丹沢山系・大山周辺に秘められた豊富な「徐福伝説」…秦氏・波多野氏の刻む日本人のルーツに迫る。第1篇 徐福王国相模(神奈川(相模)における徐福伝承;徐福伝承を伝える人々;日本古代史における徐福の存在の重要性)第2篇 相模の古代(相模国と東大寺別当良弁僧正)第3篇 秦氏の都・秦野(秦野地方の略史;秦野と波多野氏の興亡;相模の地名の由来と伝説)第4篇 古代イスラエル人の目指した蓬莱国(大山に関する情報;大山とヨセフ伝説の国)第5篇 日本人のルーツ(イワクラに関する秦氏視点からの考察;日本の超古代を語る「古史古伝」の真相)丹沢山系・大山周辺に秘められた豊富な「徐福伝説」…秦氏・波多野氏の刻む日本人のルーツに迫る!「秦の始皇帝の時代に不老不死の霊薬を求めて、蓬莱(ほうらい)の国・日本列島に渡ってきた徐福(じょふく)のことは、近年益々注目されるようになってきた。『史記』によれば、徐福一行が目指したところは、蓬莱、方丈(ほうじょう)、瀛州(えいしゅう)とよばれる三神山の地である。その蓬莱の地がどこかということについては、各種異論が提出されている。徐福は伝説の人で、実在しないという説もあるが、しかし中国、韓国、日本には徐福の事跡をもつ地が多数存在しており、徐福の歴史的実在性は疑いえなくなっている。…… 神奈川県では、徐福一行の伝承地のことは、従来あまり取り上げられてこなかった。しかし、神奈川県藤沢市の妙善寺に福岡家の墓があり、徐福の子孫であると刻んだ立石があることが判明した。そして、その記述内容から、更に多くの徐福伝承地が発掘された。相模国は、蓬莱山と呼ばれた富士山との繋がりが強く、徐福伝承を伝える重要な拠点の一つであった。本書では、神奈川の徐福伝承地を発掘し、これをベースに、日本の徐福伝承
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