教育のプロであるはずの教師が、世間知らずで思い込みに捕われがちな昨今、著者はさまざまな職業を経験した人生航路と、小学校から大学までの幅広い教育実践において、子どもたちに現実の人生に生きる力を身につけさせる教育を実現している。「教える」ことと「育てる」ことの違いというキーワードは、まさにこのことの表われであろう。1 こんな思い違い、していませんか?―お母さんが陥りがちな落とし穴(「我慢しなさい!」が厳しいしつけ?;"物知りお母さん"の子どもはよく学ぶ? ほか)2 子どもがのびのび育つ基本はやっぱりこれ!―「よく遊び、よく学べ」(知識、勉強の一点張りで育った子どもを待ち受けるもの;遊びは未来への投資だ ほか)3 「ことば」の力は無限大―子どもを"人に好かれる人間"に育てるには(「ことば」を失った人間ロボット;死んだ「ことば」、生きた「ことば」 ほか)4 「私ばかりが子育てに追われて…」―"家庭"の大切さを見過ごしていませんか?(男と女、違っているから「家庭」ができる;動物の母親のほうがむしろ正しい子育てをしています ほか)5 こんなとき、どうする?どう考える?―ケース別お悩み対策で、明日からもう迷わない!(わんぱく、おてんばでいたずらばかり!これではこちらの身が持ちません…。"遊び""ことば";早いうちに、やっていいことと悪いことの判断をつけさせたいのですが?"遊び""ことば" ほか)育てる心を忘れず、話し言葉を上手に使って諸々の遊びを処理することによって、子どもには「やる気」という素晴らしい花が咲き、「意欲と根性」が実を結ぶ。子育てについての親の心構えと生き方をアドバイスする本。
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