フィオナ・アップル8年振りのカムバック! 亡き愛犬が衝撃の形で参加したニューアルバム『Fetch The Bolt Cutters』
1996年当時、弱冠17歳にして『タイダル』を世に送り出し、過去に発売されたアルバム全てがビルボードチャートのTOP10入りを果たしている稀代のシンガー・ソングライター、フィオナ・アップル。グラミー賞にもノミネートされた前作『アイドラー・ホイール』から8年間の沈黙を破り、通算5作目となるニューアルバム『Fetch The Bolt Cutters|フェッチ・ザ・ボルト・カッターズ』をリリース。
前作の発売以来、新作について表立った活動をしてこなかったフィオナ・アップルだが4月2日に非公式のファンサイトにて今作のリリースを突如発表した。タイトルである『Fetch The Bolt Cutters』とはイギリスのTVシリーズ『The FALL 警視ステラ・ギブソン』でゲラン・アンダーソンが演じた性犯罪を取り締まる警察官のセリフから着想を得たそうで「声を上げることを恐れないで」という気持ちをこめたとThe New Yorkerの独占インタビュー内で語っている。
2012年の初頭から何年もかけてレコーディングされたという本作はインディーロックドラマーのAmy Wood、サウンドエンジニアであるJohn Would、バンドSoul CoughingからベーシストのSebastian Steinberg、シンガーソングライターでありギタリストのDavid Garzaが参加しており、LAにあるフィオナの自宅内を泥まみれのオイル缶や、海の藻屑など音を自由に慣らして歩きまわって作ったそうだ。収録されている楽曲のうち、「Newspaper」ではフィオナの実の姉が、「Fetch The Bolt Cutters」では女優、モデルのカーラ・デルヴィーニュがコーラスを担当している。
24年前の衝撃的なデビュー以来、時流に流されない芸術的な音楽を世界に送り出してきたフィオナ・アップル。感情や情景を抉り出すフィオナお得意のサウンドメイキングに加えて、よりパーカッションのリズムが効き、生々しく響くサウンドとなっている本作はジャケット写真にも使われている愛犬ジャネットの遺骨さえも楽器として使用し、自然な形での音作りにこだわりながら制作されたそうだ。タイムレスな魅力を放ち続けるフィオナ・アップルに今後も目が離せない。
■完全生産限定
■ハードカバーブック仕様
(メーカーインフォメーションより)
Disc1
1 : I Want You To Love Me
2 : Shameika
3 : Fetch The Bolt Cutters
4 : Under The Table
5 : Relay
6 : Rack of His
7 : Newspaper
8 : Ladies
9 : Heavy Balloon
10 : Cosmonauts
11 : For Her
12 : Drumset
13 : On I Go
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