、為替相場に振り回される景気と経済、進展する政府のリストラと規制緩和、黒字大国日本の対外進出と国際批判の高まり…。激動する現代経済の新しい動向を射程に入れて特徴と問題点を抽出しつつ、望ましい将来の展開方向を提示する。第1章 「ポスト冷戦」期における情報ネットワークの意義第2章 情報化・金融化時代の現代日本経済第3章 迫られる経済社会の構造転換第4章 男女共生社会をめざして第5章 肥大化する政府のリストラ第6章 円高時代へ突入した日本経済第7章 平成景気から平成不況へ第8章 規制緩和とハイリスク社会の時代へ第9章 少子化時代の国民負担第10章 国際化時代の対外経済関係第11章 岐路にたつ政府開発援助第12章 自治体・地域情報化と地域開発政策第13章 自立をめざす地域   Honya Club.com


JPY ¥4,400
連邦国家を目指す「統合」の物語は終わった。けれども、もはやEU抜きの統治は考えられなくなっている。「ポスト統合」を生きるヨーロッパをどう捉えたらよいのか。EUの形成過程やその内的なダイナミズムの分析、統合の思想的検討などを通じて、ヨーロッパ統合のもつ豊かな含意を引き出していく。気鋭の国際政治学者がEUの実像と論理に迫る意欲作。ヨーロッパ統合の政治学―EUの実像と世界秩序のゆくえ第1部 EUの歴史的形成―統合リーダーシップのドラマツルギー(ジャン・モネ―「ヨーロッパの父」は何を創ったのか;ジャック・ドロール―中興の祖はどう動いたのか;マーガレット・サッチャー―劇場化するヨーロッパ)第2部 ポスト統合を生きるEU―冷戦、拡大、憲法(鏡としてのヨーロッパ統合―「地域」の作り方と安全保障、経済統合、人権規範;拡大ヨーロッパの政治的ダイナミズム―「EU‐NATO‐CE体制」の終焉;統合の終焉―フランス・オランダによる欧州憲法条約否決は何を意味するのか)第3部 危機の下のEU/ユーロ―正統性、機能主義、デモクラシー(ポスト・ナショナリズムにおける正統化の諸問題―国家を超えたデモクラシーは可能か;ユーロ危機の本質―EUの正統性問題からグローバルな「政治」危機へ)第4部 国際政治思想としてのEU―世界秩序における主権、自由、学知(ようこそ「多元にして可分な政治体」へ―EUにおける主権と補完性;国際政治における自由―EUシティズンシップの問いかけ;日本におけるEU研究の可能性―方法論的ナショナリズムを超えて)連邦国家を目標とする「統合」の物語は終わった。けれども、どっこいEUは生きている。これをどう考えたらよいのか。気鋭の国際政治学者がEUを多面的に分析し、ヨーロッパ統合の奥深く豊かな含意を引   Honya Club.com


JPY ¥2,990
1945年8月の大日本帝国の解体、敗戦とはいかなる歴史的意義を持つのか。日本の占領下にあったアジアや交戦国の欧米にとって、1945年の意味するものは何か。グローバルな視点でアジア太平洋戦争の帰結を省察することによって、日本の敗戦と占領の歴史的特質を明らかにする。第1部 アジア太平洋戦争から冷戦へ第2部 大日本帝国の解体とアジア   Honya Club.com


JPY ¥5,060
危機の時代を生き延びた知の冒険者たちの軌跡。一九三〇年代、ナチスに追われた亡命知識人たちは大恐慌に揺れるアメリカに辿り着いた。第二次世界大戦から冷戦、赤狩り、ベトナム戦争―激動の二〇世紀アメリカ史と、難しい選択を迫られた知識人たちの個人史との結節点を切り取った意欲作。序論第1章 ナチズムを逃れて第2章 亡命知識人の拠点第3章 パウル・ティリッヒと大戦間期のアメリカ第4章 第二次世界大戦と亡命知識人第5章 拡散する亡命知識人たち第6章 亡命知識人と戦後ドイツへの視線―民主的ドイツ推進協議会を中心に第7章 赤狩りの嵐とブレヒト第8章 冷戦下の亡命知識人―一九五〇年代のアーレント第9章 一九六〇年代と亡命知識人―マルクーゼの遍歴結語1930年代、ナチスに追われた亡命知識人たちは、大恐慌に揺れるアメリカに辿り着いた。激動の20世紀アメリカ史と、難しい選択を迫られた知識人たちの個人史との結節点を切り取った意欲作。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
誰にでも読みやすく、2冊で日本史の全体像を把握できる!高等学校の教科書『新日本史(改訂版)』をベースに、一般の読者を対象として、時代像をとらえやすく叙述。さらに、時代の理解の助けとなるようなコラムを挿入。下、18世紀ー21世紀。第9章 幕藩体制の動揺第10章 近代国家の成立第11章 立憲国家の成立と日清・日露戦争第12章 大正デモクラシーと政党政治第13章 第二次世界大戦と日本第14章 占領と国際復帰第15章 55年体制と高度経済成長第16章 冷戦の終了と55年体制の崩壊斬新な切り口と,歴史的事象の因果関係を重視した叙述が特徴の高等学校の教科書『新日本史(改訂版)』をベースに,一般の読者を対象として時代像をとらえやすく叙述。さらに,現代の理解の助けとなるようなコラムを挿入。下巻は、第9章「幕藩体制の動揺」から第16章「冷戦の終了と55年体制の崩壊」まで。   Honya Club.com


JPY ¥2,420
米ソ冷戦からキューバ危機へと続く道。スリルとサスペンスに満ちた水面下の攻防を検証!学校では教えてくれない真実に迫る驚愕のドキュメンタリー。第1部 広島と長崎、ビキニ環礁(『ヒロシマ』、そして禎子の物語;原爆乙女;ビキニ環礁;ビキニと原爆ケーキ)第2部 冷戦が家までやってきた(赤狩りの時代;セミパラチンスク;原爆避難訓練;オペレーション・アラート)第3部 戦争好きな体質(朝鮮戦争;マッカーサー解任;勝てなかったアメリカ;水爆実験と第五福龍丸;スプートニク・ショック;人類最後の日)第4部 世界をアメリカ化せよ(CIAの秘密作戦:イラン;CIAの秘密作戦:グアテマラ;キューバのチョコレート帝国;キューバ革命)第5部 人類史上もっとも危険な瞬間(ジョン・F.ケネディ;CIAの秘密作戦:キューバ;コチノス湾侵攻;ベルリン危機;人類史上もっとも危険な瞬間)権力者たちが抹殺してきたアメリカ史の真実、完結編(1945ー1962年)!広島と長崎、ビキニ環礁/冷戦/水爆実験と第五福竜丸/CIAの暴走/ほか。   Honya Club.com


JPY ¥2,200
近年、世界各国で急速に高まるパブリック・ディプロマシーへの関心。それは、いかに国益に適うように自国を他者(他国)に理解させうるか、いかに世界認識の仕方を設定できるか、言説を支配できるかということに関わる事柄である。そこには、外交とは何か、政治とは何かという問いにとどまらず、他国や文化を「理解」するとはどういうことかという、より根源的な問いが含まれている。著者は、米国のパブリック・ディプロマシーの主たる担い手である「アメリカン・センター」に着目し、創設以来約半世紀にわたるその活動理念や活動実態の変遷を究明。パブリック・ディプロマシーをめぐるさまざまな言説のせめぎ合いを「文化の政治学」として考察し、文化研究、またアメリカ理解に一石を投ずる。注目を集める気鋭の研究者による年来の研究成果を総合する意欲的考察。第1章 プロパガンダか広報か(例外としてのアメリカ;アメリカ最初の宣伝機関 ほか)第2章 冷戦下の広報文化活動(広報と文化;天皇批判の回避 ほか)第3章 パブリック・ディプロマシーの誕生とベトナム戦争(「パブリック・ディプロマシー」の誕生と挫折;ケネディ=ライシャワー路線 ほか)第4章 ポスト冷戦時代のパブリック・ディプロマシー(USIAの終焉;孤立主義の台頭 ほか)第5章 パブリック・ディプロマシーとソフト・パワー(税金の論理;パブリック・ディプロマシーの課題 ほか)近年、世界各国で急速に高まるパブリック・ディプロマシーへの関心。本書は、言説を支配する対外文化戦略という観点から、米国史および対日政策の変遷を捉え直し、アメリカ理解に一石を投じる意欲的考察。   Honya Club.com


JPY ¥935
最新にして受験に役立つ!今こそ「学びたい」「伝えたい」私たちの国の歴史◎講談社の学習まんが、ここがすごい!1 受験には情報量!「受験対応力がすごい!」 〇「カリスマ講師」スタディサプリの伊藤賀一先生、絶賛!2 最新の研究を反映!「監修者がすごい!」3 面白いから読みたくなる!「漫画家がすごい!」講談社 学習まんが 日本の歴史 第19巻(全20巻)監修者:舟橋 正真(成城大学非常勤講師)漫画家:三枝 義浩 代表作:『語り継がれる戦争の記憶』「平和の灯で世界を照らせ!」。東京オリンピックの聖火最終ランナーに、無名の大学生が選ばれた理由とは?<収録内容>第109話 「占領と日本国憲法」敗戦でGHQによる占領、焼け野原からの再出発、新憲法発布までの道のり。第110話 「取り残された人々」戦争孤児、シベリア抑留者、中国残留孤児……。終戦後も続く人々の苦闘。第111話 「東西冷戦と独立」世界は冷戦時代に突入。はげしい東西対立のなか、日本の独立に向けた歩み。第112話 「55年体制と安保条約」冷戦は政党の再編につながり、安保条約改定をめぐり反対運動が展開される。第113話 「高度経済成長」所得倍増計画で、政治から経済の季節へと転換。高度経済成長を促進する。第114話 「東京オリンピック」驚異的な成長と国際社会への復帰、平和への願いが東京オリンピックに結実。<監修者のことば> この巻では、敗戦後の占領下、復興をとげた日本が、高度経済成長のなかで「経済大国」となっていく過程を描いています。占領下の日本では、非軍事化と民主化の諸改革が進められ、基本的人権の尊重・国民主権・平和主義を原則とした日本国憲法が制定されるに至ります。しかしながら、冷戦への移行に伴い、占領政策は、経済復興優先へと大きく転換され、そのなかでサンフランシス   Honya Club.com


JPY ¥1,012
アジア・太平洋戦争の悲惨な経験から、多くの支持を得た戦後民主主義。日本国憲法に基づく民主主義・平和主義の徹底を求める思想である。だが冷戦下、戦争放棄の主張は理想主義と、経済大国化後は「一国平和主義」と批判され、近年は改憲論の前に守勢にある。本書は戦後の制度改革、社会運動から政治家、知識人、映画などに着目し、戦後民主主義の実態を描く。日本社会にいかなる影響を残したのか。その軌跡を追う。第1章 敗戦・占領下の創造―戦前への反発と戦争体験第2章 浸透する「平和と民主主義」―一九五二ー六〇年第3章 守るべきか、壊すべきか―一九六〇ー七三年第4章 基盤崩壊の予兆―一九七三ー九二年第5章 限界から忘却へ―一九九二ー二〇二〇年終章 戦後民主主義は潰えたかアジア・太平洋戦争の悲惨な経験から、多くの支持を得た戦後民主主義。日本国憲法に基づく民主主義・平和主義の徹底を求める思想である。だが冷戦下、戦争放棄の主張は理想主義と、経済大国化後は「一国平和主義」と批判され、近年は改憲論の前に守勢にある。本書は戦後の制度改革、社会運動から政治家、知識人、映画などに着目し、戦後民主主義の実態を描く。日本社会にいかなる影響を残したのか、その軌跡を追う。   Honya Club.com


JPY ¥990
宇宙で最大で最強の巨大な星の爆発はいままで知られていた超新星爆発ではなかった。巨大な爆発はどこで、どのように発生するのか?長い論争の果てに下された意外な結論とは。ブラックホールとの関係、宇宙の歴史、生命大絶滅との関係…。宇宙物理学で今もっとも注目される現象をひもといていく。第1章 ガンマ線バーストの発見と性質第2章 ガンマ線バーストの観測競争と大論争第3章 本命の登場第4章 ガンマ線バーストの理論第5章 宇宙の一番星を探す第6章 ガンマ線バーストはいたるところに登場する宇宙で最大で最強の巨大な星の爆発、"宇宙のモンスター"ガンマ線バーストとはいったい何か? 数千億個の星からなる銀河よりも明るい大爆発は、どこで、どのように発生するのか? 長い論争の果てに下されたその結論に科学者たちが困惑した理由は一体? ブラックホールとの関係、宇宙の歴史、生命大絶滅との関係……。宇宙物理学で今もっとも注目される現象をひもといていく。(ブルーバックス・2014年3月刊)ガンマ線バーストは、電磁波の一種であるガンマ線が大量に放出される「宇宙最大の爆発」のこと。数千億の星を集めた銀河よりもずっと明るく輝く想像を超えた大規模な爆発です。最近では恐竜の大絶滅の原因ではないかという説もあります。ガンマ線バーストの発見は、米ソ冷戦下におけるアメリカの核爆発探知衛星による偶然の産物でした。どこかの国が核実験をしたために起きたものだと考えられ、秘密裏に研究が進められました。地球ではなく宇宙で起きたことが分かり、情報が公開されてからも、たった数十秒しか続かない短い現象を詳細に観測することは難しく、長らく謎の現象とされてきました。研究が進展したのは、発見から30年たってからのこと。ガンマ線バーストが起きてから数日間、X線   Honya Club.com


JPY ¥1,650
1 総論「東アジアの冷戦体制を越えて」(東アジアにおける日本・朝鮮・沖縄―軍事化の1955年を中心に;東アジア経済危機と人権;台湾現代史新詮 ほか)2 主題「東アジア冷戦体制の構造と日本」(天皇制と東アジア;台湾におけるアメリカの五十年―民族の「分離と対峙」を画策した歴史;米国主導の東アジア同盟秩序と朝鮮半島の平和―軍事同盟強化による勢力均衡論を越えてアジア的展望へ ほか)3 主題「冷戦下、東アジア民衆の受難と闘い 1」(1950年代の沖縄―米軍政下の民衆闘争の発展;アイヌ民族の歴史と文化;駐韓米軍犯罪と女性 ほか)4 主題「冷戦下、東アジア民衆の受難と戦い 2」(朝鮮戦争の捕虜問題;基地・軍隊と沖縄の女性運動―長期軍隊駐留下における構造的暴力と女性;沖縄の米軍基地と環境破壊 ほか)   Honya Club.com


JPY ¥5,940
上英明/外交と移民 冷戦下の米・キューバ関係    HMV&BOOKS online


JPY ¥2,096
マクロの現代史をミクロの個人史につないでたどる。秋元有子『ときにありて』とひびき合って奏でる人生賛歌。第1章 敗戦―「近代日本」の一つの終焉第2章 戦後―「近代日本」の解体と出直し第3章 冷戦下の自立―自立第4章 冷戦中期―チャレンジ第5章 冷戦世界の崩壊―崩壊とバブル第6章 二一世紀への模索―脱近代へ   Honya Club.com


JPY ¥891
戦前日本軍に続く実力組織となった「防衛省・自衛隊」。朝鮮戦争、東西冷戦、湾岸戦争を経て変わっていく組織。平成以降、多発する災害任務によって高まる信頼感。「軍隊からの安全」か、それとも「軍隊による安全」か。安全保障環境が激変するいま、求められる「適度なバランス」とは。「自衛隊の父」ともされる増原恵吉から、安倍政権下での統合幕僚長・河野克俊まで、歴代幹部のライフストーリーを基に、戦後日本の安全保障の変遷をたどる。第1部 朝鮮戦争と内務軍閥の覇権(知られざる自衛隊の父―「昭和の大村益次郎」増原恵吉;自衛隊精神の核心は何ぞや―初代統幕議長・林敬三の慧眼;ジェントルマンたれ―防衛大学校と槇智雄の「マキイズム」 ほか)第2部 東西冷戦と防衛思想の創生(自衛隊は徹底的に管理せよ―傲岸不遜の「天皇」海原治;防衛力整備に主体性を―理論家・久保卓也と「防衛計画の大綱」;生え抜きは文学者?―「眠狂四郎」夏目晴雄と「プリンス」西廣整輝 ほか)第3部 内憂外患と動く自衛隊(〓された防衛省の門出―守屋武昌の栄光と転落;歴史観を書いて何が悪い―「お調子者」田母神俊雄;オペレーションの時代へ―安倍政権と伴走した「史上最長の統幕長」河野克俊)2007年に念願の「省」に格上げを果たした防衛省。15年には集団的自衛権の行使を可能とすることなどが盛り込まれた「安全保障関連法」が成立し、ますます存在感を増している。歴代防衛官僚や幹部自衛官から、その組織の実像に迫る。   Honya Club.com


JPY ¥1,100
「一橋大」の問題は東大よりも面白い!?最難関大の入試問題で、使える歴史が身につく!!第1部 占領下の日本(日本国憲法は「押しつけ」なのか?(2001年度・3);冷戦は日本にどのような影響を与えたのか?(1983年度・3);サンフランシスコ講和条約をめぐる争点とは?(1995年度・3) ほか)第2部 保守政権の誕生(自由民主党の結党理念とは?(1994年度・3);安保闘争はなぜ盛り上がりを見せたのか?(1997年度・3))第3部 高度成長期の内政と外交(高度経済成長が達成できたのはなぜか?(1999年度・3);沖縄返還の背景にあったものは?(2004年度・3);田中角栄内閣が掲げた内外の政策とは?(2008年度・3) ほか)30万部突破の人気シリーズ、戦後史版。戦後史に関するディープな問いを発し続けている、一橋大学の日本史の入試問題を通して、知っているようで知らなかった日本の戦後史が深く理解できる1冊。   Honya Club.com


JPY ¥858
植民地・建国期から、二一世紀の対テロ戦争・イラク戦争に至るまで、戦争を繰り返してきたアメリカ。デモクラシーの先駆者を自負する国が、時として、戦争へと前のめりに突き進んでしまう。この好戦性はどこから来るのだろうか。戦争とその記憶の変遷を通史的にたどりながら、アメリカにとっての戦争の意味を考える。第1章 独立への道―植民地戦争と独立戦争第2章 対欧「孤立」と大陸内「膨張」―第二次米英戦争とアメリカ・メキシコ戦争第3章 内戦の悲劇と海洋帝国化―南北戦争と米西戦争第4章 新世界秩序の構築―二つの世界大戦第5章 「パクス・アメリカーナ」と局地戦争―朝鮮戦争とベトナム戦争第6章 ポスト冷戦下の民族・宗教紛争とアメリカ―湾岸戦争と対テロ戦争植民地時代から対テロ戦争に至るまで、戦争を繰り返してきたアメリカ。デモクラシーの先駆者を自負する国が、好戦的になるのはなぜか。戦争とその記憶を辿り、アメリカにとって戦争とは何かを考える。   Honya Club.com


JPY ¥5,280
第1章 帝国主義―国家的自信喪失の危機第2章 革新主義的外交スタイル―セオドア・ローズヴェルト第3章 革新主義的外交スタイル―ウッドロー・ウィルソン第4章 両大戦間期―希望と恐怖の外交第5章 第二次世界大戦―多様の中の統一第6章 冷戦時代の偏狭な思考―トルーマン大統領の時代第7章 冷戦正統派―アイゼンハワーとダレス第8章 冷戦下の一体感―ケネディとジョンソン第9章 冷戦「リベラリズム」―ニクソンとキッシンジャー   Honya Club.com


JPY ¥2,640
機械翻訳や人工知能から意志決定理論、暗号解読や遭難船捜索、画像解析、ビッグデータ解析など、現在、多分野で注目集めるベイズ統計。しかし、実はその二五〇年余の歴史の大半において、学界では異端視されてきた―。異端の理論はいかにして先端の理論となったか?初めて物語られる、ベイズ統計の数奇な遍歴!第1部 黎明期の毀誉褒貶(発見者に見捨てられた大発見;「ベイズの法則」を完成させた男;ベイズの法則への激しい批判)第2部 第二次大戦時代(ベイズ、戦争の英雄となる;再び忌むべき存在となる)第3部 ベイズ再興を志した人々(保険数理士の世界からはじまった反撃;ベイズを体系化し哲学とした三人;ベイズ、肺がんの原因を発見する;冷戦下の未知のリスクをはかる;ベイズ派の巻き返しと論争の激化)第4部 ベイズが実力を発揮しはじめる(意思決定にベイズを使う;フェデラリスト・ペーパーズを書いたのは誰か;大統領選の速報を支えたベイズ;スリーマイル島原発事故を予見;海に消えた水爆や潜水艦を探す)第5部 何がベイズに勝利をもたらしたか(決定的なブレークスルー;世界を変えつつあるベイズ統計学)現在、多分野で注目を集めるベイズ統計。しかし、実はその250年余の歴史の大半において、学界では異端視されてきた。その理論はいかにして先端の理論となったか。初めて物語られる、ベイズ統計の数奇な遍歴。   Honya Club.com


JPY ¥5,170
ポスト冷戦の国際世界は、これまでの国際関係とはその視点と取り組みを大きく変えている。そうしたなかで、国際関係をいかなる枠組みで分析し、そこで日本が担う国際的役割はどうあるべきかは、現在、最大の課題。その論点は、二つ。一つは、ポスト冷戦期における米国の覇権後退下の国際レジームをどのように解すべきか、そしてそこでの国際協調システムはどのようなものとして把握されるべきであるか、である。いま一つは、そうしたシステム下において平和‐開発‐環境に位置づけられる国際援助はどうあるべきか、ということである。本書は、この二つの連関した課題に応えようとするもので、前者は、国際レジームの態様とその志向性を提示し、後者は、そうしたレジーム下の援助とそれへの参加の方向性を明らかにしている。第1章 調和ゲームとしての国際レジーム―ポスト覇権世界における国際協調システムの視点とその機能(国際レジームの分岐視点;国際レジームと国際公共財の役割;国際協調のシナリオと展望)第2章 援助をめぐる政治経済学の視点と現在性(序説―援助と国際貢献;国際環境の変容と援助;開発援助の理念とその視点 ほか)   Honya Club.com


JPY ¥9,240
占領下の厳しい冷戦のなか、ドイツを分断して1949年に誕生した東ドイツ。わずか40年の短命国家の外交の任務はつねに、国の存立の保障の確保にあった。たえず国家の「存在の不安」に悩まされていたからである。本書を通じて、ベルリン問題の本質がわかるし、ハンガリー動乱、ベルリンの壁の建設、「プラハの春」、ブラント政権の「新東方政策」、度重なるポーランド騒擾など、現代世界史の真相があらためて生々しく迫ってくる。第1部 国際的な承認以前の東ドイツ外交(1945/49‐1972)(構造と人物:五〇年代における東ドイツの外交機関;建国以前の外交の端緒;ソビエト指揮監督下の外交とドイツ政策(1949‐1955);問題は相変わらず、存在感は増大する(1955‐1961);持続と変化の間で:六〇年代における外交機関;新たな挑戦と変わらぬ目標との間で:六〇年代における東ドイツ外交(1961‐1969);モスクワとボンとのはざまで:東ドイツと「新東方政策」(1969‐1972))第2部 「基本条約」後の東ドイツ外交(1973‐1989)(七〇年代/八〇年代における東ドイツの外交機関;順応と自立の間で:ホーネッカー時代初期の東ドイツ交外(1973‐1981);飛翔と転落:八〇年代における東ドイツ外交)   Honya Club.com


JPY ¥7,262
戦後史解明に貴重な「証言」待望の全文公開。「幽閉雑記」に始まる事件以後の日々,そしてその真実.吉田政権の再登場と民主党分裂から単独講和まで.冷戦の文脈下に講和批判を通して確かな変身を見せる.〔昭和23年12月7日ー26年8月31日〕   Honya Club.com


JPY ¥3,300
憲法九条が不保持と定めた「戦力」ではない組織として誕生した自衛隊。激変する国際社会に日本の防衛政策はどのように対応し、自衛隊はいかに変貌を遂げてきたのか。創設60年の歴史を辿り、軍事が果たす役割を問う。第1章 敗戦から再「軍備」へ(自衛隊の誕生;「戦後平和主義」の形成―自衛隊はどのような時代に成長したのか)第2章 五五年体制成立と防衛論の変化(政府内の防衛議論;各政党の防衛論;論壇)第3章 五五年体制下の自衛隊(日米安保改定と自衛隊;五五年体制下の防衛政策;日米ガイドラインと防衛協力)第4章 冷戦終了と自衛隊(冷戦終了後の新たな課題;「新しい脅威」と日本の防衛政策)終章 「活動する自衛隊」の時代を迎えて(法制度・組織;政治との関係;今後議論すべき課題とは何か)憲法9条が不保持と定めた「戦力」ではない組織として誕生した自衛隊。激変する国際社会に、日本の防衛政策はどのように対応し、自衛隊はいかに変貌を遂げてきたのか。創設60年の歴史を辿り、その役割を問う。   Honya Club.com


JPY ¥2,200
不朽の名作『君たちはどう生きるか』、雑誌『世界』を生み出した希代の名編集者、吉野源三郎。キリスト教との出会い、帝大での哲学徒時代、そして岩波書店編集長と顧問時代。「一以貫之」の精神でそれぞれの時代の不正義に抗して平和を希求し続けた「24時間ジャーナリスト」の生涯を追う。同時代をつかみ、時代を超えてメッセージを伝え続ける吉野の精神とその源泉。戦前編 戦争に抗して(『ヨブ記』 一八九九ー二二年;哲学探究 一九二二ー二五年;志願兵 一九二五冬ー二七年;転機 一九二七ー三〇年春;捕囚 一九三〇夏ー三三年 ほか)戦後編 平和求めて(占領下 一九四五ー四七年;講和問題 一九四八ー五一年;再軍備 一九五二ー五四年;新冷戦 一九五四秋ー五六年;改憲策動 一九五七ー五八年 ほか)同時代をつかみ、時代を超えてメッセージを伝え続ける吉野の精神とその源泉不朽の名作『君たちはどう生きるか』、雑誌『世界』を生み出した希代の名編集者、吉野源三郎。キリスト教との出会い、帝大での哲学徒時代、そして岩波書店編集長と顧問時代。「一以貫之」の精神でそれぞれの時代の不正義に抗して平和を希求し続けた「24時間ジャーナリスト」の生涯を追う。吉野源三郎はどう生きたか   Honya Club.com


JPY ¥1,650
米朝開戦が現実となりつつある、いま―政治家よ、これ以上国民を欺いてはいけない。党利党略の安倍政権にも、ポピュリズムの小池新党にも日本は任せられない。必要なのは、清潔で勇断できる新しい政治。第1章 日本よ、「当たり前の国」になれ―『自分の国は自分で守れ』講義1(「解散権の私物化」をしている安倍首相;日本を危機に陥れているマスコミ;まもなく朝鮮半島で「開戦」がある;日本を「当たり前の判断」をする国に;今、東南アジアの「冷戦」を終わらせる時 ほか)第2章 危機のリーダーシップ―『自分の国は自分で守れ』講義2(世界史規模の激動下で「平時のドタバタ」を続ける日本;人物こそ、まず問われるべき「政治家の資質」;エリートは、高貴なる義務を果たせ;今そこに迫る国家危機、いったい誰がつくったのか;小池新党、これだけの問題と矛盾 ほか)   Honya Club.com


JPY ¥2,090
核兵器の存在は長く人類の生存を脅かしつづけた、そして、今も脅かしている、現代世界のもっとも深刻な問題のひとつである。では、そもそも核兵器はどのようにして誕生したのか?本書では近年ようやくその全体像が明るみに出た第2次世界大戦期、および冷戦初期各国の原爆開発計画を題材に、最新の研究成果を用いて、核時代の幕開けにおける戦争・冷戦下の国家と科学、そして科学者の相互作用を検討してゆく。序章 1998年の問い―"冷戦型科学・技術体制"は克服できるか?第1章 前夜―動員される科学第2章 "今なら言える(Now it can be told.)"―「マンハッタン計画」の実像第3章 "大量破壊兵器開発への接し方"―ドイツにおける原爆開発計画と科学者第4章 "君たち、戦争に行かなくてもすんだよ。"―日本における原爆開発計画と科学者第5章 "ロシアは自力でやる!"―旧ソ連における原爆開発計画第6章 原子の"荒れ野"から―核兵器製造施設群のその後核兵器の存在は長く人類の生存を脅かしつづけた,そして、今も脅かしている,現代世界のもっとも深刻な問題のひとつである.では,そもそも核兵器はどのようにして誕生したのか? 本書では近年ようやくその全体像が明るみに出た第2次世界大戦期,および冷戦初期各国の原爆開発計画を題材に,最新の研究成果を用いて,核時代の幕開けにおける戦争・冷戦下の国家と科学、そして科学者の相互作用を検討してゆく.   Honya Club.com


JPY ¥4,950
ソシュールの翻訳で知られる小林英夫の教えを受け、朝鮮語学の確立に貢献した天才言語学者、金壽卿。しかしその人生は、戦火と冷戦に翻弄され波瀾に満ちたものであった。若くして10数ヵ国語を操り、構造主義をはじめとする最新の学術に精通したその才能がたどる苦難には、20世紀のすべてが凝縮されている。知への情熱、家族との離散、社会主義体制下での制約と創造。歴史と思想がなだれ込む圧倒的評伝。第1章 植民地のポリグロット第2章 解放と越北第3章 リュックのなかの手帖―朝鮮戦争と離散家族第4章 朝鮮戦争下の学問体制再編第5章 政治と言語学第6章 再会と復権北朝鮮に生きた天才言語学者の生涯を通して描く、壮大な20世紀史ソシュールの翻訳で知られる小林英夫の教えを受け、朝鮮語学の確立に貢献した天才言語学者、金壽卿(キム スギョン)。しかしその人生は、戦火と冷戦に翻弄され波瀾に満ちたものであった。若くして10数ヵ国語を操り、構造主義をはじめとする最新の学術に精通したその才能がたどる苦難には、20世紀のすべてが凝縮されている。知への情熱、家族との離散、社会主義体制下での制約と創造。歴史と思想がなだれ込む圧倒的評伝。金壽卿(キム スギョン)/1918年、朝鮮の江原道で出生。1940年に京城帝大(哲学科)を卒業後、東京帝大大学院(言語学講座)進学。1944年に京城帝大・嘱託。朝鮮解放後の1946年に越北し、創立したばかりの金日成綜合大学の教員となる。若くして朝鮮語学講座長となり、国の正書法や朝鮮語文法の確立に中心的な役割を果たす。1950年、朝鮮戦争の勃発後に家族と離散。1968年に学界から一度姿を消すが、約20年後に復帰。名誉が回復され、本人を主人公とした実話小説まで出される。2000年逝去。第1章 植民地のポリグロット 1 為すより先に在る   Honya Club.com


JPY ¥5,280
朝鮮に生まれ、占領下の日本に引き揚げ、戦後冷戦体制とグローバル化の時代に、国民国家と植民地主義を批判し続けた著者が、原爆/原発体制の彼方へ手わたす32篇。1 国民国家論再論(帝国の形成と国民化;フランスの解体?―もうひとつの国民国家論 ほか)2 植民地主義の再発見(六八年革命再論;植民地主義と引き揚げ者の問題 ほか)3 多言語・多文化主義再論(多言語・多文化主義をアジアから問う;多文化主義の不正義 ほか)4 スタンダールと戦後文学(スタンダールの晩年―冬のイタリア紀行;偽名とロマネスク―スタンダールの変名趣味をめぐって ほか)戦前は日本帝国の、戦後は占領というアメリカの、その後はグローバル化という、3つの異なる植民地主義の時代を、いかに生き、いかに歴史・思想・文学において批判してきたかを総括する。   Honya Club.com


JPY ¥1,012
バブル期の日本を離れ、東ドイツに音楽留学したピアニストの眞山。個性溢れる才能たちの中、自分の音を求めてあがく眞山は、ある時、教会で啓示のようなバッハに出会う。演奏者は美貌のオルガン奏者。彼女は国家保安省の監視対象だった…。冷戦下のドイツを舞台に青年音楽家の成長を描く歴史エンターテイメント。大藪春彦賞受賞作!この国の人間関係は二つしかない。密告しないか、するか──。第18回大藪春彦賞受賞作!革命と音楽が紡ぎだす歴史エンターテイメントバブル期の日本を離れ、ピアノに打ち込むために東ドイツのドレスデンに留学した眞山柊史。留学先の音楽大学には、個性豊かな才能たちが溢れていた。中でも学内の誰もが認める二人の天才が──正確な解釈でどんな難曲でもやすやすと手なづける、イェンツ・シュトライヒ。奔放な演奏で、圧倒的な個性を見せつけるヴェンツェル・ラカトシュ。ヴェンツェルに見込まれ、学内の演奏会で彼の伴奏をすることになった眞山は、気まぐれで激しい気性をもつ彼に引きずり回されながらも、彼の音に魅せられていく。その一方で、自分の音を求めてあがく眞山は、ある日、教会で啓示のようなバッハに出会う。演奏者は、美貌のオルガン奏者・クリスタ。彼女は、国家保安省(シュタージ)の監視対象者だった……。冷戦下の東ドイツで、眞山は音楽に真摯に向き合いながらも、クリスタの存在を通じて、革命に巻き込まれていく。ベルリンの壁崩壊直前の冷戦下の東ドイツを舞台に一人の音楽家の成長を描いた歴史エンターテイメント。解説の朝井リョウ氏も絶賛!この人、?書けないものない系?の書き手だ──。圧巻の音楽描写も大きな魅力!本作を彩る音楽は……ラフマニノフ 絵画的練習曲『音の絵』バッハ『平均律クラヴィーア曲集』第1巻 『マタイ受難曲』リスト『前奏曲   Honya Club.com


JPY ¥2,200
歴史の瞬間は、その時点に立って考えれば、いつも「海図なき航海」であった。戦後日本は、20世紀後半から21世紀初頭の国際社会をどう航海したのか。めまぐるしく変動する国際環境の中での外交的選択の戦後60余年を、ここに再現する。序章 戦後日本外交の構図第1章 占領下日本の「外交」第2章 独立国の条件―1950年代の日本外交第3章 経済大国の外交の原型―1960年代の日本外交第4章 自立的協調の模索―1970年代の日本外交第5章 「国際国家」の使命と苦悩―1980年代の日本外交第6章 冷戦後の日本外交終章 戦後日本外交とは何か占領期から21世紀初頭に至る日本外交を10年きざみに分析・考察した、読みごたえある戦後日本外交の通史。吉田茂賞受賞作を第3版化し、21世紀の世界と日本を考えるに不可欠な視座を提供する。   Honya Club.com


JPY ¥880
統合の動きを稠密に分析し、貧富の格差・民族・ロシアとの関係など21世紀の問題を探る。第1章 冷戦後のグローバリゼーションは何を引き起こしているか第2章 EU・NATOの東方拡大と中・東欧第3章 グローバリゼーションとヨーロッパ政治第4章 民主化の功罪―「第三の道」か、ナショナリズムの成長か第5章 グローバリゼーション下における民族と地域の成長   Honya Club.com


JPY ¥2,420
日本、北朝鮮、韓国、米国、ソ連、中国、そして赤十字―。冷戦下、それぞれの思惑が絡みあい、「帰国事業」は始まり、歴史は隠蔽された。東京、ジュネーブ、平壌、済州島、大村、新潟…と世界を旅しながら、息をのむ展開で、帰国の「物語」を読み解いていく。日本と北朝鮮の関係に今も影を落とし続ける歴史の真相が明らかになる。旅立ち(朝日―一九五九年;ジュネーブ、夢の町)境界(東海を渡って;わらべの踊る野 ほか)策略(影の外務省;氷山の一角 ほか)協定(大同江のほとりの夢の家;外交官の日誌 ほか)到着(約束の地へ;終わらない旅 ほか)日本、北朝鮮、韓国、米国、ソ連、中国、そして赤十字…。冷戦下、それぞれの思惑が絡みあい、「帰国事業」は始まり、歴史は隠蔽された。日本と北朝鮮の関係に今も影を落とし続ける歴史の真相が明らかになる1冊。   Honya Club.com


JPY ¥4,342
BE!JAZZ NEW RELEASE!! NDR JAZZ WORKSHOP 1962年の貴重な音源初CD化!! NDRとは「Norddeutscher Rundfunk」北ドイツ放送局の略でJAZZ WORKSHOPは1958年から開催された。初期の頃はハンス・コラーがディレクターとして、冷戦下であった当時、毎年西側、共産圏各国多くのミュージシャンを招集し貴重な音源を残している。トランスクリ   HMV&BOOKS online


JPY ¥4,250
序章(政策課題としての移民・難民・援助問題;事例研究としてのオーストラリア;問題の限定と構成)1 移民(移民政策の変容とアジア系移民)2 難民(難民政策の形成とインドシナ難民問題)3 援助(援助政策の変容とアジア太平洋地域;リージョナリズム―地域協力政策と南太平洋;植民地関係からの脱却〈研究ノート〉―パプア・ニューギニア関係の再構築)付論(「ポスト冷戦」下の日本とオセアニア;アジア系移民論争と「日本問題」;垂直移動型難民の発生と日本外交の選択)   Honya Club.com

(PR) 現代史

JPY ¥2,640
戦後の東西の「冷戦構造」から今日の多極化といわれる時代まで―波乱に富む戦後世界の軌跡をたどる。第1章 戦後世界の開幕第2章 冷戦下におけるアジア第3章 東西ブロックの対立と協調第4章 戦後世界の再編第5章 東西関係の変容第6章 南北問題の深刻化第7章 今日の世界―多極化の進行戦後世界史・年表   Honya Club.com


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敗戦/解放から今日まで、日本と韓国は相互に深く複雑に関わりあいながら、それぞれの時代の課題と向き合い歴史を刻んできた。数々の詩をはじめとする時代の肉声を「在日」の視点から読み解きながら、そこに生きた人びとの思想体験を跡づけ、なお問い続けられるべき思想課題を展望する。はじめに 思想体験を語るとは第1章 新たな同時代史への出発―日本敗戦と朝鮮解放1945‐1946第2章 思想再建の模索―日本と韓国のずれ1947‐1954第3章 冷戦体制下での相互認識の枠組み1955‐1964第4章 国交開始と相互理解の困難1965‐1979第5章 韓国民主化の闘いと相互認識の葛藤1980‐1989第6章 脱冷戦時代における脱植民地化の課題1990‐現在までむすびにかえて 記憶とまなざし、そして思想を語ることの意味   Honya Club.com


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今回の特集では、根源的な不安定性を抱えながら普遍主義的に自己を拡張しようとするブッシュのアメリカの現在の在り方に集約されるグローバル化し続ける「自由の帝国」の矛盾を、西欧近代の「自由主義」の原点にまで遡って再考することを試みる。巻頭座談会 イラク戦争後の世界秩序1 「自由の帝国」の逆説(自由と安全―イラク戦争後のリベラリズムの行方;「長い二一世紀」における二つの共和主義―シュトラウスとネグリ ほか)2 イラク戦争後の世界システム(ブッシュ大統領二期目と世界;ポストナショナルな世界配置について―イラク戦争後の帝国と国家 ほか)3 ヘゲモニーと民主化(イラク「民主化」の可能性とアラブ世界;失われた故郷の記憶の抹殺と「占領」という言葉のポリティックス ほか)書評("過去"認識の焦点 冷戦下・東アジアの闇に抗するもの―徐勝編『東アジアの冷戦と国家テロリズム 米日中心の地域秩序の廃絶をめざして』)4 論壇時評・反グローバリゼーション(9)(声なき声のコンセンサス―転機を迎えた世界社会フォーラムと合意形成の政治学)   Honya Club.com


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菊池嘉晃/北朝鮮帰国事業の研究 冷戦下の「移民的帰還」と日朝・日韓関係    HMV&BOOKS online


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冷戦時代下の1964年、ソ連が開発した核搭載戦車シャゴホッドの破壊命令が、特殊部隊FOX所属の潜入工作員スネークに下された…。シリーズ完結編ともいえる『MGS3 SNAKE EATER』のシナリオを完全公開。操作説明から、お笑い・お色気・ウンチク等MGSのエキスがたっぷり詰まった無線会話約1,000項目もすべて掲載!パラメディックの映画ウンチクもすべて読める。1 オープニング開始―ソコロフ接触前2 ソコロフ接触―バーチャスミッション終了3 スネークイーター作戦開始―EVA接触前4 EVA接触―山頂廃墟EVA合流5 山頂廃墟EVA合流後―滝裏EVA合流前6 滝裏EVA合流―ヴォルギン大佐戦終了7 ヴォルギン大佐戦終了後―エンディング前8 エンディング無線会話集   Honya Club.com


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対日講和に奔走し、アイゼンハワー大統領下で国務長官として冷戦外交を主導。第二次世界大戦後の混乱する世界情勢に鑑みて、NATO(北大西洋条約機構)やOAS(米州機構)設立の経緯を明かす。ソ連・中国の脅威に直面するなかで、安易な宥和政策や国連安保理の機能不全を批判、世界の安定・平和への方策を提言する。第1章 現代の課題(危機;「汝の敵を知れ」;目標)第2章 われわれの政策(宥和策は無用;国際連合;国連の運営状況;植民地の進展と暴力革命;地域的連合;経済上の空白と精神上の空白;軍事上の空白;外交政策の特殊性)第3章 外交政策の限度(五カ年間の得点しらべ;なぜ共産主義は勝つか)第4章 なにをなすべきか(これだけはぜひとも;二党協調主義の将来;世界機構の発達;西欧の統一;アジアにおける諸政策;軍部の役割;新しい方法;精神的に必要なもの;平和への道)対日講和に奔走した国務長官顧問を経てアイゼンハワー大統領下で冷戦外交を主導。第二次世界大戦後の混乱する世界情勢を鑑みて、NATO(北大西洋条約機構)やOAS(米州機構)設立の経緯を明かす。ソ連・中国の脅威に直面するなかで、安易な宥和政策や国連安保理の機能不全を批判、世界の安定・平和への方策を提言する。〈解説〉土田宏第一章 現代の課題 第一節 危機 第二節 汝の敵を知れ 第三節 目標第二章 われわれの政策 第一節 宥和策は無用 第二節 国際連合 第三節 国連の運営状況 第四節 植民地の進展と暴力革命 第五節 地域的連合 第六節 経済上の空白と精神上の空白 第七節 軍事上の空白 第八節 外交政策の特殊性第三章 外交政策の限度 第一節 五カ年間の得点しらべ 第二節 なぜ共産主義は勝つか第四章 なにをなすべきか 第一節 これだけはぜひとも 第二節 二   Honya Club.com


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宮本雄二/東アジア 最新リスク分析 「新冷戦」下の経済安保保障    HMV&BOOKS online


JPY ¥2,420
満州事変から日中戦争へと突入した中国から、第2次大戦独立直前のインドへ、そしてナチス・ドイツ軍と死闘下にあったソヴエト・ロシアと敗戦直後のウィーンの情況、激動の20世紀を身をもって生きた秀れたジャーナリスト、エドガー・スノーの感動に満ちた自伝。第1部 遊牧の民第2部 戦火をくぐって第3部 向う岸第4部 冷戦   Honya Club.com


JPY ¥1,650
エフゲニー・ムラヴィンスキーは1938年から亡くなる1988年まで半世紀にわたってレニングラード・フィルを率い、同楽団をソヴィエトを代表するオーケストラに育て上げました。冷戦下でもムラヴィンスキーとレニングラード・フィルはたびたび西側で演奏ツアーを行いソヴィエトの文化大使としての役割を担いました。1960年にロンドンで録音されたチャイコフスキーの交響曲第4番もこのコンビのそうした西側での活動のひとつで、鍛え上げられた厳格なアンサンブルと濃厚なロシアン・サウンドを堪能できる名盤です。 (C)RS   Honya Club.com


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河井弥八(明治10年ー昭和35年・静岡県掛川出身)は、貴族院書記官長、内大臣秘書官長、侍従次長、皇后宮大夫、貴族院議員、参議員議員、参議院議長のほか、大日本報徳社社長、全国治水砂防協会顧問等を歴任した政治家である。彼は生涯にわたり、膨大な日記を残した。今回刊行するのは、昭和20ー35年の15年余りの期間である。第3巻は独立から吉田内閣崩壊までの日記と手帳を収録した。社会は次第に落ち着きを取り戻しつつあったが、日本政治冷戦下で保革対立が高まり、追放解除で与党も混乱していた。その中で河井は、貴族院の精神を引き継ぐ緑風会からは最後となる参議院議長に選ばれた。本巻は第二院独自の役割を模索し続けた議長が自ら記した重厚な記録である。   Honya Club.com


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東西冷戦下、新生ドイツ連邦軍はエルベ川で巨大なソ連軍通常兵力と対峙した。それは新たな「東部戦線」だった。月刊PANZERで28回に渡って連載された「幻の東部戦線」を1冊にまとめました。付録としてワルシャワ条約機構軍の核攻撃想定(1979年)を折込で収録します。緊迫するウクライナ情勢ですが、ロシアがソ連だった時代NATOとヨーロッパ東部地域の安全保障の歴史を見直すこともできます。   Honya Club.com

(PR) 硫黄島

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小笠原群島の南方に位置する硫黄島。日本帝国が膨張するなか、無人島だったこの地も一九世紀末に領有され、入植・開発が進み、三〇年ほどで千人規模の人口を有するようになった。だが、一九四五年に日米両軍の凄惨な戦いの場となり、その後は米軍、続いて海上自衛隊の管理下に置かれた。冷戦終結後の今なお島民たちは、帰島できずにいる。時の国策のしわ寄せを受けた島をアジア太平洋の近現代史に位置づけ、描きだす。はじめに―そこに社会があった第1章 発見・領有・入植―一六世紀ー一九三〇年頃第2章 プランテーション社会の諸相―一九三〇年頃ー四四年第3章 強制疎開と軍務動員―一九四四年第4章 地上戦と島民たち―一九四五年第5章 米軍占領と故郷喪失―一九四五ー六八年第6章 施政権返還と自衛隊基地化―一九六八年ー現在終章 硫黄島、戦後零年小笠原諸島の南端に位置する硫黄列島。このエリアには複雑な日本近代史が刻み込まれている。南方地域への進出を鼓吹する言説(南進論)の盛り上がりにより、農業入植地となり、日米の戦いでは凄惨な戦場となった。その後は軍事基地として利用され、島民たちは島で暮らせない状況が続いている。その知られざる軌跡を位置づける試み。   Honya Club.com


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憲法、日米安保、歴史問題、沖縄基地問題、北方領土問題…。日本が抱える外交問題の起源はここにあった。占領期から現在までの日本外交を変動する国際政治のなかで読みとき、将来への視界を切りひらく、日本外交史入門の決定版。第1章 敗戦と占領(一九四五‐五〇年)第2章 冷戦下の講和と日本外交(一九五〇年代(1))第3章 戦後体制の成立(一九五〇年代(2))第4章 経済大国日本の外交(一九六〇年代)第5章 デタント下の日本外交(一九七〇年代)第6章 国際国家日本の外交(一九八〇年代)第7章 冷戦後の日本外交(一九九〇年代)第8章 小泉外交から民主党外交へ(二〇〇〇年代)第9章 第二次安倍政権の外交(二〇一二年‐)憲法、日米安保、歴史問題、沖縄基地問題、北方領土問題……。日本が抱える外交問題の起源はここにあった。占領期から現在までの日本外交を変動する国際政治のなかで読みとき、将来への視界を切りひらく、日本外交史入門の決定版。   Honya Club.com


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第1部 時代背景(国際政治の荒波に揉まれた日ソ・日ロ関係;管理貿易から国交回復、大型ミッションの交流;米ソ冷戦下の日ソ経済、貿易関係の新展開 ほか)第2部 忘れ得ぬ思い出(『日ソ・日ロ経済交流史』に寄せて;日ソ・日ロ五〇年史によせて;ソ連・ロシアとの商売 ほか)第3部 トピックス―半世紀の軌跡(日ソ貿易通史;水産、木材;化学品、物資、鉱産品 ほか)資料編現在、日ロの経済協力は新しい局面を迎えている。本書では、半世紀にわたる日ソ・日ロ経済関係について、日本経済界の重鎮たちが貿易そのものの側面に光を当て、交流の軌跡を回想。日ロの新しい経済協力を願う書。   Honya Club.com


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米国の環境問題で最も大きいのは、核問題と戦争に伴う放射性物質などの有害物質だ。冷戦下での核開発競争で生じた汚染、ベトナム戦争における枯葉剤散布など、米国国内にとどまらない環境への負荷は計り知れない。また、世界最大の工業力と豊富な資源を持つ米国は、さまざまな都市公害と自然破壊を引き起こしてきた。大規模な機械化農業は農薬散布による「沈黙の春」を生み出した。こうした環境問題にレイチェル・カーソンをはじめ多くの市民が立ち上がった。歴代政権の環境政策は、その背後にある軍産複合体、産業界と市民との緊張関係に影響されてきた。ブッシュの時代は、イラク戦争があり、京都議定書からの離脱があった。世界が温暖化防止に動く中で、最大のエネルギー消費国の動向は強い影響を及ぼす。オバマ政権の舵取りはまだ、始まったばかりだ。第1章 国土の拡大・開発と自然環境第2章 政治の歩みと環境問題第3章 核開発政策と核実験被爆第4章 草創期の環境行政と大気汚染対策第5章 地球温暖化問題への対応第6章 有毒・有害化学物質による環境汚染第7章 ベトナム戦争と枯葉剤被害第8章 環境保護運動と原発問題終章 岐路に立つ米国の環境・核政策主要各国の環境問題の歴史と現状を総括するシリーズ第5弾。本巻では、世界最大の工業力と豊富な資源を持つ米国を取り上げ、歴史を追いながら、その成立から今日までの公害・環境問題、核政策を検証する。   Honya Club.com


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明治二十年代、"美術"に対抗する概念として成立した"工芸"。帝展の工芸部門開設と「新古典派」の出現、戦時体制下における桃山復興、占領統治下の工芸の輸出と日米文化交流、昭和三十年代の「伝統工芸」の成立など、その歴史的展開を辿る。誕生以来、工芸の存立を支えてきた制度や価値体系を手掛かりに、近代ナショナリズムとの関係を問い直す。プロローグ 工芸における「ナショナリズム」と「伝統」1 「工芸」ジャンルの形成―明治二十年代のナショナリズムを背景として2 「帝国」日本における工芸とナショナリズム―アジアへのまなざし3 工芸における「日本的なもの」―国家主義時代の工芸史観を背景に4 戦後の日米文化交流のなかの工芸―冷戦を背景に5 「伝統工芸」の成立―無形文化財制度と戦後ナショナリズム6 工芸館の誕生―「伝統工芸の殿堂」として明治20年代、「美術」に対抗する概念として成立した「工芸」。桃山復興、戦後の「伝統工芸」復活など歴史的展開を辿り、工芸の存立を支えてきた制度や価値体系を手掛かりに近代ナショナリズムとの関係を問い直す。   Honya Club.com


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日中戦争・国共内戦・東西冷戦は中国をどう変えていったか。農民・農村を中心とする「普通の民衆」(基層社会)に焦点をあてる。近現代の戦争=総力戦においては、庶民は総動員され、否応なく国民意識を注入されていった。その中国的特色とはなにか。東アジア、特に日本と比較して考察する。第1章 アジア太平洋戦争下日本の都市と農村―総力戦体制との関わりで第2章 戦後中国における兵士と社会―四川省を素材に第3章 建国前の土地改革と民衆運動―山東省〓(きょ)南県の事例分析第4章 伝統の転換と再転換―新解放区の土地改革における農民の心性の構築と歴史論理第5章 1950年代初頭、福建省における農村変革と地域社会―国家権力の浸透過程と宗族の変容第6章 「土地改革の時代」と日本農地改革―総力戦の帰結のありかたと農業問題第7章 中国共産党根拠地の権力と毛沢東像―冀魯豫区を中心に第8章 抗米援朝運動の広がりと深化について   Honya Club.com


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24歳でベネズエラから世界デビューし、中南米はじめラスベガスで驚異的な人気を博し、冷戦下のソビエトなどでも活躍したりと世界を渡り歩いたヨシロー広石が、日本人としての自分を全面に出したアルバム。 (C)RS   Honya Club.com


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デヴィッド・ボウイの軌跡を集大成した驚異のCDボックス第3弾登場!! スペース・ヒーロー グラム・ロックのスターという地位を自ら脱ぎ捨て、新天地アメリカで独自のソウル・ミュージックを追求し、「フェイム」で初の全米No.1ソングを獲得したボウイが、自らのアイデンティティであるヨーロッパに回帰し、東西冷戦下のベルリンでいわゆる<ベルリン3部作>を生みだした6年間 [1977-1982]を集大成した1   HMV&BOOKS online


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ローズヴェルト、チャーチル、スターリンらの時に激しい応酬が甦る。国際政治史の基礎資料初の全訳、遂に登場。米英ソ三巨頭の協調、対立、妥協のすべて。東西冷戦はどのように準備され、日本の無条件降伏はどう導かれたのか。テヘラン会談(一九四三年十一月二十八日ー十二月一日)(スターリン・ローズヴェルト会談(十一月二十八日)―戦局、フランス、植民地;第一回会談(十一月二十八日)―戦局、ソ連対日参戦、地中海作戦、オーヴァーロード作戦、トルコ;スターリン・ローズヴェルト会談(十一月二十九日)―国際機構、対独戦・対日戦協力 ほか)ヤルタ会談(一九四五年二月四日ー十一日)(スターリン・チャーチル会談(二月四日)―戦局;ローズヴェルト・スターリン会談(二月四日)―戦局、ドゴールとの関係;第一回会談(二月四日)―ソ連のドイツ戦線、連合軍の西部戦線 ほか)ポツダム会談(一九四五年七月十七日ー八月二日)(第一回会談(七月十七日)―議長選出、議題、外相理事会、今後の会議の進め方;第二回会談(七月十八日)―外相理事会、「ドイツ」の定義、ポーランド(ロンドン政府解体など)ドイツ管理理事会の活動原則;第三回会談(七月十九日)―ドイツ艦隊と商船、フランコ下のスペイン、ユーゴスラヴィア ほか)ローズヴェルト、チャーチル、スターリン、トルーマン……彼らはどの段階で、何を発言したのか。東西冷戦はどのように準備されたか。日本への原爆投下はどのように承認されたか。その詳細が初めて明らかになる。   Honya Club.com


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米ソの冷戦終結から20年。米国による一極支配は中国の台頭により崩壊し、世界は新たな対立構造―新冷戦時代に突入した。米国の軍事力と、日本の経済力の影響下にあった太平洋諸島も例外ではない。「裏グアム」と呼ばれ観光地として人気のパルーマ島に中国企業が建設したサーバーセンターは、情報戦の前線基地としての裏の顔を持ち、更に、正規軍の一個中隊が配置されていたのだ。不穏な空気漂う中、不可思議なバカンスを強要され島を訪れた韓国陸軍所属の姜彩夏大尉は、リゾートホテルのプールサイドで、因縁の女自衛官と再会する―。"サイレント・コア"シリーズ新章開幕。裏グアムと呼ばれ人気のパルーマ島。そこに秘密裏につくられたサーバーセンターは、中国の情報戦前線基地となっていた。不穏な空気漂う中、韓国の姜大尉は、島である女自衛官と再会する…。   Honya Club.com