「Ladies Love Cool James」ことLL Cool J、さらにはDef Jamレーベルの第一号アーティストとしてラップ・シーンに飛び込んだのが1984年、「I Need A Beat」のシングルが歴史を塗り替え、翌年の85年にリリースされたデビュー・アルバムがこの『Radio』だ。4畳一間のDef Jam事務所に何気なくデモテープを送り、当時リック・ルービンやラッセル・シモンズと雑談をしていたBeastie Boysのマイク・Dがこのデモを聴き、即アポで契約した天才スキルの持ち主である。現在では既に20年選手のオールド・スクーラーとなるばかりでなく、ラッパーとしては最多のアルバム・リリース記録を持つ。さらに当時はトレードマークのカンゴール・ハットを身にまとい、ラッパーとしては初のアイドル的地位をも確立していた。後に続くRun DMCやBeastie Boysを位置づけたリック・ルービンの奇才溢れるトラックは今聴いても完璧にロックされる名盤中の名盤。
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