JPY ¥5,126
苛酷なサバンナへ進出したサルは、ついに家族という社会単位を生み出す。ここにヒト化への道は拓かれた。人類誕生の核心に迫る、日本霊長類学の到達点。2部 霊長類の社会進化(家族が人類を生んだ;森の単独生活者・オランウータン;一夫一妻制の社会;単雄群の社会構造と子殺し;ゴリラの社会に家族の起源を探る;母系社会と父系社会への道;母系社会の家族像;父系社会の家族像;野生チンパンジーの社会;解放された性;霊長類の社会構造の進化;人類家族の生成へ)   Honya Club.com


JPY ¥1,595
チャールズ・ダーウィン/人間の由来 下 講談社学術文庫    HMV&BOOKS online


JPY ¥990
チャールズ・ダーウィン(著者)~長谷川眞理子(訳者)   ブックオフオンライン【PC・携帯共通】


JPY ¥1,595
センセーションを巻き起こした『種の起源』から十年余、ダーウィンは初めて人間の由来と進化を本格的に扱った。昆虫から魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類を経て人間に至る進化を「性淘汰」で説明する本書は、助け守り合う「種」こそが「存続をめぐる争い」を生きのびると説く。下巻は魚類から人間までを扱う諸章と結論を「訳者解説」とともに収録。第2部 性淘汰(続き)(魚類、両生類、爬虫類における第二次性徴;鳥類の第二次性徴;鳥類(続き);哺乳類の第二次性徴;哺乳類の第二次性徴(続き);人間の第二次性徴;人間の第二次性徴(続き);全体のまとめと結論)センセーションを巻き起こした『種の起源』から12年、ダーウィンは本書で初めて人間の「由来」と「進化」を全面的に扱った。人間は、肉体的形態、心的能力、知的能力、道徳的性質のすべてにおいて「下等動物」と連続性をもっている。そして、お互いに助け合い、守り合う「種」こそが「存続をめぐる争い(生存競争)」を生きのびる。ダーウィンが進化論に託した希望が示されるもう一つの主著、待望されてきた文庫版初の全訳!本書は、進化論の祖ダーウィンが『種の起源』の12年後に発表したもう一つの主著の長らく待望されてきた文庫版初の全訳である。1859年に刊行された『種の起源』でダーウィンは、人間は動物の種の一つであり、他の種と同様に「自然淘汰」と「存続をめぐる争い(生存競争)」の結果として生まれた、という仮説を示した。これは人間を神が生み出したものと考えるキリスト教から激しい批判を浴びたものの、やがて多くの支持を得ることになる。ところが、ダーウィンの考えは「人種」に適用され、「劣った人種は優れた人種によって駆逐されるのが必然である」という主張を導いて、「優生学」や「社会ダーウィニズム」と呼ば   Honya Club.com



JPY ¥4,950
広範囲の読者を対象に書かれた、バランスのとれた旧約聖書の概説・入門書。最新の研究成果を踏まえながら、「イスラエル史」と「緒論」と「神学」を、分かりやすくコンパクトにまとめた斬新な手引き。第3部 預言(預言者の言葉の形態;アモス;ホセア ほか)第4部 祭儀と知恵に由来する詩(詩編;雅歌、哀歌、ルツ記、エステル記;箴言の知恵 ほか)第5部 神学と解釈学(神を語ることについて;旧約聖書の統一性を問う―「旧約聖書神学」というものの諸相;人間理解について―旧約聖書の人間論的洞察 ほか)   Honya Club.com


JPY ¥608
人間の観念がすべて経験から由来することを明らかにして、認識論における経験論を確立したといわれる画期的な古典。第3巻 言葉に就いて第4巻 知識と蓋然性に就いて   Honya Club.com


JPY ¥5,830
戦後、日本国憲法の制定により「最高法規」として明示された「人権」理念の源泉はどこにあるのか。人類の多年にわたる自由獲得の成果とされる「人権」の由来を歴史的に問い、近代人、とくに日本人がなぜ人格として自立し、人権を帯びねばならないのか、という人間学的根本課題を、キリスト教弁証学としての人間論から論じる。第3部 新しい弁証学への道「人権」理念の探求(コスモスの崩壊―近代人は旅立つ;人格と人権―日本の現状から出発;人権と憲法―いずこより来たるや、わが「最高法規」;アメリカ革命とフランス革命―ヨーロッパの状況;名誉革命への仲間時―革命と革命の間、アシュレーとホイッグ党 ほか)第4部 総括 現代日本の人間状況(日本知性の「ゲルマン捕囚」について;われわれもまた「遅れてきた国民」(プレスナー)か―戦時中の日本に寄せて;「闇の中に輝く光」―ラインホールド・ニーバー)人類の多年にわたる自由獲得の成果とされる人権の由来を歴史的に問い、近代人、特に日本人がなぜ人格として自立し、人権を帯びねばならないかという人間学的根本課題を、キリスト教弁証学としての人間論から論じる。   Honya Club.com


JPY ¥1,210
東南アジアについての戦後日本あげての無知・無関心は、日本人のうちにあった一種の「接触恐怖」によるのではないか。うっかり深入りして、かつての「自分」の所業に由来する「他人」の爆発的な敵意に直面させられたくないという警戒心。―互いが自分で自分を笑う能力をもたない限り、先に進みようのない現実がある―。大戦下のフィリピン占領を、民衆演劇を舞台に今、語り直す。「他人の物語」から見えてくる「自分の物語」とは。1 自分の物語と他人の物語2 宣伝班における人間たちの研究3 腕時計の場面4 日本語かタガログ語か5 『あの旗を撃て』異聞6 転向と協力7 望月中尉が死んだ8 桃太郎のゆくえ   Honya Club.com


JPY ¥2,000
今なぜ糖質の機能が注目されるのか (一社)日本応用糖質科学会 会長、日本大学生物資源科学部 教授 西尾俊幸(一社)日本応用糖質科学会 副会長、愛国学園短期大学 学長・教授 平尾和子高アミロース米を使った米粉による嚥下食 農研機構食品研究部門 芦田かなえ糖尿病・認知症複合予防機能 米飯と超硬質米・黒米の配合による効果について 新潟薬科大学 大坪研一、中村澄子 農研機構食品研究部門 松木順子、佐々木朋子 新潟大学脳研究所 池内 健純品のD-アルロースの大量生産がもたらす健康への影響について 香川大学医学部 内分泌代謝・先端医療・臨床検査医学講座 福長健作、村尾孝児プレバイオティクスによる糖尿病予防・改善の可能性 物産フードサイエンス株式会社 研究開発センター/藤田医科大学 消化内科 客員教授 栃尾 巧難消化性糖質摂取による腸内細菌由来ビタミン、ならびに水素ガスの新規生理機能 中村学園大学栄養科学部栄養科学科/十文字学園女子大学国際栄養食文化健康研究所 田辺賢一 十文字学園女子大学国際栄養食文化健康研/札幌保健医療大学保健医療学部栄養学科 金高有里 十文字学園女子大学大学院人間生活学研究科 奥田明日香 名古屋女子大学健康科学部健康栄養学科 近藤貴子 中部大学大学院生命健康科学研究科/生命健康科学部スポーツ保健医療学科 下内章人 産業医科大学医学部第二病理 中山敏幸 十文字学園女子大学国際栄養食文化健康研究所/十文字学園女子大学大学院人間生活学研究科 中村禎子ラクトスクロース(乳糖果糖オリゴ糖)の生産技術と機能性 塩水港精糖株式会社 糖質研究所 藤田孝輝α-グルコシルヘスペリジンの水晶体に対する機能と老眼サプリメントの可能性 慶應義塾大学薬学部衛生化学講座 中澤洋介 株式   Honya Club.com


JPY ¥1,540
ダーウィンの生涯は、イギリス・ヴィクトリア時代のジェントルマン(上層中流階級)の生活そのものだった。医師で資本家の父ロバートの下、ケンブリッジでジェントルマンとしての教養教育を受け、国教会の牧師になるつもりだったが、海軍の調査船ビーグル号に艦長の話し相手として乗船することになり、その機会に取り組んだ自然史研究によって、その一生は大きく変わる。帰国後のロンドンでの科学者仲間との交流から、進化論への歩みが始まる。ウェジウッド家のエマとの結婚や、その後の生活と研究は、裕福な資産に支えられていた。ヴィクトリア朝の世界帝国イギリス、その繁栄を担ったジェントルマン層、その一員だったダーウィンが、その時期に、その場所で進化論を生み出したのはなぜか。近年、進展著しいダーウィン研究の成果を織りこんで描くダーウィンとその時代。ダーウィンはなぜ、ビーグル号に乗船できたのか二人の偉大な祖父シュルズベリーの名医エジンバラ医学校ケンブリッジ大学ビーグル号航海ビーグル号航海の地質学独身時代のロンドン生活進化論への道エマとの結婚ダウン・ハウスの生活大著『自然選択』『種の起源』『飼育栽培のもとでの変異』と『人間の由来』植物の研究晩年ダーウィンは何を成しとげたのかダーウィンはどうやって進化の着想を得たのか。彼とその思想を育んだのはどんな社会だったのか。近年、進展著しいダーウィン研究の成果を織り込んで"ダーウィンとその時代"を描く、評伝の決定版。   Honya Club.com


JPY ¥3,850
京都大学での昭和41年から58年まで18年におよぶ「中世哲学」講義を全5巻に収録、他に類のない貴重な記録である。本巻では退職1年前の昭和56‐58年度までの3年間の講義を収載する。「中世哲学の基本を特徴づけているものとは何か」という関心の下に継続された講義の最終巻となる。人間知性が「第一に認識するのはエンスなのかエッセンチアなのか」という問いから始まる56年度の講義は、第一に認識されるのは「エンスのエッセンチアである」との答えが与えられ、その後に考察は存在の根原から認識(光)の根原としての神の認識へと向かう。第一に認識されるものについての問題(一)―「エンス」か「エッセンチア」か第一に認識されるものについての問題(二)―「エンスのエッセンチア」essentia entis第一に認識されるものについての問題(三)―エッセンチアの在り場としてのエッセの認識第一に認識されるものについての問題(四)―神のエッセの認識第一に認識されるものについての問題(五)―第一真理としての神第一に認識されるものについての問題(六)―問題の要約と展望第一に認識されるものについてのトマス説(一)―「現生における」という知性認識の条件第一に認識されるものについてのトマス説(二)―神の本質が知性の第一認識であるとする説の反駁第一に認識されるものについてのトマス説(三)―光の説の歴史的由来、能動知性第一に認識されるものについてのトマス説(四)―能動知性の二つの解釈〔ほか〕京都大学での昭和41年から58年まで18年におよぶ「中世哲学」講義を全5巻に収録,他に類のない貴重な記録である。本巻では退職1年前の昭和56-58年度までの3年間の講義を収載する。「中世哲学の基本を特徴づけているものとは何か」という関心の下に継続された講   Honya Club.com


JPY ¥1,320
古代からの地名、産業にちなむ地名、交通に関わる地名、歴史の浅い地名…「地名の由来」という新たな視点から日本史を読み直す。1章 近代化という時勢で消えた地名、生まれた地名―例えば、町村合併で誕生した「合成地名」とは(現在の県名と県境はどのように決まったか;旧国名への愛着から生まれた新地名とは ほか)2章 同じ地名が全国にある謎をその起源から解く―例えば、農耕に関わる全国にもっとも多い地名とは(日本人がつけた最古の地名とは;川、山、森…にちなむさまざまな地名 ほか)3章 大和朝廷の全国統治の痕跡をとどめる地名―例えば、なぜ豪族にちなむ地名が各地に残っているのか(氏姓制度と古代豪族の領地にちなむ地名;大和朝廷の職名にもとづく地名とは ほか)4章 武士による土地支配と中世の生活がわかる地名―例えば、多様な名で呼ばれた「荘園」にちなむ地名とは(中世の地名に影響を与えた「荘園制」とは;荘園支配のありさまがわかる地名 ほか)5章 江戸幕府の緻密な町づくりを今に伝える地名―例えば、「城下町」に多い職業にちなむ地名とは(地名に残された江戸城下の町づくり;歴史の転換期となった「城下町」の成立 ほか)「垣内という地名は武家屋敷があったことから」「新宿は江戸時代の"新しい宿場"が由来」…。地名はまさに人間の営みの歴史そのもの。豊富なビジュアル要素で日本と日本人を知る知的教養本。   Honya Club.com


JPY ¥1,650
日本全国の神々と神社を訪ね、壮大な歴史に迫る!第1章 神社でわかる日本人の信仰の歴史(神社でわかる日本人の信仰―縄文の精霊崇拝と弥生の祖霊信仰が、神道の土台!;大神神社‐古代人の神奈備信仰―神が降臨する聖なる山を御神体とし、古代王権の信仰を伝える神社! ほか)第2章 神社でわかる日本神話の世界(神社でわかる日本神話―日本創世の物語をたどる神社と神様;多賀大社‐国を生みし夫婦の社―伊邪那岐命と伊邪那美命を天照大御神の上に置いた「お多賀さん」 ほか)第3章 神社でわかる地方独自の神々(神社でわかる地方の神々―日本人の生活を絶えずさまざまな場所から見守る神々;高千穂神社―高千穂八十八社の総鎮守―神話の郷の総社には神武天皇の兄による鬼退治伝説が伝わる ほか)第4章 神様になった歴史上の人物(神社で日本の歴史がわかる―怨霊を鎮めるとともに、傑出した人物を祀ってその力を得ようとした日本人;上御霊神社・下御霊神社‐都を襲った八所御霊―かつて京都御所を囲むようにして存在したふたつの御霊神社 ほか)終章 神社へ行こう(鳥居―人間の住む世界と神の座す神域との境界を仕切る神社の門;注連縄―「穢れた者は立ち入り禁止!」と警告する、神社に張られた太い縄 ほか)読んで、見て、訪ねたくなる! 日本人なら知っておきたい神社の由来と祀っている神様。国民的人気の伊勢神宮、出雲大社、厳島神社からご近所の神社までまるわかり!   Honya Club.com


JPY ¥6,600
「人間が不幸なのは自然を誤解していたからにすぎない」と説き起こす本書は、人間精神を冒す偏見・迷信・幻影をいかに克服すべきかについて諄々と述べる。すなわち、知的能力は感覚に由来すること、死と来世への恐怖心を払拭すべきこと、徳が幸福の源泉であること、自然に基づく観念こそが人間の諸悪の療薬であること、等々。18世紀フランス啓蒙思想の雄、ドルバックは、人類の迷蒙の二大源泉たる無知と恐怖を取り除き、同胞の幸福に貢献すべく、自然という大いなる全体の起源と運動を探求し、理性的人間のありようを大胆に追究した。自然運動とその起源物質、その異なる配分と様々な運動、あるいは自然の歩み自然のあらゆる存在に共通の運動法則、引力と析力、惰力、必然性秩序と無秩序、知性、偶然人間、物理的人間と精神的人間の区別、その起源魂と精神性の体系知的能力、あらゆる知的能力は感覚機能に由来する知的能力の多様性、それらは道徳的性質と同様に物理的原因に依存する。社会性、道徳、政治の自然的原理私たちの魂はそれ自体から観念を引き出さない、本有観念は存在しない〔ほか〕人類の迷蒙の二大源泉たる無知と恐怖を取り除き,同胞の幸福に貢献すべく,大いなる全体=〈自然〉の下での人間の目覚めと復権を説いた,フランス啓蒙思想の精華。   Honya Club.com


JPY ¥1,276
8世紀の初め、古代国家形成途上にあった大和朝廷が編纂した、天地創成から推古天皇に至るまでの、神々につながる天皇家の系譜と王権の由来書。人間的で叙情豊かな多くの歌謡と伝承は、口誦時代の古代の風俗を色濃く伝えている。より原本に近づけるために厳密な史料研究の成果を盛り込み、歴史・民俗・文学などの諸方面からの要求に応える、文庫として望みうる最高の内容をほこる。便利な歌謡各句索引・主要語句索引付き。上つ巻(序文;天地の創成;伊耶那岐神と伊耶那美神 ほか)中つ巻(神武天皇;綏靖天皇;安寧天皇 ほか)下つ巻(仁徳天皇;履中天皇;反正天皇 ほか)天地創成から推古天皇につながる天皇家の系譜と王権の由来書。厳密な史料研究成果に拠る読み下し文、平易な現代語訳、漢字本文(原文)、便利な全歌謡各句索引と主要語句索引を完備した決定版!   Honya Club.com


JPY ¥4,290
坂口安吾の文学について坂口安吾の内部には、時代の本質を洞察する文明評論家と豊饒なコトバの世界に遊ぶ戯作者とが同居しており、それが時には鋭い現実批判となって国家権力の独善や欺瞞を糾弾し、時には幻想的なメルヘンとなって読者を耽美の世界へと誘導する。安吾文学の時代を超えた斬新さ、詩的ダイナミズムの文章力、そして何よりも、奇妙キテレツな人間どもの生きざまを面白おかしく説き明かす"語り"の巧さ、などの魅力の秘密もそこに由来している。倫理としての「堕落論」小説の神様・志賀直哉批判女体の神秘「白痴」の世界自伝的小説という名の虚構教祖・小林秀雄への挑戦状「桜の森の満開の下」の手法盟友・太宰治への鎮魂歌純文学作家の本格推理小説飛騨のタクミと魔性の美少女安吾史譚・柿本人麿の虚実サスペンス・ドラマ「信長」巨漢・安吾の褌を洗う女安吾、全裸の仁王立ち未完の長篇「火」の破綻負ケラレマセン勝ツマデハ無頼派作家の変貌と凋落風雲児・安吾逝く   Honya Club.com


JPY ¥5,280
1696年、反三位一体論争のさなかに刊行されたトーランドの主著。イングランドではミドルセックス大陪審により告発され、アイルランド議会下院では焚書・逮捕が決議された。啓示宗教を基盤とする社会において自然宗教を真の宗教と見なし、国教会の統制下でキリスト教批判を展開した問題作。第1部 理性について(理性でないもの;理性はどこに存するか;情報を得る手段について;確信の基盤について)第2部 福音の教理は理性に反するものではない(本当の矛盾または矛盾と思えるものを宗教のうちに認める不条理とその結果;この議論にかかわる啓示の権威について;キリスト教によって意図されたのは合理的で理解しうる宗教である。これを『新約聖書』に見られる奇蹟、方法、文体から証明する;人間理性の壊廃から引き出される異議に答える)第3部 福音には秘義的なもの、または理性を超えるものは存在しない(異邦人の著作に見られる秘義の由来と意味;あるものに関して、その特性すべてについて十分な観念を持たない、またその本質についてまったく観念を持たないことを理由に、そのものを神秘と呼ぶべきではない;『新約聖書』と古代キリスト教徒の著作における秘義という言葉の意味;聖書のある章句、信仰の本性、奇蹟から引き出される異議に答える;秘儀がキリスト教に持ち込まれたのは、いつ、なぜ、誰によってなのか)1696年に刊行された理神論者トーランドの主著。キリスト教という啓示宗教を基盤とする社会において自然宗教を真の宗教と見なし、国教会の統制下でキリスト教批判を展開した挑戦的著作。   Honya Club.com


JPY ¥1,100
製造工程の99%の期間を貯蔵が占めるウイスキーでは、熟成までに無数の成分が生成し、化学反応が進行する。樽の中は、まさに人智のおよばない小宇宙なのだ。しかし、近年のウイスキー人気の再燃によって、熟成プロセスの不思議さに注目が集まり、新たな知見や意外な発見が加えられてきている。知ればさらに旨くなる、熟成香味の驚くべきなりたち。いま世界で賞賛されるジャパニーズウイスキー。その「まろやかさ」の源泉も、ここにある。第1部 ウイスキーのプロフィール(それは偶然から始まった―錬金術と密造が拓いた歴史;世界のウイスキー群像―歴史が育んだ「5つの個性」;ウイスキーができるまで―若武者が大人の美徳をそなえるまで)第2部 ウイスキーの少年時代(麦芽の科学―栄養と機能を横取りする人間の知恵;仕込みの科学―次の工程への繊細な下準備;発酵の科学―微生物たちの饗宴;蒸留の科学―躍り出る酒精たち;樽の科学―品質を左右する神秘の器;貯蔵の科学―ウイスキーは環境と会話する)第3部 熟成の科学(「香り」の構造―ニューポット由来成分がつくる熟成香;樽は溶けている―樽由来成分とエタノール濃度の驚異;「味」に関する考察―「甘さ」「辛さ」を分けるもの;「多様さ」の謎を追う―水とエタノールの愛憎劇;「まろやか」になる理由―再び現れる意外な「役者」;ウイスキーは考える―忘れたくない3つのキーワード)ウイスキーについてのよくある質問大好評『ウイスキーの科学』から8年、「ハイボール」「マッサン」のブームに沸いたジャパニーズウイスキーは、いま世界でトップランクの評価を得ている。そのまろやかな香味が「熟成」によって生まれるまでに「樽」という小宇宙の中では何が起きているのか? 人智の及ばない摩訶不思議な現象に、人智の限りを尽くして挑ん   Honya Club.com