JPY ¥1,100
参加型の総合文芸誌。いつでも誰でも自由に参加できる「文芸の場」へようこそ。エッセイ 昔あって今ないもの(熊谷文雄)紀行 ヒマラヤの麓、遙かなるブータンを訪ねて(前編)(岩井希文)エッセイ ダンスやら「あとらす」やら(大倉悟郎)評伝 徳三郎伝―或る近江商人の青春(山本東生)歴史紀行 幕末最後の川越藩主、松平周防守康直(羽深隆)歴史小説 御訴訟奉申上候(三)(神野歩)詩論他 史比古の奔放流雑録(大野史比古)歌論 百人一首の周辺(万葉の時代)(添田孜)鉱物学随筆 石の語る物語(二)(石津汎蔵)鉱物学随筆 石と人との関係学序説(二)(高木寛治)〔ほか〕   Honya Club.com


JPY ¥9,680
第1部 伊能忠敬と測量術(「伊能忠敬とその時代」の解明のために―羽太正養『休明光記』を素材に;伊能忠敬と会田安明―『天文簡要論』に見る交流の実際;江戸時代後期における測量図の地域的展開)第2部 伊能図の検証(伊能図の地図仕立て;伊能図の作製過程における下図と寄図―伊豆半島における2度の測量をめぐって;伊能図の針穴―高精細画像とGISを援用した作図水準の比較分析;伊能図の記号凡例(地図合印);多種多様な伊能図のコンパスローズ)第3部 伊能図の比較分析とシーボルト日本図(神戸市立博物館蔵「近江国及附近絵図」の特質―伊能忠敬記念館蔵「琵琶湖図」との比較分析を通して;「沿海地図」から「沿海輿地全図」へ―伊能中図「総合図」の比較分析;東京大学所蔵伊能中図の概要と修復事業;伊能図からシーボルト日本図へ―その編纂過程と地図史上の意義について)伊能図の1図幅にはおよそ数千?1万数千個の「針穴(測点)」が確認できる。伊能図はその針穴を繋ぐ朱筋の「測線」と沿線の風景画、方位線、数ミリ角のおびただしい数の地名で構成される、きわめて精緻な地図である。しかも、足かけ17年に及ぶ測量過程で、地図仕立ても何度か変更されている。本書では、伊能忠敬記念館や各地に所蔵される測量下図、幕府上呈図の稿本、大名家献上本の伊能図、および関係資料などをもとに伊能測量の歴史的意義やその測量法・製図法について検証するとともに、伊能図の地図情報(針穴、記号、コンパスローズ、地名など)についても多角的な分析を加える。さらに、伊能忠敬の地図作製が後世の測量地図やシーボルト日本図に与えた影響について検証する。[執筆者]青山宏夫、鳴海邦匡、杉本史子、酒井一輔、小田匡保、小野寺 淳、佐藤賢一、塚本章宏、小野田一幸、兼岡真子、栗栖晋二   Honya Club.com


JPY ¥682
豊かな水をたたえる琵琶湖に抱かれた近江国へ。三井寺の霊験あらたかな泉や、永保寺を囲む奇岩巨石。名刹、延暦寺を深い霧で包み込む深山幽谷。石山寺では蓮如と母の哀切な物語に出会い、百済寺では亡き故郷を望む渡来人の心に思いを馳せる。鐘の音とともに伝わり来る、数千年の時の流れを感じて。第三十一番 三井寺―争いの果てに鐘は鳴り響く第三十二番 石山寺―母の思いと物語に救われる寺第三十三番 延暦寺―最澄の思いが息づく霊山第三十四番 西明寺―焼き討ちから伽藍を守った信仰の力第三十五番 百済寺―生きものの命が輝く古刹第三十六番 石塔寺―"石の海"でぬくもりを感じる寺第三十七番 横蔵寺―最澄と山の民ゆかりの「美濃の正倉院」第三十八番 華厳寺―人びとが生まれ変わる満願の寺第三十九番 専修寺―「念仏するこころ」という原点第四十番 永保寺―「坐禅石」で覚えたふしぎな感覚豊かな水をたたえる琵琶湖に抱かれた近江国へ。三井寺の霊験あらたかな泉や、永保寺を囲む奇岩巨石。名刹、延暦寺を深い霧で包み込む深山幽谷。 石山寺では蓮如と母の哀切な物語に出会い、百済寺では亡き故郷を望む渡来人の心に思いを馳せる。鐘の音とともに伝わり来る、数千年の時の流れを感じて。豊かな水をたたえる琵琶湖に抱(いだ)かれた近江国(おうみのくに)へ。三井寺の霊験あらたかな泉や、永保寺を囲む奇岩巨石。名刹(めいさつ)、延暦寺を深い霧で包み込む深山幽谷(しんざんゆうこく)。 石山寺では蓮如と母の哀切(あいせつ)な物語に出会い、百済寺では亡き故郷を望む渡来人の心に思いを馳(は)せる。鐘の音とともに伝わり来る、数千年の時の流れを感じて。   Honya Club.com


JPY ¥2,310
「歩いて学ぶ歴史」を提唱しその実践を訴え続けた著者が、埋もれていた中世の道を実際の踏査。歩いてはじめて見えてきた信仰・交通・流通に関わる中世の人々や社会の姿を描き、地域に根差した歴史を学ぶ面白さを説く。1 武士団と長者伝説(武士団の成長;辺境の開発と長者伝説)2 港津と交通(初期中世社会史の一齣―産業と交通をめぐって;播磨国福泊と安東蓮聖;神崎川の河口における港の発達)3 神仏と結界(中世山村における神と仏―近江国葛川明王院領について;八天石蔵が物語る結界―「聖の住所」勝尾寺の山論;「当山歴代」にみる中世の須磨寺;高尾と栂尾;湖西の荘園と杣山―摂関家領河上荘など;仏師弁忠と塩小路櫛笥の地)4 熊野詣と社寺参詣(院政期熊野詣とその周辺;熊野詣と京の熊野社―後白河院と今熊野;平安帰属の社寺参詣)5 わたしの古道遍歴付 平戸島志々伎山のこと「歩いて学ぶ歴史」を提唱し、実践を訴え続けた著者が、埋もれていた中世の道を実際に踏査。歩いて初めて見えてきた、信仰・交通・流通に関わる中世の人々や社会の姿を描き、地域に根差した歴史を学ぶ面白さを説く。   Honya Club.com


JPY ¥1,100
遍照山・光明寺―明石市鍛治屋町見江山・大蔵院―明石市大蔵本町蓮台山・西林寺―明石市大蔵町龍華山・転法輪寺―神戸市垂水区名谷町龍華山・明王寺―神戸市垂水区名谷町上野山・福祥寺(須磨寺)―神戸市須磨区須磨寺町桂尾山・勝福寺―神戸市須磨区大手町天照山・明泉寺―神戸市長田区明泉寺町宝積山・能福寺―神戸市兵庫区北逆瀬川町大円山・徳光院―神戸市中央区葺合町再度山・大龍寺―神戸市中央区再度山一王山・十善寺―神戸市灘区一王山町六甲山・多聞寺―神戸市北区有野町唐櫃岩嶺山・石峯寺―神戸市北区淡河町神影若王山・無動寺―神戸市北区山田町福地近江山・近江寺―神戸市西区押部谷町近江高和山・性海寺―神戸市西区押部谷町高和姑射山・東光寺―三木市吉川町福吉祝融山・慈眼寺―三木市久留美虚空山・法界寺―三木市別所町東這寺極楽山・浄土寺―小野市浄谷町白鹿山・掎鹿寺―加東市東条町掎鹿谷宝瓶山・十輪寺―高砂市高砂町横町来迎山・西光寺―高砂市米田町日光山・常楽寺―加古川市上荘町井ノ口生竹山・観音寺―加古川市尾上町池田大藤山・長楽寺―加古川市志方町氷室動林山・横蔵寺―加古川市平岡町新在家野寺山・高薗寺―加古郡稲美町野寺大澤山・善福寺―加古郡播磨町大中補陀山・観音寺―明石市二見町東二見玉林山・長楽寺―明石市大久保町江井島鶏谷山・西光寺―明石市大久保町西脇人々の心の拠り所となる歴史あるお寺や、寺宝・景観に特徴のあるお寺など、独自に三十三カ寺を選んだ1冊。各寺ごとに多彩な写真を添えて詳しく紹介し、アクセスも併記する。三十三カ寺所在図付き。   Honya Club.com


JPY ¥8,800
大規模な遣唐使船団が海原を行き来していた時代。時代の先端を行く、異文化交流を担い、新しい時代文化の創造に直接関わってきた人々の学識や人となり、彼らの遭遇した紆余曲折及びその心中の喜怒哀楽といった感情の起伏と色彩は、文学研究からしか伝わってこない。本書はそのようなスタンスから、古代日本の文化、ひいては中日交流が緊密で頻繁であった古代東アジア文化圏の一端を明らかにする。総論 古代漢詩文の思想理念とその展開第1部 詩人論(大友皇子の伝と詩―近江風流を今に伝える詩人;大津皇子の詩と歌―詩賦の興り、大津より始れり;釈智藏の詩と老荘思想;大神氏と高市麻呂の従駕応詔詩;最盛期の遣唐使を支えた詩僧・釈弁正;奈良王朝の「翰墨之宗」―藤原宇合)第2部 主題論(藤原門流の饗宴詩と自然観;暮春三月曲水宴考;遊士と風流)第3部 国際学会論文時代社会背景を視野に入れつつ文学の作品を読めば、その時代社会の様相を生動的に読み解くことができる。古代日本漢詩文の作品の考察を通して、古代日本の文化、ひいては古代東アジア文化圏の一端を明らかにする書。   Honya Club.com


JPY ¥11,000
一揆や打ちこわしはなぜ起きたのか。押買、米改め、町人のストライキなど、都市騒擾の知られざる実態を発掘。運動に参加した人々が何を真に問題としたのかを追究し、その要因となった政策や社会経済構造を解明する。第1部 都市打ちこわしの世界像(都市打ちこわしの論理構造―日本近世の都市食糧蜂起について;打ちこわしと民衆世界;打ちこわしの記録世界―天明期江戸の政治意識)第2部 構造変動と都市騒擾(都市経済の転換;都市経済と騒擾―高間伝兵衛打ちこわしの構造;米穀売買勝手令と「脇々米屋素人」;都市騒擾と幕藩構造変動)第3部 地方都市騒擾の展開(惣町一揆の論理構造―戸〆騒動の歴史的意義;戸〆騒動の諸相―越中富山・近江下坂本の事例研究;都市騒擾と食糧確保―米改め・蔵改め)一揆や打ちこわしはなぜ起きたのか。押買、米改め、町人のストライキなど、都市騒擾の知られざる実態を発掘。運動に参加した人々が何を真に問題としたのかを追究し、その要因となった政策や社会経済構造を解明する。   Honya Club.com


JPY ¥8,030
寺院と僧侶をめぐる文化史上の諸問題や神祇信仰における仏教の受容を、文献の博捜と遺品・遺構により歴史・宗教・文芸・美術の学際的視点から分析。新しい文化史の方法論を模索する著者が20年にわたる成果を集成。第1 吉野寺と『日本書紀』第2 元興寺の浄人―古代寺院と清掃第3 東大寺の阿弥陀堂―同寺蔵『阿弥陀悔過料資財帳』の一考察第4 神宮寺と仏舎利信仰第5 嘉祥寺と貞観寺第6 近江関寺と藤原道長第7 寺院の宝蔵(経蔵)と院政期の文化第8 聖徳太子と尺八第9 道昌と仁明朝の宮廷第10 明達伝の諸問題第11 解脱上人貞慶と春日信仰   Honya Club.com


JPY ¥1,320
大津・湖東(大津;近江八幡;安土 ほか)湖北(長浜;竹生島;木之本・高月・浅井)湖西(堅田・雄琴温泉;安曇川・今津・奥琵琶湖;敦賀 ほか)歩いて見つける、日本の旅 名城から古戦場まで文化遺産が集う近江路大河ドラマの歴史の舞台をめぐる旅へ日本一の広さを誇り、古来より四季折々の風情が愛されてきた琵琶湖と、歴史ある町並みが残る近江路を完全ガイド。NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の主人公・黒田官兵衛にまつわる黒田家発祥の地といわれる木之本や、同じく大河ドラマ『江ー姫たちの戦国ー』でも注目を浴びた浅井家ゆかりの地・小谷など、歴史の舞台としても話題に事欠かない琵琶湖周辺の見どころをたっぷりと紹介。もちろん、織田信長の夢の跡・安土城跡、国宝・彦根城など、戦国時代に興味をもつ人にとっては興味深いエリア。また、古代に都が置かれた大津、日本仏教の聖地として数々の名僧を輩出している比叡山延暦寺と門前町・坂本、近江商人の町・近江八幡、黒壁の蔵とガラス工芸で知られる長浜など、個性豊かな町並み散策にも最適。さらに、価値ある仏像が多数あることで注目を集めている湖北観音巡りを、写真満載の特で案内。近江牛やふなずし、和菓子をはじめ、近江を代表するグルメから、琵琶湖を眺めながら過ごせるカフェ情報も満載の1冊。【目次】 ■特集・[湖北の歴史さんぽ] 黒田家発祥の地へ ■特集・[湖北の歴史さんぽ] 浅井家ゆかりの地へ ■特集・[琵琶湖・近江路 湖国のグルメ] 近江牛/ ふなずし/ 鮎/ カフェ&スイーツ/ 甘味処 ●大津・湖東 大津/ 坂本/ 比叡山/ 石山・瀬田・膳所 ■特集・琵琶湖の遊覧船に乗る 近江八幡/ 安土 ■特集・安土城跡探訪 五個荘/ 日野・永源寺・八日市/ 彦根/ 信楽 ■特集・琵琶湖博物館で自然と文化を知る [てくさんぽ] 旧東   Honya Club.com


JPY ¥1,980
スチューデントファーム「近江楽座」まち・むら・くらしふれあい工舎は、2004年より滋賀県立大学で行われている、学生が主体となって地域活性化に貢献する活動を行うプロジェクトを学内で公募、選定するとともに、選ばれたプロジェクトには、3つのサポートシステムで活動を援助するという取り組み。地域よし、大学よし、学生よし、現代の三方よしが、実践されている。第1章 学生力(学生、古民家に住まう―とよさと快蔵プロジェクト;限界を超え続ける集落―男鬼楽座;ものづくりからまちづくりへ―エコキャンパスプロジェクト木楽部会;綱渡りのチャレンジ―研究室から地域へ―廃棄物バスターズ;甦れ、河辺林―エコキャンパスプロジェクト生き物部会;「ただいま」と言える日本の伝統家屋を残したい―古民家楽座;バイオディーゼル燃料で地球環境を考えよう―菜の花エネルギー;人々との出会いを力に―くつきチーム;多賀の門前町で培った学力―TTP+;地域での実践活動を通じて福祉や医療を学ぶ―未来看護塾;自分の中のコンシェルジェ―C3;子どもたちとの「歩き方」―活躍する楽座OB・OGたち)第2章 成長第3章 発信第4章 継続データでみる近江楽座   Honya Club.com


JPY ¥6,380
代々受け継がれてきた蔵に眠る秘蔵資料から、「鈍穴流・花文は、開祖が明らかで、流儀の秘伝書も存在し、その技法が五代、150有余年にわたり、現在まで脈々と継承されている日本で唯一の庭園流派である」ことが明らかに。その真実とは―「花文」が誕生した滋賀・近江は庭園の宝庫「花文」の由来と系譜鈍穴流開祖・勝元宗益「花文」代々が書き記した「山村家文書」の全容鈍穴の庭、歴代「花文」の代表的庭園作品選近江商人によって育まれた「花文」の庭園業近代から現代に継承される作庭の流派としての「鈍穴流」の評価と価値鈍穴流「花文」の作庭を支えた伝統工法や道具類庭園に使用した材料から見た鈍穴流作庭の特徴について「山村家文書」に見る近代の庭仕事の手間賃ならびに庭園材料の値段と仕入れ先「花文」の歩みを彩る歴史秘話「花文」を守り育てるための新たなる挑戦本書の成果とそこから展望できる今後の造園会が取り組むべき課題慶応元年に創業し、由緒正しい作庭流派「鈍穴流」の継承者である造園業「花文(はなぶん)」のルーツから現代に至る150有余年の業績(作品)と営み(生活史)を秘伝書や大福帳等から説き明かした造園家必読の一大叙事詩!「花文」こと山村家は、五代150有余年にわたり営々と滋賀県東近江市五個荘金堂の地で造園業を営んでいる。特に明治から昭和の初期にかけては雪月花を愛でる100指に余る「近江商人」の本邸・別荘ならびに有名社寺の作庭を手がけてきた。その出来映えは「鈍穴の庭」として専門家からも高い評価を得ている。本書は、山村家に代々保管されている開祖・勝元宗益直筆の秘伝書・自叙伝や庭景図(日本最古の部類の庭園設計図)ならびに歴代「花文」の代表的庭園作品39選、それらを支えた一子相伝の伝統工法や造園道具類の解説。また、それぞれの庭園ごとに使用さ   Honya Club.com

(PR) 懐風藻

JPY ¥1,375
七五一年に編纂された日本最古の漢詩集『懐風藻』は、『風土記』『古事記』『日本書紀』『万葉集』と並ぶ国家創成時の貴重な史料、魅力満載の文学作品である。近江朝から奈良朝時代、律令制天皇国家樹立をめざした大友皇子、大津皇子、藤原宇合や遣唐留学生などの詩、新時代への讃美や清新溌剌とした若き気漲る佳品、百二十編の文庫版初の全訳注。大友皇子・二首(伝記)河島皇子・一首(伝記)大津皇子・四首(伝記)釈智蔵・二首(伝記)葛野王・二首(伝記)中臣大島・二首紀麻呂・一首文武天皇・三首大神高市麻呂・一首巨勢多益須・二首〔ほか〕751年に編纂された日本最古の漢詩集『懐風藻(かいふうそう)』は、『風土記』『古事記』『日本書紀』『万葉集』と並ぶ国家創成時の貴重な史料、魅力満載の文学作品である。近江朝から奈良朝時代、律令制天皇国家樹立をめざした大友皇子、大津皇子、藤原宇合(ふじわらのうまかい)や遣唐留学生などの詩、新時代への讃美や清新溌刺とした若き気漲(みなぎ)る佳品、120編の文庫版初の全訳注。   Honya Club.com


JPY ¥7,480
日本最大の醤油産地野田の、最有力醸造家に関する初の総合研究。一業専心的な醤油醸造家・資産家として高梨家が果たした地域社会への貢献、地域の工業化や関東市場との関わりを、3万点に及ぶ史料から明らかにする。近代日本資本主義と醤油醸造業第1部 高梨家の醤油醸造(高梨家の経営理念―家訓とその特質;近世における醤油生産と取引関係;醤油醸造業における雇用と労働;明治後期・大正初期における醤油醸造経営とその収支;明治後期・大正初期における醤油生産の構造―各蔵の特徴と機能;近代における原料調達―交通インフラ整備の進展と原料産地の変化)第2部 高梨家と関東の地域経済(高梨家の醤油醸造業と上花輪村周辺地域―樽・絞袋などを中心に;高梨家の江戸店「近江屋仁三郎店」の成立と展開;近代期の高梨(近江屋)仁三郎店と東京醤油市場;江戸・東京の酒・醤油流通―生産者から消費者へ;高梨家醤油の地方販売の展開;近代高梨家の資産運用と野田地域の工業化)総括と展望高梨家が果たした地域社会への貢献、地域の工業化や関東市場との関わりを、3万点に及ぶ史料から明らかにする。   Honya Club.com