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古文書の語る立河氏その一(敏達六年(五七七)二月―日を祀る部民(『日本書紀』巻二十);天平元年(七二九)―他田日奉部神護解(「正倉院文書」正集四十四・宮内庁正倉院事務所);天平元年(七二九)―変体がな ほか)古文書の語る立河氏その二((北)暦応二年(一三三九)―土渕郷領主山内経之、常陸国で南朝勢と戦う長期困窮(「日野市史高幡不動胎内文」);(北)暦応三年(一三四〇)四月―日奉通広肥前国宇札志野内田地八町地頭職宛行請文「深堀文書」(「南北遺文」);(北)暦応四年(一三四一)九月―立川二郎左衛門北朝勢高師冬陣若森合戦見知す(「集古文集」) ほか)古文書の語る立河氏その三(元亀四年(一五七三)三月―北条家朱印状(「駿河八幡宮神社文書」)。七月二十八日改元、天正トナル;天正元年(一五七三)四月―下野国佐野御旗下御居城並御家中村々郷見改メ。土渕源太夫永四十五貫家老級重臣。下野国佐野家旗下御居城並御家中村々郷見改メ。立川兵部、永五貫文城下町見廻役;元亀四年(一五七三)七月―『新編武』拝島領中神村福厳寺は立河氏一族の城館跡で土塁残る ほか)平安末期から中世、武蔵国に存在した7つの同族的武士団、武蔵7党の西党・立河氏。1590年までの400年間を対象として、立河氏の姿・動きを文献・史料の中からまとめた書。地域の歴史を知る貴重な資料。   Honya Club.com


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大伴家持の歌日誌を基に構成される末四巻のうち、巻十七と巻十八とを収録。『万葉集』第二部の開幕である。天平十八年秋、勇躍越中に赴いた家持は、歌友大伴池主たちと、旅人・憶良の筑紫歌壇を彷彿とさせる文学的世界を築き上げた。巻十七は第一部にもれた天平二年の歌から同二十年春の歌まで、巻十八は引き続き天平勝宝二年春の歌までを収め、巻五同様、漢文作品にも富む。万葉集 巻第十七(天平二年の庚午の冬の十一月に、大宰帥大伴卿、大納言に任けらえて京に上る時に、〓従等、別に海路を取りて羈旅を悲傷しび、おのもおのも所心を陳べて作る歌十首;天平十年の七月の七日の夜に、独り天漢を仰ぎて、いささかに懐を述ぶる一首(大伴宿禰家持);天平十二年の十二月の九日に、大宰の時の梅花に追ひて和ふる新しき歌六首(大伴宿禰書持);天平十三年の二月に、三香の原の新都を讃むる歌一首併せて短歌(右馬頭境部宿禰老麻呂);四月の二日、霍公鳥を詠む歌二首(大伴宿禰書持) ほか)万葉集 巻第十八(天平二十年の春の三月の二十三日に、左大臣橘家の使者、造酒司令史田辺史福麻呂に、守大伴宿禰家持が館にして饗する時に、おのもおのも心緒を述ぶる歌(田辺史福麻呂(大伴宿禰家持));三月の二十四日、明日に布勢の水海に遊覧せむことを期ひ、よりて、懐を述べておのもおのも作る歌十首(田辺史福麻呂・守大伴宿禰家持);三月の二十五日に、布勢の水海に往くに、道中、馬上にして口号ぶ二首(大伴宿禰家持);三月の二十五日に、水海に至りて遊覧する時に、おのもおのも懐を述べて作る歌十五首(田辺史福麻呂・遊行女婦土師・大伴宿禰家持・掾久米朝臣広縄);三月の二十六日に、掾久米朝臣広縄が館にして、田辺史福麻呂に饗する宴の歌四首(田辺史福麻呂・久米朝臣広縄・大伴宿禰家持) ほか)   Honya Club.com


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強くてやさしい心が育つ。いじめをふきとばす。尾木ママ論語には愛と勇気と希望がいっぱい。第1章 一生の友だちは、どこにいる?(素敵な人は、必ずいい友だちに恵まれる―「徳は孤ならず。必ず鄰あり。」;いろいろな友だちと仲良くなろう!―「君子は周して比せず、小人は比して周せず。」 ほか)第2章 学んで、遊んで、自分らしさを発見!(興味・関心を広げて、未来を広げる―「吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順がう。七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。」;自分から"よくしよう"と考えてみることが大事―「如之何、如之何と曰わざる者は、吾れ如之何ともすること末きのみ。」 ほか)第3章 「思いやり」って、なんだろう?(自分がされて嫌なことは、人にしない―「其れ恕か。己れの欲せざる所、人に施すこと勿かれ。」;カタチより、愛や心を込めよう!―「人にして仁ならずんば、礼を如何。」 ほか)第4章 心の大きな人になろう!(人への思いやりが、人としての正しさ―「君子は義に喩り、小人は利に喩る。」;失敗は、成功へのステップ―「過ちて改めざる、是れを過ちと謂う。」ほか)親子で楽しめる論語を、尾木ママのやさしく親しみやすい解説で紹介。解説を読んだら、日常生活に置き換えたクイズで楽しくトレーニング。イラスト入りで、子どもも飽きずに楽しめる。CDは館外貸出不可。   Honya Club.com


JPY ¥4,730
現代のジュエリーに通じる装身具が生まれ発達をとげた最も核となる時期―近世・近代(安土桃山ー明治時代)にしぼって変遷を追う。多数の宝飾装身具のほか、絵画や古書、文学、広告など多岐にわたる膨大な資料を駆使し、西洋一辺倒のジュエリー観に疑問を投げかけた、著者渾身の書。世界的に知られる画家藤田嗣治の妻、藤田君代氏旧蔵の貴重な櫛コレクションも紹介。書籍では本邦初公開!1章 安土桃山時代(天正元ー慶長八年(1573ー1603))―西洋装身具との初の出会い2章 江戸時代初期(慶長八ー寛永十六年(1603ー1639))―江戸初期の西洋装身具3章 江戸時代前期(寛永十六ー正徳六年(1639ー1716))―日本固有の装身具、髪飾りの誕生4章 江戸時代中期(享保元ー天明九年(1716ー1789))―櫛・笄・簪が飛躍的に発達5章 江戸時代後期(寛政元ー弘化五年(1789ー1848))―髪飾り全盛、指輪と帯留も始まる6章 江戸時代末期(幕末)(嘉永元ー慶応四年(1848ー1868))―開国前夜の和・洋の装身具7章 明治時代前期(明治元ー十九年(1868ー1886))―文明開化と鹿鳴館時代の装身具8章 明治時代中期(明治二十ー三十六年(1887ー1903))―貴金属宝石商が誕生した時代の装身具9章 明治時代後期(明治三十七ー四十五年(1904ー1912))―日露戦争以降、貴金属宝飾業発展期の装身具現代のジュエリーに通じる宝飾装身具が生まれ固有の文化として花開いた近世・近代(安土桃山ー明治時代)にしぼって変遷を追った宝飾装身具の発達史。資料は絵画や歴史、文学にも及び、該博な知識で多角的に考察を加えている。   Honya Club.com


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東京・品川の「船の科学館」を訪れると、鮮やかなオレンジ色の船が目に入ります。往年の南極観測船「宗谷」(二、七三四総トン)です。「宗谷」は、ソ連通商代表部の発注で建造された三隻の耐氷貨物船のうちの一隻で、昭和十三(一九三八)年六月に完成しました。しかしソ連には引き渡されず日本海軍の特務艦となり、戦後は海上保安庁の灯台補給船に生まれ変わりました。そして昭和三十一年から三十七年まで、六回にわたる南極観測に参加しています。私は「宗谷」より二十年早く、東京で生まれました。「宗谷」完成時は旧制松本高校の生徒で、北アルプスを歩き回っていました。この山好きが後の南極観測参加につながるとは、もちろん夢想だにしませんでした。昭和三十一年十一月八日、第一次南極観測隊員として乗り組んだ「宗谷」は、小雨に煙る東京港を出航しました。このとき私は三十八歳。以来観測隊長を四回、越冬隊長を三回務めるなど極地一筋に生きてきました。第1章 「極地人生」いざ序幕(中学時代から「山」に魅せられて;「ああ信州よ」―旧制松高時代;海軍生活;終戦、そして、サラリーマンとなる)第2章 ヒマラヤ・マナスルへ(マナスル登山前史;マナスル先発隊、飛び立つ;登頂への決意―第一次遠征隊;第二次遠征隊とサマ事件)第3章 南極へ1(国際社会への復帰;第一次観測隊―昭和基地建設;第二・三次観測隊―越冬断念と基地再開;南極探検の先駆者―田瀬矗;極点に魅せられた南極野郎たち;第五次観測隊と基地閉鎖)第4章 南極へ2(観測再開と砕氷船「ふじ」;第九次観測隊長兼越冬隊長;念願の極点調査旅行;極点到達)第5章 その後の南極観測とヒマラヤへの回帰(第十五次観測隊、砕氷艦「しらせ」;南極飛行、僻地に生きる日本人;南極の原点ヒマラヤへ)   Honya Club.com


JPY ¥8,690
本書には、『白氏文集』全七十一巻のうち、巻三十七(翰林制詔一)・巻三十八(翰林制詔二)・巻三十九(翰林制詔三)・巻四十(翰林制詔四)の計四巻を収めた。この訳注の底本には、わが国近世初頭の元和四年(一六一八)、播磨の那波道円が朝鮮刊本に拠って重刻した『白氏文集』古活字本(上海商務印書館景印『四部叢刊』初編・集部所収)を用いた。この那波本は、従来わが国や中国で一般に長らく読まれてきた明の馬元調本や清の汪立名本に比べて、はるかに『白氏文集』本来の編成形態を忠実に保存する貴重な伝本であり、また現在では人々が比較的容易に披閲できるようになったテキストでもある。巻第三十七 翰林制詔一巻第三十八 翰林制詔二巻第三十九 翰林制詔三巻第四十 翰林制詔四日本近世初頭の元和4年、播磨の那波道円が朝鮮刊本に拠って重刻した「白氏文集」古活字本を底本とし、本文・読み下し文・通釈・語釈を収録。本巻には、「白氏文集」全71巻のうち、巻37ー40の4巻を収める。   Honya Club.com


JPY ¥1,870
七〇万m2にも及ぶ鎮守の森。「代々木の杜」とも称される明治神宮は鎮座から九十数年を数える。しかしその歴史は、全国で八万社を超える神社の伝統から見ればむしろ新しい。「近代日本を象徴する明治天皇の神社」とはいかにあるべきか―西洋的近代知と伝統のせめぎあいの中、独自の答えを見出そうと悩み迷いぬいた果ての、造営者たち12人の挑戦。第1章 運動体としての明治神宮(「明治」の終焉;民間有志の神社請願―渋沢栄一 ほか)第2章 永遠の杜(「鎮守の森」誕生の力学;森のビジョン―本多静六 ほか)第3章 都市のモニュメント(山形のエンジニア三傑―伊東忠太・佐野利器・折下吉延;オーソドックスへの要請―「普通」の社殿様式を求めて ほか)第4章 記憶の場(聖徳記念絵画館という空間編成;画題選定と国史編纂―金子堅太郎 ほか)それは古来の形式を重んじつつ近代知も取入れた、全く新たな神社の誕生だった。七〇万?にも及ぶ鎮守の森、「代々木の社」とも称される明治神宮は鎮座から九十数年を数える。しかしその歴史は、全国で八万社を超える神社の伝統から見ればむしろ新しい。「近代日本を象徴する明治天皇の神社」とはいかにあるべきか――西洋的近代知と伝統のせめぎあいの中、独自の答えを見出そうと悩み迷いぬいた果ての、造営者たちの挑戦。   Honya Club.com

本書は日露戦争期、日本軍が中国東北部の各地で敷いた軍政の記録である「明治三十七八年戦役 満洲軍政史」(全十一巻)を復刻出版するものである。原本は国立公文書館に所蔵されており「単行書」に含まれている。関東軍都督府陸軍部の編纂で、大正初年に陸軍省によって発行された。軍政総覧安東県軍政史鳳凰城軍政史大孤山軍政史岫巌軍政史金州軍政史大連軍政史旅順軍政史復州軍政史蓋平軍政史瓦房店軍政史   Honya Club.com


JPY ¥6,160
武神館シリーズ[三十七] 初見良昭 大光明祭2010   Honya Club.com


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新抄格勅符抄…神封・寺封・諸王諸臣封戸などに関する官符・記事を収める。通憲入道蔵書目録にみえる格勅符抄第十巻の逸文という説があるが確定しない。底本に佐々宗淳が醍醐報恩院所蔵の古本を写したという彰考館本を用いる。表題に新抄格勅符抄大同元年、内題に新抄格勅符第十巻抄とあるもの。大同元年の牒がのちに抄出され太政官符四篇ほかが加わって今の形になったという。最後にはさらに長保元年と三年の太政官符がつけたされている。他にみられない貴重な史料である。法曹類林…明法家が、諮問に応じて具体的問題を律令格式の法意をもとに解答した意見書を類聚して、編者自らの考えをも加え法曹執務研究の便としたもの。二百三十巻とも七百三十巻とも伝えられる。藤原通憲編。平安時代の法理・慣例を知る上、重要な史料であるが、現在法曹類林として伝えられるものは僅か巻百九十二寺務執行・巻百九十七公務(五)・巻二百公務(八)・巻二百二十六公務(三四)の四巻のみである。ただ最後の巻二百二十六は、実態は明法肝要抄であって、そこに法曹類林が引用されているにとどまるという。類聚符宣抄…太政官の弁官局史官の職を世襲した壬生官務家で、執務の参考のため天平九年(七三七)より寛治七年(一〇九三)までの家伝の宣旨官符・解状などを類聚したもの。十巻。鎌倉時代に既に巻二・五を失い、現存は八巻。神祇、帝王以下公卿百官、諸国司に関する事項を分類し、類聚三代格につぐ平安時代の法制文書集として重要な価値をもっている。底本に保安二年(一一二一)古写の壬生家本を用いた。第二十七巻の冊尾には、続左丞抄・別聚符宣抄所収のものといっしょにしてまとめた編年索引がある。弁官の唐名をとって左丞抄ともいう。続左丞抄…十七世紀末に壬生季連が壬生官務家に伝来した古文書を整理・謄写し   Honya Club.com