世界で最も人気のあるアスリートの一人であり、コート上での輝きの強さと同じぐらいスポットライトを嫌うことで知られるスター選手の、正直で私的な物語。ニューヨークタイムズのベストセラー著者であるサム・スミスと共著したこの本で、ローズはこれまでに見たことがないほどファンに自分自身を曝け出し、時には居心地悪く感じるほどストレートに、本人が感じたことを日記の様に綴っている。シカゴの街で最も危険な地域のひとつで育った幼少期、対戦相手やチームメイトとの関係、キャリアに大きく影響した数々の怪我から生まれた痛みや論争、名声と富との複雑な関係、レブロン・ジェームズが今でも「スーパーヒーロー」と呼ぶ選手のキャリアの盛衰と復活劇。これまでに書かれてきた中で最も率直で驚くべき現代スーパースターの自伝のひとつだ。史上最年少でMVPを獲得し、優勝までもう少しと思われた矢先に前十字靭帯断裂の重傷に見舞われたデリック・ローズ。その後たび重なる怪我、移籍、解雇と転落していくキャリアの中で自分を信じ続けた男は、ミネソタの地で恩師シボドーと再会し復活を遂げる……。某人気バラエティ番組の「NBA大好き芸人」の回でも大トリで紹介されるなど、その鮮やかな復活劇から日本でも絶大な人気を誇るデリック・ローズの自伝です。『コービー・ブライアント 失う勇気』や『レイ・アレン自伝 史上最高のシューターになるために』(共に東邦出版)の訳者でNBAに精通する大西玲央氏に翻訳をお願いしました。本書はローズの生い立ちからミネソタでの50点試合までを綴った2019年発売のハードカバー版に加え、2020年のペーパーバック版発売時に追記されたエピローグまでを網羅しています。全盛期のシカゴ時代のことはもちろん、ニューヨークやクリーブランドでの突然の失踪、暴行罪で訴え
Honya Club.com