近隣諸国を脅かす覇権主義、人権問題などで世界から厳しい視線を浴びる中国。そんな母国に、中国人自身はどんな思いを抱くのか。日本やアメリカへの「上から目線」、政治的不自由への不安、競争経済が生んだ格差への不満と共同富裕への喝采…。ふだん本音で取材を受けることのない彼ら、彼女らが匿名を条件に何を語ったのか。見えざる隣国の真実がわかる一冊。プロローグ 「中国共産党の式典?あれは単なるお祭りです」第1章 5日の旅行に2週間分の衣服?―超厳格なコロナ対策第2章 激変する社会と常識、住み心地は?第3章 「共同富裕」と格差への不満第4章 ナショナリズムが高まる必然第5章 Z世代が日本語を学ぶ理由第6章 情報統制・中国リスクに何を思うエピローグ 覇権国家よりも家族の幸福世界中が中国に厳しい視線を注いでいる。海外メディアの報道、中国共産党、そしてコロナ禍・・・・・・大きく変わる自国とそれを取り巻く環境を中国人自身はどう見ているのか?◆経済問題、人権問題、安全保障問題等、米国との対立だけでなく世界中から厳しい視線を注がれている中国。2021 年7月に共産党創立100年の演説では、習近平国家主席は「中国を脅かす相手には一切容赦しない」と、世界との対決姿勢を見せた。中国リスクの高まる今の状況を、母国に住む中国人や日本など海外に住む中国人は、本音ではどう思っているのか。コロナ禍だからこそ見える中国社会の変化と中国人の本音を、数多くのインタビューをもとに構成、解説する。 ◆「中国共産党の式典? 単なるお祭りです」「日本のコロナ対策は手ぬるすぎます」「共同富裕を支持する中国人が多い理由」「アメリカ程度の民主主義ならいらない」「覇権国家なんて興味がない、大切なのは家族の幸福」・・・・・・。生の声を紹介しながら、メディアではなかなか
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