裁判所に持ち込まれた教育紛争30事例を分析・解説。争点を浮き彫りにし、学校病理の予防法を探る。1 いじめ・体罰問題(校内強姦事件と損害賠償責任―学校の性的被害の防止義務をめぐって;いじめ被害と学校の損害賠償責任―いじめ防止義務違反の成否をめぐって ほか)2 学校事故・部活動関係事故(学校事故による女児の顔面損傷と労働力の喪失―損害賠償額の算定をめぐるジェンダー的問題;心臓発作による生徒の死亡と学校の責任―養護教諭の緊急対応をめぐって ほか)3 学校運営上の問題(指導要録開示請求権の限界―プライバシー権と最高裁判所;障害児と不登校―学校長の法的責任をめぐって ほか)4 教員の職務上の問題(職員会議の混乱と懲戒処分―卒業式における日の丸掲揚・君が代斉唱をめぐって;授業での校長批判と訓告の是非―「教師の教育の自由」論の限界 ほか)5 少年問題(学校破壊と保護処分の是非―飲酒による責任能力の低下をめぐって;女子中学生の非行と少年院送致―家庭裁判所による保護処分の在り方をめぐって)いじめ、強姦、自殺、ケガ、教員間のセクハラなど、裁判所に持ち込まれた幾多の教育紛争の中から、近年の代表的な事件をピック・アップし、30事例を分析・解説。学校病理の予防法を探る。
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