認知行動療法の発展形としてのスキーマ療法は、境界性パーソナリティ障害などパーソナリティや対人関係の課題を抱えたクライアントを対象に、幼少期に満たされなかった感情から生まれる「早期不適応的スキーマ」を明らかにし、スキーマの「呪縛」からの回復を目指す。本書で強調される「モードアプローチ」は、各スキーマモードごとに設定された対処モデルに沿って、感情表現の自由と安全を提供して「治療的再養育法」を行ないながら、健康で安定した当事者の内なる「ヘルシーアダルトモード」を育むことを目指す。臨床に即応用できるスキーマ療法プラクティカルガイド!
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