ハナー・ウルファーツ/OECD教育研究革新センター/西村 美由起 明石書店
21世紀の指導に、教師はどのような知識を必要とするのか。子どもたちのデジタル機器の使用を導き形成することにおいて、また、デジタル経験がもたらす教育的利益を最大化することにおいて、教師は重要な役割を担っている。教師は包摂的で平等な教育の担い手でもあり、社会を豊かにする要素として多様性の重要性を伝える大使でもある。これらの使命を果たすには、教師は指導と学習の専門家でなければならず、実践は、専門化された最新の知識体系に基づくものでなければならない。しかしこれを実現するには、21世紀の指導に必要な知識とスキルを深く理解する必要がある。これが、次回のOECD国際教員指導環境調査(TALIS)と新たに組み込まれる教員知識調査(TKS)評価モジュールがめざすものである。知識の専門職として各国の教師を調査することは、重要であると同時に困難な課題である。本書は教師の知識とその測定方法に関する最新情報を概括し、この困難な努力に貢献することをめざす。最先端の方法論と調査設計について論じ、知識とエビデンスに基づく実践を強化するために、研究、政策、実践に求められるものを明らかにする。
楽天Books
同ジャンル検索 :
001008012002