2011年7月発行「課税訴訟における要件事実論」の部分的改訂版です。更正処分の取消訴訟を中心とする課税訴訟における要件事実論は、事件の争点や立証すべき事実を明確にすることに非常に役に立つものです。また、それのみならず要件事実に基づく事件の設計図を書いて事件を分析することにより、問題となっている課税要件が課税の根拠との関係でどのような意味を持っているかが明らかになるなど、課税要件等の解釈に当たっての基本的なツールとしても大変に役立つものです。本書は、法律専門家の道具としての要件事実論を、国税職員や企業担当者にも理解頂けるよう専門用語も平易な表現に置き換えながら課税訴訟における要件事実論の醍醐味を具体的事例に基づいて説明したものです。2012年第21回租税資料館賞受賞
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