ウルリケ・シュミット/ジャネット・トレジャー 金剛出版
本書は、摂食障害の治療で定評のある、ロンドンのモーズレイ病院において、患者とその家族、援助者のためのテキストとして長く使われてきた。その目的は、摂食障害をかかえる人がその症状を改善し、自分らしく生活できるように手助けすることである。摂食障害、特に過食症の治療は困難であり、心の臨床家はその対応に悩まされている。患者は、自滅的、強迫的な思考パターンに陥り、最悪の場合は死に至ることもある。著者らは、動機づけ面接の技術をベースにして、多くの患者の体験談を挿入し、認知行動療法によるアプローチについてわかりやすく解説している。摂食障害患者が、治療のエッセンスを理解し、回復へと向かう旅をするのをサポートするまたとないガイドブックといえよう。
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