前著『1966年の「湘南ポップス」グラフィティ』の刊行後、手に入れた貴重な資料をもとに、更なる微細なデータをも盛り込んで分析。60年代日本の「ポップス」「ロック」シーンにおける「革命」とは何だったのか!?日本でポップスおよびロックバンドが生まれ、米国のサウンドと英国の音づくりの方法を導入した時期が「変化」のポイントだった。これは日本のポピュラー音楽シーンがいかに改革されたのかという裏づけなのである。GSブームは商業的なブームだったが、3つの「音楽革命」は加山雄三&ザ・ランチャーズが生みだしたターニングポイントとなった。このような視点を踏まえ、1961年?71年までの日本のポップス・ロック・シーンの記録(新聞・雑誌)を通時的に調べ徹底的に検証する。
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