中国禅は、仏教の大革命だった。禅の源流を訪ねて中国沿岸部をめぐり、さらに、世界のZENを追ってフランスに飛んだスリリングな旅。第1章 中国禅の玄関口で(栄西、道元の港;禅仏教の源流へ ほか)第2章 六祖慧能(「禅は広州にあり」;中国仏教の大転換 ほか)第3章 日本の禅と「気づき」(慧能から栄西、道元へ;武士たちの禅 ほか)第4章 禅からZENへ(一九六八年の残影;五月革命と禅 ほか)中国禅は、仏教の大革命だった!禅の源流を訪ねて中国沿岸部をめぐり、さらに、世界のZENを追ってフランスに飛んだスリリングな旅。本来、禅は人の生きる道であり、真の生活の発見である。中国で確立した禅は、自己を見つめるという現実的な実践によって、インドにはじまった、解脱をめざす仏教の一大転換をはかった。それは一見、仏教の本道から離れているようにも思える。しかし、自己を見つめる見性は、おのずとさとりへ通じる。――<本文より><21世紀における"禅の可能性"を求めて旅した道のり>寧波―天童寺―広州―光孝寺―韶関―南華寺―大鑑禅寺―パリ―DANA禅道場―ルモンド紙宗教局
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