フォントディ キャンティ・クラシコ [2020]750ml (赤ワイン)
サンジョヴェーゼの真髄を極めるトスカーナのトップ生産者! 星の数ほど種類がある“キャンティ・クラシコ”の中で本当に美味しいものを探し求めるためには、造り手の腕力が問われる最も下位のクラス(スタンダード・クラス)のこのような“キャンティ・クラシコ”をお勧めします。 フォントディは、トスカーナ州キアンティ・クラッシコ地区の中心部にあるパンザノの街の南側に位置しています。「コンカドーロ(金の貝殻)」と呼ばれる円形劇場の形をした盆地が広がるこの地は、暖かく乾燥したミクロクリマのお陰で、伝統的な高級ワイン産地として何世紀にも渡り名声を馳せてきました。葡萄畑は、130ヘクタールにわたり有機栽培認定を受けており、その内70ヘクタールが葡萄栽培に使用されています。化学肥料や農薬を使用せず、極力余分な干渉を加える必要がないよう、土地本来の力を最大限に生かした葡萄栽培を行っています。 「キャンティ・クラシコ」は、マネッティ家は、昔からサンジョヴェーゼだけで美味しいキアンティがつくれるはずと考え、サンジョヴェーゼ100%の卓越したキアンティを生産していましたが、昔はこれが法律で認められておらず、製法を秘密にしていました。やがて彼らに追随する者が現れ、1996年の法律改正でサンジョヴェーゼ100%のキアンティが正式に認められるようになりました。テロワールの個性を豊かに反映した有機栽培のサンジョヴェーゼ100%で作るキアンティ・クラッシコは、品質への強い拘りを持つフォントディの醸造哲学を象徴するワインです。 ■2020年ヴィンテージ情報■ この年のトスカーナは、ヨーロッパの多くの地域同様、生育期は異常に暖かく、乾燥していた。生育期は温暖な冬で幕を開け、春は晴れたり小雨が降ったりと変わりやすい気候であった。夏は暑く乾燥し、フェノール類の成熟が急速に進んだ。日中は暑かったものの、夜間は涼しい風が吹き、酸とアロマの個性を保持することができた。収穫は9月末に行われ、健全なブドウが得られた。この年のブドウは、濃厚かつ深みのある芳醇なアロマに加えて熟した果実味が特徴。 ■テクニカル情報■ 産地:トスカーナ/キアンティ地区(DOCGキアンティ・クラッシコ) 品種:サンジョヴェーゼ100% (有機栽培) 植樹密度:6,000株/ha 土壌:砂岩質 醸造:温度管理機能付きのステンレスタンクで天然酵母を用いて最低約3週間発酵・マセラシオンを行う。フレンチオークのバリックとキャスクで18ヶ月以上熟成させた後、6ヶ月瓶内熟成。 年間生産量:約17万本 FONTODI CHIANTI CLASSICO フォントディ キャンティ・クラシコ 生産地:イタリア トスカーナ キャンティエリア 原産地呼称:DOCG. CHIANTI CLASSICO ぶどう品種:サンジョヴェーゼ 100% アルコール度数:14.0% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ジェームス・サックリング:94 ポイント FONTODI CHIANTI CLASSICO 2020 Monday, August 7, 2023 CountryItaly RegionTuscany Vintage2020 Score 94 Subtle aromas of sliced strawberries and cherries with some orange peel follow through to a medium body with succulent tannins and a bright and tangy finish. Lovely energy in this one. So good now. From organically grown grapes. Drink or hold. スライスしたイチゴやチェリーの繊細なアロマにオレンジの皮のニュアンスが溶け合う。豊かなタンニンを備えたミディアムボディで、ピリッとした鮮やかなフィニッシュが印象的。素晴らしいエネルギーが感じられる。今飲んでも熟成させても美味しく味わえるだろう。≪2023/8/7掲載≫ vinous:92+ ポイント 92+ Drinking Window 2026 - 2040 From: Chianti Classico: The Brilliant 2021s & Variable 2020s (Aug 2023) The 2020 Chianti Classico offers notable tension to balance the natural richness that is such a signature here. There is plenty of Panzano intensity, but less opulence than has been the norm in the past. A shift towards larger format oak and bottling four months earlier contribute to that feel. Dark red cherry, leather, spice, rose petal, dried herbs and wild flowers all grace this nuanced Chianti Classico. It will be interesting to see the direction this bottling takes. I would not plan on opening this too young. - By Antonio Galloni on June 2023 Proprietor Giovanni Manetti could certainly rest on his laurels. The wines have been benchmarks for some time. In recent years, Manetti’s influence as a leader in Panzano and Chianti Classico has exploded because of his role as the President of the Consorzio del Chianti Classico. Instead, Manetti has continued to acquire vineyards and introduce new wines while also quietly refining his approach with the established labels. The 2020s are a bit reticent, but they have also begun to soften in recent months. An example is the 2020 Vigna del Sorbo, which was brooding when I first tasted it a few months ago but is quite a bit more refined in recent tastings. “Two thousand twenty and 2021 are pretty similar,” Giovanni and Bernardo Manetti recounted at Fontodi. “There were perhaps more extremes weather-wise in 2021, but we also had greater diurnal shifts and a later harvest under cooler conditions.” ワインアドヴォケイト:91 ポイント The Wine Advocate RP 91 Reviewed by: Monica Larner Release Price: $49 Drink Date: 2023 - 2030 A certified organic wine, the Fontodi 2020 Chianti Classico shows dark fruit and blackberry with earthy sensations of crushed stone that reflect the schistous soils found in this area of the appellation. Unlike the Filetta di Lamole (with fruit from Lamole) that is very floral in personality, this expression from Panzano has more structure, girth and general fruit weight. Production is an ample 170,000 bottles. Published: Sep 22, 2023 186019042450035フォントディ / FONTODIトスカーナの主要品種であるサンジョヴェーゼだけでは、良いワインはつくれないとの固定観念もあった時期に反旗をひるがえしたのが、1968年に設立されたフォントディです。ルネサンス期以来の瓦職人の家系に生まれ育ったマネッティ兄弟は、サンジョヴェーゼ100%でもおいしいキアンティがつくれるはずだと考え、実際、その通りのものを生み出しました。しかし、これを公表すれば法律違反となり、キアンティとして認められないため、しばらくは製法を内密にしていました。やがて、彼らに追随する者が現れ、サンジョヴェーゼ100%のワインが公然と出回るようになりました。そして1996年法律が改正され、サンジョヴェーゼ100%のワインもキアンティと認められるようになったのです。ワイン・スペクテイター1999年11月号で、ジョヴァンニ・マネッティは「フォントディのつくるワインがイタリア最良のワインであることは明白だ。私はサンジョヴェーゼを信じている。カベルネやメルロは世界中どこでだってつくれる。でもサンジョヴェーゼは特別なんだ。それはトスカーナのためだけのものだから。」 と語っています。フォントディは130ヘクタールにわたりオーガニックの認証を受けています。その内70ヘクタールにブドウが栽培されています。栽培において自然を尊重し、環境を破壊することなく資源を利用ながら維持していく事を大切にしています。化学薬品を使用せず、この土地の潜在力を引き出し、余分なものを外からできるだけ加えないようにしています。環境を大切にするという事は、ブドウやテロワールのより良い純粋な真の表現につながります。醸造と樽での熟成は現代的なワイナリーで行われ、重力を利用できるような、降下型の造りをしている醸造設備で、ワインの個性やエレガンスを引き出すため、ブドウ自体の自然な統合を最も大切にしています。フォントディのすべてのワインは自社畑のブドウのもので、手で収穫され、丹念に選別され、ブドウとテロワールの素晴らしさが最大限に感じられるよう大切に醸造されています。そのイタリア最良の生産者の、最高キュヴェがこのフラッチャネッロです。
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