ヴァージニア・リー・バートン/石井桃子 童話館出版
メアリ・アンという名前のスチーム・ショベルと、運転士のマイク・マリガンとのお話です。メアリ・アンとマイク・マリガンは、長い間いっしょに仕事をしてきました。りっぱな運河をほったのも、汽車をとおすための線路をきりひらいたのも、飛行場をつくったのも、“マイクとメアリと、それからそのとき、いっしょにはたらいたひとたちでした。”ところが、そのうち、新式のガソリン・ショベルや、新式の電気ショベルなどが発明されて、スチーム・ショベルの仕事をとりあげてしまいます。ある日、マイクは、ポッパビルという町で、市役所をたてる計画があることを知り、メアリとともに、はるばるでかけていきます。そこで、マイクは、“「メアリ・アンは100にんのにんげんが1しゅうかんかかって、やっとほれるくらいのあなを、1にちでほってしまいます。」”といいます。でも、メアリ・アンは、ほんとうにできるかわかりません。町のひとたちは、おおぜい見物にでてきました。はたして…。
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