他人の作品をあたかも自分のものであるかのように発表する。この行為を盗作という。砕けた言葉でいうとパクる、だ。有名人たちが巻き込まれたパクリ・盗作事件・疑惑は数え切れない。パクリを認めない人、堂々と認めた人、謝った人、訴えた人…。本書ではこれらの事件を概観し、「いまの時代が創作物に求めているもの」、「オリジナリティとはどういうことなのか」ということを浮かび上がらせた。第1章 「パクリ・盗作」事件の舞台裏(文庫書き下ろし・最新の著作権事情―小室哲哉?クール・ジャパン?結局はパチンコビジネスに集結する日本のコンテンツビジネス;2ちゃんねるvsエイベックス「のまネコ」問題の舞台裏―徹底検証!!「のまネコ」騒動で2ちゃんねる・ひろゆきが繰り広げた巧妙な"煽動"のすべて;『スラムダンク』パクリ騒動で見えてきた漫画業界のタブー―パクリ騒動で人気漫画家の全作品を回収・絶版!!講談社が下した極刑の意味 ほか)第2章 「パクリ疑惑」の後始末(「盗用だ」「まったく違う」双方ともにまったく譲らず―松本零士vs槇原敬之;なっちは著作権侵害なんかしていない?!―安倍なつみ;マドンナへの尊敬の念+セルフプロデュース力=浜崎あゆみ ほか)第3章 「パクリ」とは娯楽である!(第三者がなぜそんなに熱くなれるのか―パクリを"祭り"にしてしまう2ちゃんねらーの「個性」崇拝主義;パクリと言われないための十カ条―「ブログ」での上手なパクリ方;伝説の『ドロボー歌謡曲』を知っているか?―ネタ元すべてバラします!!音楽系「パクリ暴露本」の歴史)
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