はじまりは4万年前、太古のサピエンスが洞窟の奥深くに残した壁画。それはなぜ今あるような"神"になったのか。ネアンデルタールの祭壇、初期サピエンスの壁画、メソポタミアでの文字の発明。エジプトとギリシャの神々を経て、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教へ―。膨大な文献資料の分析から、キリスト教以前のユダヤ教やイスラム教までも取り込み、"神"の人類史を解明する。"神"の似姿を求めて第1部 伏在する魂(エデンの園のアダムとイヴ;獣たちの王;樹幹に見える顔)第2部 人格化された"神"(狩猟民から農耕民へ;高位の神々;神々の中の最高神)第3部 "神"とは何か?(一神教の"神";三位一体の"神";すべてに遍在する"神")万物の創造を司る「一なるもの」4万年前、人類は洞窟の奥に祭壇と壁画を残した。サピエンスと〈神〉の歴史は、そこからはじまる。「宗教を知れば世界が見える。宗教を知る一つの方法になるこの書は、知的興奮に満ちています」池上彰(解説より)人類と〈神〉との出会いから数万年。われわれの知る〈神〉はいかにして生まれたのか。カリスマ宗教学者が、認知科学、考古学、歴史学の最新知見を総動員して、サピエンスと〈神〉の歴史をあざやかに紐解いてみせる。太古のサピエンスが洞窟の奥深くに残した壁画。それが宗教の始まりだった。そこには描かれているのは獣と人間を結合させた架空の動物。エジプトの神々も動物の頭部を持つなど多様な姿を持つ抽象的な存在だった。それはなぜ今あるような〈神〉になったのか。ネアンデルタールの祭壇、初期サピエンスの壁画、メソポタミアでの文字の発明。エジプトとギリシャの神々を経て、ユダヤ教、イスラム教、そしてキリスト教へ――。〈神〉の姿はサピエン
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