マクシム・ゴーリキー/ズデネック・ミレル プチグラパブリッシング
本書は、ロシアの文豪ゴーリキーが、イワンという、お人好しの正直者を主人公に、母国の圧制時代の権力者たちを皮肉って書いたお話です。素直で何事にも動じないイワンは、誰もが恐れるくまともすぐ仲良しになり、おかしなことばかり繰り返します。そんな彼の言動は一見、“まぬけ”にもみえますが、実は人間らしく、優しい心の持ち主だということが伝わってくるでしょう。純粋に楽しめるのはもちろん、時代背景をふまえて読むと、とても感概深い作品です。
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