戦前、戦中、戦後を生きた京都大学教育学部に集った若者たちの体験記録。平和の時代を築く気概に燃えた、若き青春の旅立ち―日本の民主的社会づくりの原点を、この経験から学ぶ。京都大学文学部哲学科教育学教授法講座開設100周年。旧制大学卒業生の想いも掲載。第1部 新制大学生の卒業後の世界(青年教師時代の私;カウンセリングにのめりこむ―京都府教育相談の先駆けとなって;教師への道―学習・生活指導を中心としたバタビア方式;土入れと、麦踏みと、;光と音と自由と―盲学校の教師として働く中で;平安の大道―六〇年代前後の記憶;アメリカ留学の頃―人びとに助けられて;敢えて進んだマスコミへの道;図書館勤務の一〇年―昭和三〇年代;社会教育と人との出会い)第2部 旧制大学卒業生の想い(木村素衛先生を偲ぶ;シラーの「美しい魂」を追い求めた八十四年の人生;感無量;米軍勤務から教育界へ;旧制大学の思い出;私の受けた大学教育と教育改革への私案;愚直なるわが人生を顧みて;七十八年の半生をふりかえって)
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