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メトネル演奏の若きスペシャリスト、遂に最高傑作《夜の風》を弾く!日本を本拠地に着実な活動を続けているロシアのピアニスト、メジューエワの新作アルバムで、ライフワークというべきメトネル作品集。2001年にメトネル没後50年を記念したシリーズ演奏会『忘れられた調べ~メトネルの夕べ』(全4夜)を開いたり、2002年にリリースした「メトネル・アルバム」(音楽之友社)が『レコード芸術特選』を獲得するなど、メトネル演奏のスペシャリストとしての地位を確固たるものにしているメジューエワですが、今作では大曲ソナタ《夜の風》――演奏時間に36分を要する、メトネル作品中でも屈指の難曲であり、20世紀最高のピアノ・ソナタのひとつとも称される傑作――に取り組みました。カップリングされた「6つのおとぎ話作品51」は、8年ぶりの再録音ですが、その間の音楽的成長を如実に物語る素晴らしい演奏を展開しています。メトネルのスケールの大きさと情緒の豊かさや細やかさをともに堪能できるアルバムとして、メトネル・ファン必聴の1枚。「曲の冒頭、唐突に叩きつけられる和音からして只事ではない。そこに表現された、人間には計り知れない風の叫び声、喘ぎ、苦悩の歌声は、演奏者のイマジネーションの豊かさを大いに物語っている。その後、音楽は、夜の闇の魂を呼び覚ますべく襲いかかる風の様子をありとあらゆる手法で描いてゆくが、メジューエワは、その目まぐるしいニュアンスの変化に完璧に対応し、鋼鉄のような強音から頬を撫でるような柔和な囁きに至るまでの多彩なタッチを使い分け、響きの末端まで意味を持たせていく。このような離れ業は、全く驚異的である。しかも、聴き手は、曲の最中には混沌としか感じられなかったものが最後には見事に統合され一つのドラマとして成立していることに聴後に気付き、衝撃と感動を新たにすることになるのだ・・・」[田中利治氏~本盤ライナーノートより転載させていただきました]  TOWER RECORDS ONLINE