レイフ・オヴェ・アンスネス /ワーナー・クラシックス録音全集 1990-2010
レイフ・オヴェ・アンスネスによるヴァージン&EMIクラシックスへの全ての録音を収録したボックス。アンスネスらしい繰り返される独自のテーマ、そして強力なテクニックと綿密な解釈を見つけ出すことができます。
アンスネスは1970年にノルウェーのカルモイに生まれ、ベルゲン音楽院でチェコのイジー・フリンカに学び、ベルギーのジャック・デ・テイエージュからも様々なアドバイスも受け、アンスネスの演奏スタイルや哲学に大きな影響を与えてきました。アンスネスは、自分にインスピレーションを与えてきたピアニストとして、ディヌ・リパッティ、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ、スヴィヤトスラフ・リヒテル、ゲザ・アンダを挙げています。また、ノルウェーで最も名誉ある「ノルウェー王国聖オラフ勲章」のほか、2007年には、政治、スポーツ、文化の分野で大きな功績を残した人物に与えられる「ペール・ギュント賞」を受賞。ロイヤル・フィルハーモニー協会の演奏家賞、ギルモア・アーティスト賞も受賞しています。オスロのノルウェー音楽アカデミーの教授、コペンハーゲンの王立音楽院客員教授をつとめ、スウェーデン王立音楽アカデミーのメンバーも務めています。現在はコペンハーゲンとベルゲンに在住しながら、ノルウェー西部のハルダンゲル地方にある山荘でも多くの時間を過ごしています。2016年から夏にノルウェーのローセンダールで開催されるローセンダール室内楽音楽祭を主催しています。
アンスネスは卓越した音楽性と繊細なタッチで知られる当代きってのピアニストであり、その卓越した技術的センスは、常に彼の解釈のために役立てられています。彼は、ノルウェーで初めて家庭教育を受けたスーパースター・ピアニストであり、パイオニア的存在でした。アンスネスはこれまでヴァージン・クラシックスと旧EMIクラシックスへの20年にわたるパートナーシップに渡って、バッハから現代までおよぶレパートリーで34枚のアルバム(36枚分のCD)のソロ、室内楽、協奏曲のアルバムを録音しており、グラミー賞ノミネート8回、グラモフォン賞など数多くの国際的な賞を授与されています。ニューヨーク・タイムズは「威厳ある優美さ、力強さ、洞察力を有するピアニスト」と評し、ウォール・ストリート・ジャーナルは「同世代で最も才能ある音楽家のひとり」と評しており、特にグリーグ、北欧音楽、シューマン、ラフマニノフ、シューベルトには彼らしい繰り返される独自のテーマ、そして強力なテクニックと綿密な解釈をこのボックスにて見つけ出すことができます。
※オリジナル・アルバムのままの収録のため、アンスネスが演奏していない曲も収録されております。(輸入元情報)
【収録情報】Disc1
バルトーク:
1. ヴァイオリン・ソナタ第1番 Sz.75
2. ヴァイオリン・ソナタ第2番 Sz.76
3. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ:1,2)
録音:20-23.I.2003, Deutschland Radio, Sendesaal des Funkhauses, CologneDisc2
ブラームス:
1. ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
2. 3つの間奏曲 Op.117
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
バーミンガム市交響楽団(1)
サー・サイモン・ラトル(指揮:1)
録音:IX.1997, Symphony Hall, Birmingham (1); VI.1998, Lommendalen Church, Oslo (2)Disc3
1. ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
2. ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
3. シューマン:おとぎの絵本 Op.113
ラーシュ・アネルス・トムテル(ヴィオラ)
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
録音:VIII.1991, Pinserkirken ‘Salen’, Ski, near OsloDisc4
ショパン:
1. ピアノ・ソナタ第1番ハ短調 Op.4
2. ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
録音:V.1990, VII & X.1991, Snape Concert Hall, SuffolkDisc5
ショパン:
1. ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
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