≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●神経難病、とくに神経変性疾患における栄養障害と栄養療法への関心が急速に高まっています。筋萎縮性側索硬化症(ALS)やパーキンソン病などは各疾患に特有の栄養障害があり、栄養療法が重要だという認識が高まってきたのはここ10数年ほどです。
●神経変性疾患の多くは進行性であり、経過中に食べる楽しみが奪われ、患者は体重減少や栄養不良を経験します。また、誤嚥性肺炎も生命にかかわる大きな問題です。これらの問題に対して、医療者は常にエビデンスのある有効な対策を模索していかねばなりません。
●本特集では、「神経難病の栄養療法UPDATE」と題して、神経難病における栄養障害と栄養療法の意義のほか、ALS、パーキンソン病、多系統萎縮症などの栄養療法に関する知見と今後の展望、食支援の実際などについて各領域のエキスパートの執筆陣が詳しく解説しています。
【目次】
【概論】神経難病における栄養障害と栄養療法の意義
ALSの栄養療法
パーキンソン病と体重、栄養およびフレイルの問題
多系統萎縮症の栄養療法
筋強直性ジストロフィーの栄養療法
神経難病患者への食支援─歯科臨床を通じて
看護からみた神経難病の食支援
●嚥下障害に対する外科的治療の適応と意義(2)〈完〉
嚥下機能改善手術
●病棟のプロフェッショナルたち
北里大学病院 消化器外科病棟
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
専門知識を基盤に総合的な応用力へ発展させ、高い実践力をめざす
聖徳大学大学院 人間栄養学研究科 人間栄養学専攻
●対談 ICU栄養UPDATE〈後編〉
ICU栄養の展望と管理栄養士への期待
●スポット
リハビリテーション意欲を高める動機づけ要因
妊娠後骨粗鬆症の発生メカニズムと治療について
●ズームアップ
AWGCによるアジア人向けカヘキシア(悪液質)の診断基準
●連載
新連載 カンファランスで学ぶ NST難症例ケーススタディ(1)〈隔月連載〉
リフィーディング症候群を発症した患者に緩徐な栄養管理を行った一例
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(2)
国民健康・栄養調査の解釈の注意点と日本人の食物繊維摂取量の変遷
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(8)
メタボとフレイルの関連性
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(17)
食道癌手術症例に対して術前から術後までのシームレスな介入により、合併症併発後も早期に経口摂取に移行可能となった一例
●Medical Nutritionist養成講座(74)
脂肪乳剤の使用量が少ないのは、医師が脂肪乳剤の処方を嫌がるのは、なぜ?
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
クワイ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 鮭すり身巾着入り鍋焼きうどん/サービス付き高齢者向け住宅「夢みらい」
●Path of my life
「ヘルスランチあららぎ」の活動の軌跡
●研究・調査
在宅患者におけるCONUT値と身体測定値の相関
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