思弁の律動 〈新たな啓蒙〉としてのヘーゲル思弁哲学 [ 阿部ふく子 ]
〈新たな啓蒙〉としてのヘーゲル思弁哲学 阿部ふく子 知泉書館シベンノリツドウ アベフクコ 発行年月:2018年03月30日 予約締切日:2018年03月27日 ページ数:252p サイズ:単行本 ISBN:9784862852700 阿部ふく子(アベフクコ) 1981年生まれ。新潟大学人文学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。新潟大学人文学部准教授(西洋近代哲学担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 啓蒙から思弁へ(理性の光と影/常識と思弁のあいだーニートハンマーとヘーゲルの思索から ほか)/第2部 思弁と教養形成(哲学と人間形成ーニートハンマーとシェリングの教養形成論をめぐって/哲学の“学習”としての体系ーヘーゲルの教育観と哲学的エンチュクロペディーの関係)/第3部 思弁と共同(ギリシア的共同原理と近代国家の接点ー歴史哲学主題化以前のヘーゲル国家論/ヘーゲルの「作品」論ー個と普遍のあいだへの視座)/第4部 思弁の視野(思弁的思考と弁証法ー思弁哲学の困難と可能性をめぐるヘーゲルの視点/理性の思弁と脱自ーヘーゲルとシェリングにおける理性の可能性に関する考察 ほか) 啓蒙思想からドイツ観念論をへてヘーゲルに至る思弁哲学の展開過程に光を当てることにより、改めて「思弁とは何か」を問う意欲的な試み。第1部は啓蒙主義からドイツ観念論への移行期にヘーゲルが思弁的思考を哲学の核心に据えた動機を解明。2部では思弁が人間の教養形成とどのように関わりうるのかを考察し、3部は思弁的思考と客観的精神(人倫)の関係を分析。4部は『エンチュクロペディー』(1830年)における思弁の定義に即し、思弁的思考そのものの構造を明らかにする。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学
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