「宗教ぎらい」が加速する一方、「スピリチュアリティ」が宗教周辺のみならず教育・医療など様々な場面に浸透している。こういった宗教・科学とは異なるものを志向する世界規模の思想潮流を、「精神世界」「ニューエイジ」の用語でも捕捉しきれない「新霊性運動」と名づけ、その特徴をセラピー・気功・神秘思想・教養の変容・代替知などの側面から網羅的に分析。「救済」の宗教から「癒し」のスピリチュアリティへの展開を現代精神史上に位置づけた画期的労作。第1部 グローバルな現象としての精神世界(精神世界とは何か;ニューエイジ運動とその周辺 ほか)第2部 新霊性運動の体験と生の形(ニューエイジ運動の多中心性―チャネリングの流行の意味;ニューエイジャーの癒しと救い―S・マクレーンの「自己自身への旅」 ほか)第3部 精神世界と知の構造の変容(教養から精神世界へ―高学歴層の自己形成の変容;精神世界の主流文化への浸透―霊性的知識人の台頭 ほか)第4部 現代世界のなかの新霊性運動(セラピー文化のゆくえ;宗教を超えて?―新霊性運動と「宗教」観の変容 ほか)なぜ現代人は「スピリチュアリティ」を探り、求めていくのか。「宗教ぎらい」が加速する一方、「スピリチュアリティ」が宗教周辺のみならず教育・医療など様々な場面に浸透している。こういった宗教・科学とは異なるものを志向する世界規模の思想潮流を、「精神世界」「ニューエイジ」の用語でも捕捉しきれない「新霊性運動」と名づけ、その特徴をセラピー・気功・神秘思想・教養の変容・代替知などの側面から網羅的に分析。「救済」の宗教から「癒し」のスピリチュアリティへの展開を現代精神史上に位置づけた画期的労作。※本書は2007年5月20日に秋山書店より『精神世界のゆくえ:宗教・近代・霊性』として刊行され
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