誰もが人生最後のステージを故郷や自宅で穏やかに過ごし、悔いなく最期を迎えるために、必要な支えとは何か。高齢者一人ひとりの世界に寄り添い、それぞれの老いや認知症をありのままに受け入れる先駆的な介護実践の記録。個人を中心において、その人の尊厳を守り抜くケアが、介護する人・される人、双方の人生に満足を与えてくれる。老いも、認知症も、死も、もっと自然でいい、ありのままでいい。80歳現役看護師がひらく、介護の新しい未来。序章 故郷の元気老人との出会い思い出の旧公民館を宅老所に認知症の人たちと家族のように介護のなかで看護が光る訪問看護奮戦記終章 コロナ禍に思う40年間の看護職を経て、20年にわたり地域介護を牽引してきた80歳現役看護師の奮戦記。故郷や自宅で穏やかに最期を迎えられるよう、一人ひとりの老いや認知症をありのままに受け入れる先駆的な介護・看護実践の記録。【目次】はじめに序章――故郷の元気老人との出会い終の住み処をふるさとに/週末農婦事始め/村の元気老人の「追っかけ」に/老いを恐れず、村に帰る日を夢に見て思い出の旧公民館を宅老所に44年ぶりのUターン/残りの人生を美しく老いた人たちとともに/人が人として生きる力、環境は農村にこそ/旧公民館を改造、小規模宅老所に/「きれいになったね、ありがとね」/人と人、世代をつなぐ「お宝」/夫も、大阪から移り住んだ男性も認知症の人たちと家族のように1カ月利用者ゼロからの出発/歩く力、人生の春がよみがえる/いつのまにか地域の駆け込み寺に/村にもグループホームを/不安と怒りに向き合う/ミキサー食もおむつもなし/■グループホームすみかの願い いつもそこにはあなたがいる/老人がスタッフを育ててくれる/■認知症を楽しく伝える すみかの人形劇介護のなかで看護が光る看護と
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