森〓外、斎藤茂吉を追究してきた歌人・詩人による、極私的に「木下杢太郎」を読む日々を綴る。「私評論」という新たな境地。?外を語りながら自らを弁ずる . 「竹枝」から始まる「瀋陽雑詩」 . 詩境を拡げた「暗い心」 . 自問と切歯 . メランコリイの足音 . 蓄えた空想の宝 . LAMARTINEの詩 . 到底実現の出来ない、ほんとうの夢 . 評伝『木下杢太郎』の著者杉山二郎を哀悼する . 自殺願望という友 . 「雪」と「湖」の間 . 若き日の詩集『食後の唄』再考 . ホフマンスタールとの交叉 . 青年時代に受けた決定的影響 . 長い弔辞 . テルツィーネンの詩型 . 訳詩「窓に倚る夫人の独白」 . 口語体と文語体の混合 . 『食後の唄』という離反表明 . 反宗教と俗謡の落差 . 中年の熟成たる「諷詩」 . ?外への無言の抗議 . ?外訳「痴人と死と」 . 死への一般的な感慨 . 訳者の創作 ほか1編
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