虹は見る者の立場によってどのようにでも見える。ものの見方を文科と理科とに分けるとするならば、虹ほどその両面を合わせもつ現象は少ない。文科と理科とをむすぶ架け橋ともいえるだろう。本書は、虹を通して見たひとつの文化史の試みであり、虹の科学的研究史とその到達点を述べた書である。第1章 君は虹を見たか第2章 虹の語源と発音第3章 虹の神話と伝説第4章 虹は七色か第5章 ムーンボウのこと第6章 虹をつかむ男第7章 虹の幾何光学的理論第8章 虹の波動光学的理論第9章 虹の複素角運動量理論と厳密解第10章 スターボウとアトミックボウ―宇宙に架かる虹・原子に架かる虹付章1 地面に横たわる虹付章2 人工虹を作ろう
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