2015年セロニアス・モンク・ヴォーカル・コンペティション2位入賞
ベニー・グリーンの作品に参加したほかウィントン・マルサリス、JALCOにもフィーチャーされる
正統派/ 実力ヴォーカリストの本格デビュー作!!
父親はホッド・オブライエン、母親はステファニー・ナカシアン
2015年セロニアス・モンク・インターナショナル・ジャズ・ヴォーカル・コンペティション2位入賞。ホッド・オブライエン、ステファニー・ナカシアンを両親にもつ、正統派ヴォーカリスト、ヴェロニカ・スウィフトのMack Avenue 第一弾!
これまでには、両親の名前をレーベルに冠したレーベルHodStef Musicから作品をリリース。また日本では、『Loneley Woman』と題された作品が復刻制作されたほか、人気ピアニスト、ベニー・グリーンの作品でフィーチャーされ、モンクコンペでの入賞と共に、注目を集めて来ましたが、本作でワールド・ワイドに本格的デビューを飾ります。
子供の時から、父親、母親のショーに連れられて、バックステージで、自然に音楽を聴いていたともいう彼女。スウィングするリズムに、自在なスキャットで曲の世界を拡張していく歌は、やはりサラブレット。ウィントン・マルサリス、およびジャズ・アット・リンカーン・センター・オーケストラや、クリス・ボッティがフィーチャリング・ヴォーカリストとして彼女を呼ぶということは実力派である何よりの証ですが、ある種の貫禄と、同時に、気張らない自然さをもっているのも魅力です。ボブ・ドロウとデイヴ・フィッシュバーグのトレードマークともいえる小粋なナンバーをスウィング感抜群に歌う“I'm Hip”は、エメット・コーエンのピアノと呼吸もぴったしに絶妙の会話をみせるパフォーマンス。一方、詩の世界と対話する歌唱も印象的で、中でもアーサー・シュワルツ&ハワード・ディーツの“Confession”と、ニナ・シモンの“The Other Woman”をつなぎ合わせて切々と歌い上げたバラードは登場人物の物語性も感じさせます。
バックは、ベニー・グリーンと、エメット・コーエンという、彼女がパーマネントに活動する名ピアニストのトリオが支える充実ぶり。4ビートのスウィング感を基本にしながら、ブルージーな楽曲も、リッチなハーモニーに彩られたナンバーもあり、スローから、アップテンポの曲まで、実に多彩な歌唱が聴ける12曲。アンドレ・プレヴィンをはじめ、ジャズ/ポピュラー・ミュージックの歴史を彩ってきた作曲家の楽曲11トラックと、オリジナル一曲で構成。これでまだ25歳。2010年モンク・コンペで優勝した先輩セシル・マクロリン・サルヴァントを追っていきそうな気配もある、今後も楽しみなシンガーです。(輸入元情報)
メンバー:
Veronica Swift(vo)
Emmet Cohen(p, 1, 2, 4-6, 9, 11, 12), Russell Hall(b, 1, 2, 4-6, 9-12)
Kyle Poole(ds, 1, 2, 4-6, 9, 11, 12), Benny Green(p, 3, 7, 8)
David Wong(b, 3, 7, 8), Carl Allen(ds, 3, 7, 8)
Disc1
1 : You’re Gonna Hear From Me (Andre Previn, Dory Previn)
2 : A Little Taste (Johnny Hodges, Dave Frishberg)
3 : Interlude (Pete Rugolo)
4 : Forget About the Boy (Dick Scanlan, Jeanine Tesori)
5 : A Stranger in Town (Mel Torme)
6 : I Don’t Wanna Cry Anymore (Victor Schertzinger)
7 : I Hope She Makes You Happy (Veronica Swift)
8 : Confession/The Other Woman (Confession: Arthur Schwartz, Howard Dietz / The Other Woman: Jessie Mae Robinson)
9 : Gypsy in My Soul (Clay Boland, Moe Jaffe)
10 : No Not Much (Robert Allen, Al Stillman)
11 : I’m Hip (Bob Dorough, Dave Frishberg)
12 : No Regrets (Roy Ingraham, Harry Tobias)
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