竜と人が生きる世界の片隅、エリダナの街を今日もガユスとギギナが疾走する。完全真説版「されど罪人は竜と踊るDD」第六弾は、失われた物語たち。今は亡き親友の墓標に語りかけるガユス。エリダナの地下に広がる大迷宮。日射しに灼かれる少年少女たち。猟奇殺人の容疑者と被害者遺族との葛藤。雨の訪問者との彷徨。ラルゴンキン事務所に吹き荒れる青い嵐と謎めいた荊棘の女王。そして嘘をつく唇に、もっとも暑く熱い戦い―ついに放たれる物語たちは、残酷さと甘い痛みで胸を抉る刃となる。短編集第2弾は文庫未収録エピソード満載! 竜と人が生きる世界の片隅、エリダナの街を今日もガユスとギギナが疾走する。完全真説版第六弾は、失われた物語たち。今は亡き親友の墓標に語りかけるガユス(「序章」)。かつて〈古き巨人〉が作ったといわれる、エリダナの地下に広がる大迷宮(「迷い路」)。引きこもりの少年、自らの幼い性を粗末にする少女…予備校講師ガユスの生徒達の行き場のない数々の想い(「青の日射しに灼かれて」)。猟奇殺人の容疑者と被害者遺族との解決不能の葛藤(「尾を喰らう蛇」)。悲しみを背負いきれず自己から逃げ出した雨の訪問者とガユスの彷徨(「雨にさらして」)。以上四編は、かつて雑誌「スニーカー」に掲載された幻のエピソード。今回加筆完成され文庫本初収録となった。残る二編は、大人気キャラ'竹を割ったド直球純情男'イーギーの青春と、美しく謎めいた嗜虐の女王パンハイマ(「青嵐」)。かつて同じ職場で先輩OLと後輩の仲(しかも犬猿の仲!)であった、ガユスの恋人ジヴーニャとイーギーの想い人ジャベイラが、激しく罵りあう女の舌戦(「優しく哀しいくちびる」)。完全書き下ろしおまけ短編(ジヴーニャの健康?なお色気が爆発)も必読!
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