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エリートバンカーから消費者金融最大手・富福に迎えられた大宮紘平は、資金調達の成功、銀行の系列化阻止に手腕を発揮し、社長に昇格する。が、会長におさまったオーナー、里村栄一が絶対君主として君臨し、大宮の目論むクレジットカードへの進出など、多角化もままならない。一方、過剰融資や貸し倒れ増大など、社内には風紀の乱れが蔓延する。消費者金融はなぜ市民銀行になれなかったのか。消費者金融の実態に迫った問題作!  紀伊國屋書店ウェブストア