日本のオジサンは世界で一番孤独―。人々の精神や肉体を蝕む「孤独」はこの国の最も深刻な病の一つとなった。現状やその背景を探りつつ、大きな原因である「コミュ力の"貧困"」への対策を紹介する。序章 最も危険なリスクファクター―それは「孤独」第1章 孤独なオジサンたち第2章 孤独は「死に至る病」第3章 孤独の犠牲になりやすいオジサン第4章 オジサンたちのコミュ力の"貧困"第5章 孤独の処方箋第6章 孤独にならないために日本のオジサンは世界一孤独だ。寂しく、不機嫌なオジサンにならないために、今から何をしておくべきか。人生後半戦を豊かに生きるために、30ー50代のうちから読んでおくべき本。「孤独」は健康リスク2018年1月17日、イギリス政府が「孤独担当相」を新たに任命するという衝撃的なニュースが世界を駆け巡った。「孤独」は今、世界各国で、今世紀最大の「伝染病」として危惧されている。孤独のリスクは、1日たばこ15本を吸うことやアルコール依存症であることに匹敵。運動をしないことや肥満を上回り、孤独な人は早死にするリスクがそうでない人に比べ50%も高い。しかし、実はイギリスより事態が深刻で、「世界一孤独な国民」、それは日本人だ。「孤独」はもはや、「国民病」として、多くの人の心身を蝕んでいる。人々や政府の関心が急速に高まり、対策が進められる海外に比べ、日本では、国も人々もメタボやがん対策などには力を入れても、この「万病のもと」に関心を向けることはあまりない。特にこの「孤独」の犠牲者になりやすいのが、中高年の男性だ。その大きな原因は、日本独特の社会環境やオジサンの「コミュ力」にある――。本書では、日本における「孤独」の現状やその背景を探りつつ、「孤独対策」先進国イギリス・ルポなども収録し、将来、孤独にならないた
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