16人の先輩地理学者に、地理学者としての歩み、当時の学校制度・地域社会などの状態、現在の地理学に対する意見、地理学を志す人に対する助言を、インタヴュー形式で自由に発言していただいた記録が本書である。目標を気候学に決めて―福井英一郎先生に聞く観察と聞きとりと計測を―岸本実先生に聞く歴史的風土で培われた地理学―小牧実繁・織田武雄先生に聞く農民生活に立脚した地理学研究―上野福男先生に聞く風土の解明をめざす―矢沢大二先生に聞く戦前の思い出―飯本信之先生に聞く地理学は地誌をめざして―幸田清喜先生に聞く学会で学ぶ―篭瀬良明先生に聞く研究生活をめざして地理へ―竹内常行先生に聞く地域に結びついた仕事を―浅香幸雄先生に聞くまず事実を明らかにする―岡山俊雄先生に聞くフィールドワークの楽しみを研究の土台に―矢嶋仁吉先生に聞く地理学への傾倒―木内信蔵先生に聞く地理学は世の中に役立つ―山本荘毅先生に聞く実学としての東北研究―地理学と民俗学と―山口弥一郎先生に聞く近代日本地理学史の一断面をみる―竹内啓一これからの地理学を―正井泰夫
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