JPY ¥649
「お気をつけ下さいまし。密売物のトカレフは、できが悪うございます。暴発で、みなさまのお手を吹っ飛ばしかねません」。小柄な、きゃしゃとも見える少女からそのセリフがでた次の瞬間、侵入した3人の賊は急所を一撃され、地面に転がっていた。その場に立っていたのはただ1人、警察庁長官・海堂俊昭邸付のメイド、若槻葵17歳。普段は国家特種メイドとして海堂邸で働いているおとなしい少女だが、メガネの奥に隠された正義の魂が燃え上がるとき、重合金製のクイックルワイパーがうなりをあげる。警察庁特命刑事若槻葵。人呼んでメイド刑事参上。   Honya Club.com


JPY ¥1,540
2017年、世界文化遺産登録が決定した福岡県「沖ノ島」と「宗像」(むなかた)を舞台に繰り広げられる、切なく、心に沁みるラブストーリー。地元の歴史・文化をフィールドワークで、絵本づくりを講座で、それぞれ学んだ福岡県宗像市の中学生12名が、物語を紡ぎ、版画と切り絵の技法で作画をつくりあげた絵本『みあれ祭の日に』に続く、宗像歴史未来塾・絵本づくりプロジェクトの2作品目。祭祀(さいし)や金製指輪、銅鏡、勾玉(まがたま)など、当時の風習や装飾品・出土品も数多く登場し、沖ノ島・宗像の魅力が、中学生たちの目を通したあらたな感覚で瑞々しく描かれ、ストーリーに豊かな彩りを加えている。はるか1500年前、沖ノ島の神に金製指輪を奉納する祭祀(さいし)を終えたヨシヒトは、無事を祈る妻ツバキの元へと帰るため舟に乗りこむと、遠くには海賊の舟が。同乗する大切な客人を守るため、ヨシヒトがとった行動とは…。そしてツバキとヨシヒトは再び逢うことができるのか?過去と現在とを美しい勾玉が結ぶ、時空を超えた、愛と絆の物語。   Honya Club.com


JPY ¥2,200
沖ノ島。ここが知られざる遙拝所だ!遺跡・古墳・博物館をめぐって邪馬台国を探ろう!古代国際幹線航路「沖ノ島路」。第1章 沖ノ島の数字を探究する(北緯34度14分のラインを沖ノ島から東へたどると…;「4ー9世紀に奉献された」は事実か?;沖ノ島には灯台がたち、港もある ほか)第2章 「晋使北上回帰」を幻視しながら唱える「邪馬台国=宇佐」説(島原市の本光寺が所蔵する「国都地図」に仰天;晋使北上回帰のみち筋;その後の邪馬台国)第3章 途中下車して学ぶ古代史の真実―重要な遺跡、博物館、神社などの見学記&ひとり(または二、三人)で行きたい人のための交通ガイド(宗像大社辺律宮神宝館―沖ノ島出土の国宝を保存展示する玄海の聖なる殿堂・福岡県宗像市;北九州市埋蔵文化財センター―遺跡分布地図が圧巻の旧北九州市立考古博物館・福岡県北九州市小倉北区;史跡の道ウォーク―前方後円墳の"登山"が目玉・山口県下関市 ほか)玄界灘の真ん中に浮かぶ沖ノ島を、世界文化遺産に登録するよう、ユネスコの諮問機関が今年5月、勧告しました。沖ノ島で出土した秘宝の数々――「金製指輪」や「金銅製龍頭」などが宗像大社の神宝館で保存展示されています。沖ノ島の「知られざる遥拝所」や神宝館などへ、紀行作家が読者の皆様をいざないます。同時に著者は、沖ノ島と神宝館をむすぶ「謎の一直線」を手がかりとしながら「魏志倭人伝」の解読に全身全霊をかたむけました。その結果、三百年におよぶ邪馬台国論争で「わからない」「何かのまちがいだ」とされてきた事柄のほぼ全部が、ここにきれいに氷解したのです。前著『邪馬台国 再発掘の旅』(彩流社刊)を発展させた会心の第2弾!   Honya Club.com


JPY ¥2,350
題名の"惑伝"とは、惑う、疑い迷うを意味する。今から二百余年前、福岡県志賀島から出土の金製印章は、中国『後漢書』の光武帝賜印記事に照合の真印として日本国の至宝となっている。しかし、なお、日本・中国・韓国など関係学会に真疑両説があって、論争は現在に及んでいる。この物語は、疑惑説に立って、歴史の"謎"に挑む歴史長篇小説。   Honya Club.com


JPY ¥27,500
著者が戦前に発掘調査に携わった新羅・百済・高句麗の遺跡と遺物に関する報告書を中心に23篇を収録した。三国時代―高句麗・百済・新羅―の遺跡と文化新羅焼の変遷慶州皇南里第八十二号墳第八十三号墳調査報告慶州皇吾里第五十四号墳発掘調査概報南鮮に於ける多槨式高塚古墳について慶州邑南古墳群について新羅金製耳飾最近の出土例に就いて新羅の太環式金製垂飾について慶州積石塚出土の農具に就いて朝鮮―三国時代の農具と工具〔ほか〕   Honya Club.com


JPY ¥2,640
「聖徳太子」を創りだした日本書紀。その成立の背後にある編者の思惑は何か。巨大な中国の影と微妙な朝鮮半島情勢のなかで苦悶する日本。「聖徳太子」の虚実を明らかにしつつ日本書紀の謎に迫る。序章 『日本書紀』の解明に向けて第1部 『日本書紀』の謎をめぐって(記紀の編纂と「聖徳太子」;『日本書紀』の謎は解けたか)第2部 中国諸文献と『日本書紀』(『隋書』倭国伝について;『日本書紀』の文章表現における典拠の一例―「唐実録」の利用について;『日本書紀』と祟咎―「仏神の心に祟れり」に至る言説史;上宮王家滅亡の物語と『六度集経』)第3部 「聖徳太子」の虚実(四天王寺と難波吉士;百済弥勒寺「金製舎利奉安記」と「聖徳太子」;飛鳥仏教と厩戸皇子の仏教と『三経義疏』;天寿国曼茶羅繍帳の成立)「聖徳太子」を創りだした『日本書紀』。その成立の背景に見える作者の思惑、裏に潜む中国の影響。そこから浮かび上がる「聖徳太子」の虚実を明らかにしつつ、『日本書紀』の謎に迫る。   Honya Club.com


JPY ¥1,320
レギオス王国の大英雄ランベール。常人には扱うこともできぬ、超重量の魔金製鎧と大剣を駆使して戦場を駆け抜け、数々の戦果を上げた超英雄。だが彼は、統一戦争終結間際に、仕えていた主君から叛意を疑われ非業の死を遂げた―。それから二百年。時代が移り変わりすっかりと平和になったレギオス王国にて、彼は偶然アンデッドナイトとして魔物の生を受ける。だが、乱世の大将軍時代の力をそのままに蘇ったランベールには、どうにも現代はイージーすぎるようで…。史上最強級の戦士が繰り広げる、痛快ファンタジー開幕!死してなお国を想った英雄の再・英雄譚。 レギオス王国の大英雄ランベール。常人には扱うこともできぬ、超重量の魔金(オルガン)製鎧と大剣を駆使して戦場を駆け抜け、数々の戦果を上げた超英雄。だが彼は、統一戦争終結間際に、仕えていた主君から叛意を疑われ、非業の死を遂げた――。それから二百年。時代が移り変わりすっかりと平和になったレギオス王国にて、彼は偶然アンデッドナイトとして魔物の生を受ける。全身を派手な魔金の鎧で身を包んだランベールは、盗賊に襲われた村を救った際の出会いをきっかけに、平和になったレギオス王国の観光と、王国に仇なす者の成敗を目的に掲げて旅に出ることにする。その先々で、二百年前の残り香を見つけたり、あるいは変わってしまったものに思いを馳せたり……連れ添う人々はその動向に振りまわされるばかり。だが、二百年前の常識と戦闘力そのままで蘇ってしまったランベールはあまりに現代で浮いた存在で、自然と厄介ごとに巻き込まれてしまう。それでも乱世の大将軍様であったランベールには、どうにも現代はイージーすぎるようで……。史上最強級の戦士が繰り広げる、痛快ファンタジー開幕!   Honya Club.com