黒猫と付き人がバレエ『ジゼル』を鑑賞中、ダンサーが倒れるハプニングが発生した。五年前にも同じ舞台、同じ演目で、バレリーナが死亡する悲劇が起きていた。ガラスアーティストの塔馬から聞いた黒猫の過去と、二つの事件の関連を気にする付き人。しかし何やら隠し事をしているらしい黒猫は、関わらないよう忠告するだけだった。仕方なく付き人は一人で事件に挑むが…ジゼル、ガラスアート、ポオを絡め、二度の事件を結ぶ図式が見えたとき、黒猫の最終講義が始まる―。黒猫と付き人がバレエを鑑賞中ダンサーが倒れた。5年前のバレリーナ死亡事件と繋がるようだが、黒猫は関わるなという。しかたなく付き人はひとり調べ始めるが…。第1回アガサ・クリスティー賞受賞作、待望の続篇。
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