本書は、Scratchに対するこうした「誤解」を解き、Scratchが対象年齢としている「すべての年齢の子どもたち」(Children of all ages:子どもから、子どものような好奇心を持った大人まで)にScratchの楽しさ、プログラミングの楽しさを伝えたいと思って書きました。はじめに 作る楽しさを「すべての年齢の子どもたち」に序章 「跳ねるボール」を作りながら、Scratchの操作に慣れよう第1章 コンピューターのキホン、加算器を作ってみよう第2章 40人クラスで同じ誕生日の人がいる確率は?第3章 三角関数を使って万華鏡のような模様を作ろう第4章 ダーツを4万本投げて円周率を求めよう第5章 フラクタル図形を描いてみよう補章 Scratch2.0オンライン版の始め方おわりに ふたたび、ホビープログラミングScratchは子ども向けのプログラミングツールだと思っていませんか?いえいえ、そんなことはありません。大人だからこそ、こんなに楽しく、こんなこともできるのです。本書は、Scratchに対する「誤解」(子ども向けである、ゲームしか作れない、きちんとしたプログラミング言語ではない)を解き、Scratchが対象年齢としている「すべての年齢の子どもたち」(Children of all ages:子どもから、子どものような好奇心を持った大人まで)にScratchの楽しさ、プログラミングの楽しさを伝えるためのものです。本書では、アートとサイエンスという一見高度で難しそうなテーマを選んでいます。このテーマを支える題材となる、等加速度運動、二進法、論理回路、確率、三角関数、モンテカルロ法、フラクタル図形を用いたさまざまな作品(プログラム)をつくりながら、「わからなかったことがわかる」「できなかったことができる」楽しみを味わっ
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